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4.コロンビア・スプレモ

今回はコロンビア・スプレモを深煎りに。深く、深く、その先に。いつも通り、コンロ周りにアルミホイルを敷いて、換気扇を回して、生豆100gを手網に入れて、強火に。右手を振る、たまに左手に持ち替えて振る、また右手を。豆の色の変化が緑から黄色へ変わり、7分を過ぎたところから1ハゼが起き、黄色から茶色に変わっていく。右手を振る。2ハゼは12分過ぎたあたりから始まる。右手を振る、まだ深く。右手を振る、より深く。右手を振る、さらに深く。右手を振る、もっと深く。右手を振る、ここ。時計が示す18分30秒を横目に、団扇で扇ぐ。2日ほど置いた豆は、まだ落ち着いていない様子だが、深煎りには辿り着いたみたい。焙煎から一週間、味は落ち着き、しっかり苦味が出ている。ボディは強くないが、深煎りでも飲み易く、重過ぎない。旨味があればさらに良い。旨味を出したい。まだまだ足りない。泳ぎ始めたばかりの海、気長に潜っていこう。ほんの少し大海の深さを感じた。

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