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いつもお伝えしている通り、病気の原因は、ミトコンドリアの劣化が9割です。それはガンもしかり。

ミトコンドリアは、筋肉細胞の中に多くいます。だから運動をして、筋肉を増やし、ミトコンドリア量を増やすことは、健康を維持するには絶対的に欠かせません。体全体のバッテリー量を増やすのが目的です。

この本の著者の石黒先生は、消化器外科医です。
だから、胃がんや、大腸がんを手術するのが主な仕事です。

そして、あるとき、はっ!と気づいたそうです。

男性でも女性でも、進行がんでも早期がんでも、
「ガン手術する人の腹筋は、筋肉も筋膜も薄い!」という事実にです。
簡単に開腹ができるそうです。

この先生いわくは、「筋トレをすることで得られる効果は慢性炎症の改善」です。筋肉は動かせば動かすほど、筋肉からミオカインと呼ばれる伝達物質を放出します。このミオカインが全身の炎症を抑えるとのことです。

ガンは、慢性炎症が持続することによって発生することがわかっています。多くのがん患者さんの筋肉が薄かったのは、慢性炎症の結果です。

イングランドとスコットランドの8万306人で、平均9.2年の経過観察をして、運動と死亡率の関係性を見た研究がありました。

運動の種類は、
①有酸素運動
②筋トレ
③有酸素運動+筋トレ

その結果、①~③どれでも、死亡率は低下させることができました。
ただし、ガンだけは、②と③では死亡率は低下しましたが、①では死亡率の低下は認められませんでした。

すなわち、筋トレがガンの予防にはとても大切ということです。運動をすることで、リンパ液が流れ、免疫細胞が体中をめぐるようにもなります。

ミトコンドリアが増え、元気一杯になり、体も若返り、病気の予防にもなる「筋トレ」。

ぜひ、日々の習慣として取り入れていってください。

(参考)

https://note.com/nobu_yoshi/n/n84c865f4df72


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