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脾胃が弱ったときに注意することをまとめてみた

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養生担当 ”のぶ” こと千葉宣貴です。

今回は脾胃が弱ったときの養生をお伝えします。

購読者の皆さん、宜しくお願いいたします。

はじめに

「脾」をしつこく語る理由は、その他四臓の中心だからです。

また養生は後天的な活動です。

そのため、気血津液の生成にかかわる脾胃を養生の中心におくことが重要です。

この記事の目標は、中心が弱ったときの注意点を理解していただくことです。

脾胃が弱っている日常生活のサイン

事前に持病を含めて気づきやすい脾胃が弱っているサインを挙げます。

例)
・ぢ核
・胃痛
・嘔吐
・吐き気
・下痢(泥状便)
・便秘(便意がない)
・腹痛(下痢や便秘をともなうこと有)
・頭重
・頭痛(全体、前額部)
・歯の痛み
・食欲不振
・唾液が多い
・口角に唾液がたまる
・水分を一気にとりすぎる
・全身の倦怠感
・四肢のだるさ
・服を脱ぎたがる
・関節炎
・関節リウマチ etc..

多いですね、、、
これらが自覚できるときは以下で健脾で養生しましょう。

健脾



健脾は養生の基本にしておくことをお勧めします。


これをやると良いよりも「これはNG!!」であることの方が多いですね。

仕事では、やることより「やらないこと」を決める方が効率が良いといわれます。

養生もおなじです。まずは「やらないこと」を決めてみましょう!


その他「これをやると調子いい」「これをやると調子悪くなる」といったことを自分なりに把握しておくことも大切になります。

「自分にベクトルを向ける」心構えをもちましょう。


脾胃が弱っているときに注意する自然の変化


自然環境の変化を東洋医学では六気や六邪、六淫とよんでいます。

当然ながら、脾胃が弱っているときに邪がはいるとより悪化します。

そこで、脾虚に各邪を組み合わせたものを紹介します。

( a )脾虚と風邪(木・春・中風病)

病理
ー脾虚があるときに風邪がはいると腎からの津液が乾き、不足します

それによる潤い不足で虚熱が発生します

また、相克関係(木克土)にあたることも考慮できるとよいですね。

病証
ー発生した虚熱はおもに表裏関係の胃および足の陽明胃経に波及します。

または、脾の五主である肌肉に虚熱が停滞します。

例)
・口苦
・咽乾
・腹満
・脇下満痛
・身体が重い
・手足がだるい
・寝ころがりたい
・身体が黄色くなる etc..

養生は風邪から身を守る余分な熱を冷ますこと、潤いをおぎなうことが目的になります。

例)
・防風素材のアウターを選ぶ
・症状の急激な変化に一喜一憂しない
・肌の露出を少なくする(特に背中=陽、風門)
・余分な熱を冷まし、潤いをおぎなう食材をとる
(トマト、瓜系、キウイ、なす、スイカ、豆腐、豚肉 etc..)
・『酸甘化陰』自然の甘さと酸味の組み合わせを一食に取り入れる  etc...


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