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2022年早々に雪が降った渋谷【写真30枚】

2022年1月6日、新年に突入してまだ間もない頃に東京には大雪が降った。2018年1月以来となる4年ぶりの大雪警報も発表された。午後7時には積雪がほぼピークとなり東京都心では10センチの積雪も観測されたほど。

自分を含む雪国出身の人からすれば、雪ごときで騒ぎすぎ。と感じてしまうところだが、東京では中々降らない雪といつもの景色を目の当たりにすると嫌でも胸の鼓動が高鳴ってしまう。それは僕が写真撮りだからなのか、心を持っている人間だからなのか。。。みなさんはどんなことを思いながら東京の雪景色を見ていたのでしょうか。

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渋谷に雪が降りだしたのは平日の11時過ぎ。事前に雪予報が出ていたため、最小限の防寒対策と撮影準備をして出勤。

いつものように仕事をしていると同僚が「雪降ってら!」と騒ぎ出す。遂に来たか、、と思いつつ心を奪われないように仕事をこなしていたが、押し殺しきれない期待と興奮。昼休みに突入した瞬間にカメラを持って渋谷の街に繰り出しました。

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見事な大雪。まさかこんなに降るとは。。しばらく実家の札幌には帰れていなこともあり、久々の雪には否が応でも大興奮。

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浮かれているのか、嫌がっているのかよくわからない東京都民の反応は印象的でそんな様子を楽しみながら渋谷を練り歩く。

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4年前の大雪の頃は公共交通機関が心配で家でおとなしくしていた。今回も休日であったならもしかすると家でじっとしていたかもしれない。出勤日であったことはむしろラッキーだったのでは。

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いつもは厄介でしかないスクランブル交差点。雪だからといって通行量が減るわけではありませんが、動揺しながら歩いていく人々と雪にも負けず自転車やキックボードで移動する人、色んな人がいるのがこの交差点の唯一いいところです。

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上品とは言い難いセンター街でも雪が降ると、そこには「情緒」を少しだけ感じ取れる。ほんの少しだけだけど。

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通常の撮影であれば試行錯誤しながら撮影しているが、今回は何か特別な視点を持って撮影することはあえてしない。

しいて言えばいつもの光景を意識して撮る。腐るほど見てきたあの街は雪が降るとこう変貌する。を表現したかった。

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雪が降ったらここは撮っておきたかった台湾料理屋の麗郷
佇まい、角、質感といい非常に好みのロケーション。運がいいの悪いのか郵便屋さんがフレームIN。雪の中ご苦労様です。

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かなり短い時間ですが、奥の方まで来ました。いつも渋谷で撮影するならなんとなく周るコースの縮小版を巻いて移動しました。その中でも降雪ということもあって何を撮っても画になるのは雪の魅力なのでしょうか。

撮り切った満足感と路面に残る雪景色への期待感の中、仕事を終わらせ夜の渋谷へ

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18時ごろには完全に雪は降り止んでいたため、僕が行く頃には人と車が通る場所ではほとんど雪は融けていた。

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それでも雨上がりとはまた違う悲壮感というか儚さがそこには残っていました。「雪の写真」ではないですが、降雪後にしか見れない光景と温度感がファインダーから伝わってくる。

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忠犬ハチ公の頭上に残る雪。こんな寒い中でもじっと待ち続ける忠実な犬は他にはいないでしょう。お見事。

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融けだした雪が通行人の足元の自由を奪う。怖がりながら歩く通行人と余裕そうに早歩きするおそらく雪国出身者たち。

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出来上がった写真を見ると出勤日であるにも関わらず、あたかも休日かのように撮り歩いていた量と角度がそこにはありました。雪や雨はスタミナとの闘いもあるのでこのくらいの時間で短期集中したほうが意外と写真のクオリティも高くなることが多い。

長時間撮り歩けばいいってわけでもないので、写真って難しい。

さて、長々とお届けした雪の渋谷は以上となります。なにか心に残る写真があればぜひぜひコメントで教えてください。

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