写真展開催まであと数日になったわけだけど
先日、写真展「某東京」開催のお知らせを投下しました。
今日はその小話を少しさせていただきます。
まずはタイトルの「某東京」に込められた意味について
「東京ってこうだようね」を具現化するのがこの写真展の出発点でした。
しかし、もちろん様々な要素を含むのが東京という街ですから、たかだか数枚の個人の写真で表現するには無理があるし、共感性の少ないエゴの押し付けになってしまいます。
前回の記事でも触れたとおり、ビジネス、ショッピング、観光、日本の中心等というのが多くの人が抱いている東京のイメージでしょう。しかし、実際にはこれは東京のほんの一部でしかありません。もっと言えば、東京という街は人によっては全く異なる街に見えているとも思っています。
「某東京」を実現するにおいて、人による東京への認識のズレを表現する必要がありました。
そのためにはグループ展は必須。さらには3人で撮影に行っても全く違うタイミングと視点で切り取るバラバラの感性が必要でした。
意地悪な捉え方をすると、グループ展によるごちゃまぜを正当化するために「某東京」という汎用性の高いタイトルを付けたと思う方もいるかもしれませんが、、その認識でもいいと思っています。
なんせごちゃごちゃしているのが東京でしょう。全てに秩序を持たせて表現できるものでもないでしょう。
とはいえ、お客様に見ていただくのが写真展ですから、ごちゃつきの中にも見やすさを非常に意識しています。
他のグループ展ではあまり見ないような見やすさが「某東京」にはあります。できるだけ整理された環境で、それぞれ全く性質の異なる写真から東京という共通項を楽しんでいただければと思います。
あまりこんなこと宣言する写真展もないかもしれませんが、上記の写真の展示が決定しています。この写真はInstagramのストーリーズでアンケートを集計し、いつも写真を見ていただいているフォロワーの皆様に決めていただきました。
忙しないオフィス街に安らぎを与えてくれる桜。窮屈に植えられた桜の木は所謂絶景ではありませんが、暮らしに溶け込む少しの癒し。まさに都内の春。
このようにしっかりと意味を持たせた写真もあれば、分かりやすくシンプルに「こんな場所が東京に？」と思ってもらえるような写真もチョイスしています。
テーマに寄せすぎるがあまりに個性を殺してしまってはそれぞれの東京は表現できないので、あえていつも通りの写真を選んでる節もあります。
既に展示する写真は手元に届いており、そのクオリティに驚いてしまっています。
手前味噌にはなりますが、どれも最高の出来栄えとなっています。これまで僕の写真を楽しんでいただけていた方であれば絶対に満足させられると確信しています。
そんな写真展「某東京」は、以下の要項で開催されます。
開催日時
2023/11/3（金） ～ 2023/11/5（日）11:00～19:00
※最終日11/5（日）は17:00閉場予定となります。
入場料
無料
会場
EBISU ROOM
JR恵比寿駅（山手線、湘南新宿ライン、埼京線）西口から徒歩3分
東京メトロ 恵比寿駅（日比谷線）西口から徒歩4分
住所：〒150-0022 渋谷区恵比寿南1丁目12-1 えいしん会館1F
当日は出展者の在廊も予定していますので是非お越しください。
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A4の大迫力で味わえる紙版、どこでも写真を見れるデジタル版の二種類を用意しています。
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