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相手のための質問か、自分のための質問か。

社内でコーチング研修を実施したことは、以前「note」に記載させていただいた。「オートクライン効果」について、参加者の反応が高かった。

一方、属性で見ると、管理職層から反応が大きかったのが、今回記載させていただく「相手のための質問か、自分のための質問か。」という問いかけであった。

コーチングにおける質問の目的は「相手の中にあるものを引き出す」ことである。相手の中にあるものを引き出すとともに、曖昧なものを明確にし、具体的にしていく。そのためにいろいろな角度からの質問をしていく。つまり”相手のための質問”だ。

一方、通常の質問の目的は、質問する側の「情報収集」となることが多い。職場の中でよく耳にする質問はこういったものではないだろうか。

例の案件は納期に間に合いますか?
その提案で計画達成できますか?
このペースで残業時間を減らせるの?

この質問に”相手のため”という視点を加えると、

例の案件を納期に間に合わすためには何ができますか?
計画達成に向けてどんな提案が考えられますか?
何があれば残業時間が削減出来ると思う?

となり、相手に考える機会を与えられる。

研修に参加した管理職メンバーは思い当たる節が多かったようで、頷くそぶりを見せる人が多かった。また、アンケート結果からは、日頃からなんとなく感じていることが、「相手のための質問か、自分のための質問か。」というひと言により具体化したという声もあった。

日常的な会話も、”相手のため”という意識と、ちょっとしたスキルで高度化が図れる。改めてコミュニケーションの可能性を感じ、日々の問いかけを大事にしたいと感じた。

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