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ぺこぺこ謝り合う親たち 

FBで500以上いいねがついたからnoteに転載しておく投稿。

子育て支援の場に行った。

親たちが自分の子どもを常に監視していて、
子ども同士が近づいて関係を持ったり、ぶつかったりすることを
丁寧に阻止してしまうから、子ども同士の関係が生まれない。

親子がセットで遊んでいて、
子ども同士の自由な交流ができないし、

そこにいる支援者は、
おもちゃの正しい扱い方、遊び方を教えてくれてしまい、
子どもが創意工夫する時間や勝手に違う使い方をして楽しんだりすることができない。
さらに、一家族に一つのおもちゃを与えて、むしろ子どもたちが関係性を持たないように働きかけたりしてしまっている。

親たちが使う言葉は、

「すみません」「貸してあげなさい」「順番ね」とかで、

言葉がない場合は、
「うちの子が使おうとしていたのに」という冷たい視線がなげかけられるか、求めてもいないのに「ぺこぺこ」謝り続けられてしまい、
謝られた方は「すみません」とか「いえいえいいんですよ」なんて言わなければならなくなる。

そういう状況だから親同士も仲良くなるきっかけがつかみにくい。

たくさん置いてあるおもちゃは、そこにいる親子の数だけ必要という感じに十二分に用意されていて、取り合いが起こることなく、もしそのおもちゃが使えなければ、魅力的な代替品が並んでいるから、そちらに気を逸らせばいいだけになっている。

楽しいけれど、これで親子が発達するのかな。
学校に入ってから、うまくやり取りできるようになるのかな。
発達や子育ての支援になっているのかな。

よりよいおもちゃがあれば、子どもはいい子でいられるという発想が身についてしまうのではないかな。

子育て「支援」が始まって30年。

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