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【勝手に人生相談 No.317】女性のお茶当番廃止したい (石川県・40代女性)

▼ご相談内容▼

40代の契約社員女性。

10年勤める職場でのお茶当番について相談です。当番の慣習は私の入社前から女性だけにあったそうです。

忙しくても朝はコーヒー、午前11時、昼食、午後3時にはお茶を出し、終業時には茶碗洗いです。

当番は週3、4日の頻度です。お茶当番で仕事が立て込み、残業することもあります。

男性は、「悪いね」などと声をかけてくれますが、手伝うことはありません。

他の女性たちは、「天下りの偉い方が多いから仕方がない」と言います。最近、違和感をひしひし感じ、思い切って廃止を提案したいと思います。

一挙に廃止するのではなく、自分の茶わんは洗ってもらうことから始めたいと思います。

ただ、男性や古参の女性から非難を受けそうで正直迷っています。

職場の和を乱さないためにどのように切り出したらよいか思案中です。
こんな私の背中を押してください。

石川県・40代女性

▼やまのぼ回答▼

 単なるお茶当番を、続けるかやめるかの問題ではないように思います。

 職場の女性の扱い方が、根本的に間違っているようです。お茶当番は女性が担当して、当り前という風潮が蔓延して、当り前の風景になっているのでしょう。

 ところで、訪問した客先で、お茶の接待を受けるときを想像してみれば、無作法な男性が淹れてくれたお茶より、女性のそれの方が断然いいと思います。

 これは、私が男性だからではなく、女性であってもそうだと思います。

 それが、いいとか?悪いとかの問題ではありません。わが国の長い歴史が育んだ慣習なのです。

 と言っても、誤解しないでください!

 だから、女性だけでお茶当番を、このまま続けること!と結論づけるつもりは毛頭ありません。

 むしろ、逆の話をしたいのです。

 連綿と続い慣習を、一朝一夕で変革できるものではありません。まずやるべきことは、職場での女性の地位向上を図ることです。そうすれば、おのずとお茶当番が女性だけの仕事ではなくなると思います。

 間違っても、お茶当番の廃止!だけを前面に掲げれば、あなたは居づらくなるだけです。正攻法は必ずしも、正しいとは限らないのです。

 外堀を埋めるべく、根回しをしっかりすることです。時間をかけ、出てくるだろうと予想できる反対意見を、根気よくつぶしていく対策が必要です。

 少しずつ賛同者を育てていくことから始めましょう!冷静に真面目に取り組めば、きっと賛同者は増えてくると思います。

 お茶当番の存続する!しない!の問題ではなく、女性の地位向上問題なのだと考えるべきでしょう!

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.318】東京都・10代女性のご相談です。「家族が口論 仲介役の私」を、予定しております。

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