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オリジナル小説@やまのぼ

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<この続き>がどうしても読みたい!と読者を魅了する、連載小説が書きたい! そんな若い頃からの夢に、挑戦続けている古希過ぎた爺さまの小説集です。
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#家族

【超短編小説】細(その4)#140字小説

何気なく白くて細い指で、乱れた前髪をかきあげた妻。今更ながら、新しい発見をしたかのように…

やまのぼ
2か月前
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【読切掌編小説】とろろ蕎麦 (4026字)

「セフレなの・・・」洋子は、周りに憚り言葉を切った。  さらに、私の顔色を窺いながら、「…

やまのぼ
9か月前
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【連載小説】母娘愛 (30)

👈 前回 (29)より読む  張られた立ち入り禁止の帯が、裕子の腰辺りに鬱陶しく纏わりついてく…

やまのぼ
11か月前
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【超短編小説】遠(その3)#140字小説

彼が初めてわが家にやって来た。彼よりも両親の方が、緊張していた様子だった。それなのに、し…

やまのぼ
11か月前
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【連載小説】母娘愛 (29)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (28)より読む   新幹線99号は、ほぼ定刻…

やまのぼ
11か月前
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【連載小説】母娘愛 (28)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (27)より読む  前回 (27)までのあらすじ👇…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (27)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (26)より読む   恵子はテーブルに出しかけていた寄付金を、仕舞う間もなく放り出し壁際に逃げる。そして、恵子の手から離れた札束は床に散乱。逃げ惑う団員たちの土足で踏みつけられ、引き千切られたお札が数枚宙に舞った。  悲鳴や言葉にならない叫びを伴いながら、壁際にひとかたまりになる団員たち。恵子は言い知れぬ、疎外感を味わいつつ、突然会場に雪崩込んできた男たちの動向だけを追っていた。 「大人しゅうしときゃあ、コイツも大人

【連載小説】母娘愛 (26)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (25)より読む 【連載小説】母娘愛(25)話…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (25)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (24)より読む  8月1日。いよいよ、本番の…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (24)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (23)より読む  20時、広島駅で飛び乗った…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (23)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (22)より読む  広島県庁の貸し会議室では…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (22)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (21)より読む 「確か・・・この辺りじゃっ…

やまのぼ
1年前
22

【連載小説】母娘愛 (21)

👈 【連載小説】母娘愛(20)までのあらすじ 👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 …

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛(20)までのあらすじ 佐伯裕子(46)は広島で独り暮しの母(66)の不十分な紹介で間違って誠に惚れるが母の婚約者だった。突然、姿を消した誠を結婚詐欺師と認知した母娘に再び詐欺集団の悪質な罠が忍び寄る。信用して高額寄付しょうとする母と何とか阻止しょうとする娘。