マガジンのカバー画像

焙煎集

26
詩的焙煎の記録
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

4.コロンビア・スプレモ

4.コロンビア・スプレモ

今回はコロンビア・スプレモを深煎りに。深く、深く、その先に。いつも通り、コンロ周りにアルミホイルを敷いて、換気扇を回して、生豆100gを手網に入れて、強火に。右手を振る、たまに左手に持ち替えて振る、また右手を。豆の色の変化が緑から黄色へ変わり、7分を過ぎたところから1ハゼが起き、黄色から茶色に変わっていく。右手を振る。2ハゼは12分過ぎたあたりから始まる。右手を振る、まだ深く。右手を振る、より深く

もっとみる
3.グアテマラSHB

3.グアテマラSHB

今回の焙煎は、グアテマラのSHBを深煎りに。グアテマラと書いてガテマラと呼ぶようになるのが珈琲屋への第一歩なのかもしれないと、つまらないことを思いながら、生豆100gを計量し手網へ。トレーニングなので、どこのどんな豆でもよいのだが、今回は明確な理由もあって、ガテマラを焙煎した。理由も背景も伝えないほど味が出る、きっと気持ちや思いすらも。理由は、知りたい人が知りたい時に知りたい場所で知れるものだろう

もっとみる
2.エチオピア・モカ

2.エチオピア・モカ

2回目の焙煎で使った豆は、これまた定番エチオピア・モカ。(200g購入したので、100gを2回に分けて焙煎。正確には2、3回目ということになる)珈琲の起源、原点、源流、であるエチオピアを思い、焼く。ただ行ったことはない、だからこそ思うのだ。中煎りを目処に、華やかな香りとベリーのような味わいを鼻口で想像しながら、手網を振る。気温が低いからか、火力が弱いからか、中々爆ぜない。ようやく1ハゼが起きたのが

もっとみる
1.ブラジル・ラゴア

1.ブラジル・ラゴア

はじめて焙煎したのは、定番ブラジル・ラゴア。まずは手網焙煎から。生豆を100gで買ったと思い込み、全量網に入れて焼いたが、実は200gだったみたいで気づいた時には時すでに遅し。やけに右腕が疲れるなあと、焙煎している最中ずっと思っていた。目標は中深煎りだったが、200gで焼いたため、かなり焼きムラがあり、中煎り程度にしか焼け切れていない豆も多かった。時間にして15分30秒ほど、100gなら割と上手く

もっとみる