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人はなぜ年末ジャンボに並ぶのか?
いやはや予想はしてたけど、これほどとは……。“その場所”には、すでに250人ほどの行列ができていた。時間は午前6時50分。通勤ラッシュにもまだ早い銀座・数寄屋橋交差点の歩道沿いにズラリと並ぶ人の列は、見ている間にもどんどん延びていく。その先頭にあるのが、宝くじのメッカ「西銀座デパートチャンスセンター」。そう、今日は年末ジャンボ宝くじの発売開始日なのである。
なるほど、だからみんな並んでるんだ
10年前のベストセラーはこんなだった
【10年前の雑誌連載原稿の再録です】
以前、とある飲み会で某大企業のOLさんと話す機会があった。見るからにフツーのOLさんで、あまり共通の話題もなかったので、「有名人では誰が好き?」なんてありがちな質問をしたところ、返ってきた答えが「織田裕二と福山雅治」。あまりにベタなセレクトに一瞬“ギャグか?”と思ったが、どうやら本気でファンらしかった。あいにくその2人に何の興味もない私は「ふーん……」とし
萌え系じゃない秋葉原
※2005年3月4日取材/初出「DO YOU?」(ソフトバンクパブリッシング)
秋葉原といえば、最近では電気の街というよりオタクの街、萌え系の街のイメージが強い。が、今回はあえて昔ながらのアキバワールド、それもコアな電気マニアが集まる電子パーツ屋を訪ねてみることにした。
向かった先は、知る人ぞ知る老舗「秋月電子」。実は10年ほど前に、とある企画でガイガーカウンターが必要になり、この店でキッ
なんでわざわざ珍獣を飼う?
キョーッキョーッピャーピャーピャーバサッバサッカリカリカリ……と、ひっきりなしにいろんな鳴き声やら物音やらが聞こえてくる。目をつぶればジャングルにでも迷い込んだかのような気分になるココは、千葉県柏市にある珍獣ショップ「ヴァンパイア」。
いや、目を開けても、目の前にはワニがいるし、右手の水槽にはヘビが、左手ではワシだかタカだかのヒナ(といっても結構デカイ)が盛んに羽ばたき、奥にはカメ、足元のケ
婚約指輪は給料の何カ月分?
(※2005年4月23日取材)
婚約指輪は給料の3カ月分。昔、映画館で本編上映前に、そんなCMがよく流れていた。刷り込みというのは恐ろしいもので、いまだに『ゼクシィ』の「押忍!花ムコ道場」というコーナーに「指輪って、給料3カ月分じゃなきゃダメすか?」なんて相談が寄せられてたりする。幸か不幸か私の嫁はジュエリーに興味がなく、結婚もなりゆき感覚だったのでわざわざ婚約指輪を買ったりしなかったけれど、
フェラーリ買ったら人生変わる?
「フェラーリに乗ってる人」というと、どんな人物像を思い浮かべるだろう。昔だったら不動産で儲けた青年実業家、今ならIT長者といったところか。もしくは、三度の飯よりフェラーリが好きな筋金入りのエンスーとか? いずれにしても、“一般人とはちょっと違う世界の人”というイメージがあるのではないか。
「去年の6月にF355を買ったんですけど、こないだF348に買い替えまして。来週納車なんですよ」
なんと
いつか仏壇を買う日は来るのか?
東京メトロの稲荷町駅から田原町駅の間。ほんの1㎞ほどの通り沿いに50数軒の仏壇・仏具店がひしめいている。いわば“仏壇界の秋葉原”みたいな街であるが、次々新製品が出る家電やパソコンならともかく、仏壇なんて一生に一度買うかどうかのものだろう。こんなに店が集まってて、どーすんだ!? はたして商売成り立ってんのか? そんな疑問を胸に、お盆の仏壇街に出かけてみたのだが……。
とにかく人がいないのだ。カ
東京タワーで東京みやげを
※2005年6月24日取材
そのフロアに足を踏み入れた瞬間、「アレッ!?」と我が目を疑った。薄暗い蛍光灯の下にいかにも昭和な感じのダサいみやげ物屋が並んでいたはずなのに、目の前に現れたのは新幹線の駅にあるような小ぎれいな売店で、オシャレなカフェなんかもある。照明もモダンで明るく、どこかのショッピングモールみたいな雰囲気なのだ。
ココは東京タワーのタワービルの2F。東京みやげといえば、やはり
天災は忘れた頃にやってくる
(※2005年9月1日取材)
9月1日は「防災の日」。今年は大きな地震や水害が多かったこともあり、新聞や雑誌、テレビでも、例年以上に防災関連の話題が取り上げられた。そういう記事や番組を見ると、「ウチも非常持ち出し袋のひとつぐらい用意しとかないとなー」なんて思うのだが、なかなか買いに行く機会もないし、いざとなるとお金がもったいない気がして結局買わなかったり……ということを続けて幾星霜。気がつけば