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最近考えていること、これから書いていきたいこと

Noteに登録して早2年。つまり転職して約2年が経ったのだと思うと感慨深い。改めて残りの半生をどう生きるのかを考えていて、たくさんやりたいことが出てきた。一つは本の出版だ。ハードルは高いが、私の生きた証として、また将来、社会に出る娘に向けて書きたいと思った。

私は瀬戸内海に浮かぶ、のどかな島の漁師町で生まれた。良い意味でも悪い意味でも特殊な環境で育ったのだと自分の人生を最近振り返っている(当時の私は感じていなかったが)。祖父は漁師、父は鳶職という家系であった。決して裕福ではなかったが、両親は私たちに(私には妹がいる)愛情を注ぎ、育てくれた。
小学1年生の時、急性腎炎に罹り、大学病院に入院することになった。入院中、薬の不思議さに興味を持ち、薬に携わる仕事を志すと決めた(Note参照)。近所の人で大学進学する人は稀であり、父親から高校卒業後は鳶職になるようにと言われた。夢を諦めきれない私を母は後押ししてくれた。母は、中卒でお金を稼ぐことができないため、看護学校に入り(私が小学6年生の時だった)、勉学に励み准看護師の資格を取り、経済学にも支援をしてくれた(後に父も私の夢を後押ししてくれるようになった)。
特殊な環境で育ったものの、自分なりに勉学に励み高校に進学することができた。高校生時代、友人に恵まれ、大学にも進学することができた。偏差値40台の高校ではあったが、私にとっては中学までとは違う世界が開けたことを鮮明に覚えている。経済的には裕福でなかったため、部活をしながら朝の新聞配達と夜の飲食店でのバイトを続けた。とにかくバスケットボールにすべての神経を注いでおり、主将として県大会に出場できたことが良い思い出だ。親が苦労してお金をかき集めてくれた借金と奨学金で大学を卒業することができた。もっと勉強しておけば。。。と思ったことはあるが後悔はない。その時々の経験は今に生きている。
社会に出て早20年、定性的な経験則からも高学歴≒収入ではないことは明白だ。ただし、学歴はその個人の学生時代の努力の結果を示しているものでもあり、“継続して努力できる”“(受験という)一つのことに集中して取り組める”ことの証であると思う。加えて、社会に出て必要とされる知識(必ずしもビジネスということではなく、教養という観点を含めている)を他者よりも有している可能性が高いことを示唆するのだと解釈している。一方、親の収入と偏差値の相関は証明されており、学ぶ環境が整っていることが偏差値や学歴に大きな影響を与えているとも感じている。たしかに、裕福であり、余計なことに神経を使わなければ。。。ということを思わなかったと言えば嘘になるが、人生100年時代と云われており、何歳であろうが遅いということはない。今からで学びをスタートすることができるのだ。政府のリカレント教育を推進しており、自分の“志”次第でチャンスはいくらでもある。私は35歳を過ぎて大学院に入り、経営学修士を取得した。英語についても35歳を過ぎてから学び、現在はフランス人の上司と英語で仕事をしている。44歳という人生の折り返しを迎えた年、振り返り「もっとこうしとけばよかった」と思うことは多々あるが、その時の環境下においてベストを尽くしてきた。後悔はない。もちろん、「タラれば」はあり、そういった反省の念を言語化していきたいと思う。

Noteにて、私がこの半生において実践してきたこと、実践しておけばよかったと思うことを書いていきたいと思う。私自身も、みなさんと同じく悩み葛藤するビジネスパーソンの一人なのだ。日々、葛藤しながら懸命に生きている方々に一つでもヒントを掴んでいただくことを意図して書いていきたいと思います。取り分け、次のような方々にとって、これからの人生を変えるきっかけになれば幸いです。

第一に、「20~30代の現状をもっとよくしたいと切望しているビジネスパーソン」です。私は現在、幸運にもマネジメントのポストにありますが、順風満帆であったわけではありません。「なぜ、うまくゆかないのか?」という葛藤を抱え、色々なことに取り組み、試行錯誤してきました。よって、同じような想いを抱える方々に読んでいただきたい。
第二に、「少しでも明るい将来を掴みたいと切望しているすべての高校生や大学生」です。前述にもある通り、学歴は収入に相関がありますが、必ずしもそれだけではありません。様々な要因から成り立っており、今通っている高校・大学の偏差値が低いから自分はもうダメだと諦める必要はまったくありません。今からでもやれることはあるはずです。私自身、大学4年生の時、学ぶ重要性や楽しさを感じ、そこから奮起した人間の一人です。

日々の仕事を通して意識すべきだと思うこと、意識しておくべきだったなと思うことを自戒の念も込めて書きたいと思います。また、実践するために、どのような工夫をしているの?についても可能な限り触れ、みなさんの行動を変え、理想とする未来に少しでも近づけるための一助となればうれしい限りです。


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