木内昇

小説を書いています。

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最近の記事

バラ書三賞読書会 0211

直前のお知らせですみません。 本日21時から、X(Twitter)で書店員の山中さん、飯田さん、ほんまさんとトークをします。Xをやってなかったため、急遽アカウントを作ってもらいました。なんか、音声だけが流れるみたいです。アカウントはできたものの、使い方がさっぱりわからないので、今日が終わったら、継続して使うことはないと思うのですが(つぶやくようなこともないため)、とりあえず本日はXでのトーク会に参加します。 先日、一度皆さんと接続のテストをしていただいたのですが、今回入れるか

    • 山中賞受賞! 0116

      もう一月も半月過ぎてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。 高知のTSUTAYA中万々店の書店員、山中由貴さんによる「みなさんにどうしても読んでほしい最高に面白いと思った小説に贈る賞」が山中賞です。 第10回となる今回、「かたばみ」がめでたく受賞しました。う……うれしい!うれし過ぎる。 書店員さんの読書量のすごさ、読みの素晴らしさを常々尊敬しているだけに、こうして選んでいただくのは本当に冥利に尽きるというか、励みになるというか、光栄なことなのです。 山中さん、ありがとう

      • 今年もお世話になりました。1231

        鹿児島での講演にお越しくださった皆様、ありがとうございました。とてもいいところで、図書館の皆さんもよい方ばかりで、滞在中はすっかりくつろぎました。 桜島はかっこよく、日豊線からの景色には感動しました。 今年はプライベートでは大変すぎる日々だったのですが、「かたばみ」を刊行できたこと、読売新聞連載の「惣十郎浮世始末」も無事完結できたことは、よかったです。この年末にいくつかのうれしいお手紙もいただいたので、終わりよければすべてよし、と自分を慰めています。 苦手で極力避けている飛

        • 惣十郎浮世始末  了 1124 

          一年と少し続いた読売新聞朝刊連載「惣十郎浮世始末」、本日連載終了しました。 担当の記者さんはじめ、とてもいい環境を作っていただき、ありがとうございました。また、折々に読者の方からお手紙やお葉書をいただき、とても励みになりました。電話やメールなどでいただいた感想なども、とてもうれしかったです。 挿絵の五十嵐大介さんにも感謝いたします。 来年には単行本になる予定です。よろしくお願いします。 明日からは多和田葉子さんの小説がはじまります。 非常に楽しみです! 先週は、松山の坂の上

        バラ書三賞読書会 0211

          読書会ありがとうございました 1017

          先日、東京新聞主催の「かたばみ」読書会が開かれました。たくさんのご応募をいただいたようですが、抽選(なのかな?)で、40人ほどにお集まりいただき、いろんなお話をさせていただけて、とても濃く、楽しい時間でした。 北海道や名古屋、豊橋など遠方からいらした方、手作りの地図を作ってきてくださった方、また素敵なお手製グッズをプレゼントしてくださった方、ご自身の書かれた書評をお持ちくださった方、かたばみの鉢寄せを作ってきてくださった方などなど。直接質問にお答えできなかった方も、こちらから

          読書会ありがとうございました 1017

          かたばみ読書会 0915

          10月14日、東京新聞主催で、「かたばみ」読書会が開かれます。読者の方をお招きし、「かたばみ」についていろいろ語り合うという会です。ご担当のK氏が、いろいろとお楽しみ企画を考えてくださっています。よろしければ是非ご参加ください。私も参加するつもりです(あたりまえですが)。 夏の猛暑が続いているのに、秋の光になっているのが不思議な日々です。 読売新聞連載の「惣十郎浮世始末」を書き終わり、ホッとひと息の日々。紙面連載自体はまだまだ続きます。引き続きよろしくお願いいたします!

          かたばみ読書会 0915

          かたばみ 再サイン会 0824

          ゑいじうで今月5日に行ったサイン会にはたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。伊波さんの個展は長く続いていまして、その間にもサインを求めていらっしゃる方がちらほら。ということで、せっかく会期も長いし、もう一度サイン会をしようということになりました。 日時は、9月2日(土)の17時〜 お店の再注文分にサインを入れに行く感じですので、もしお時間が合う方がいらしたら、すでにお買い求めになった本にでもサインを入れさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ア

          かたばみ 再サイン会 0824

          かたばみ もうすぐ発売です 0731

          新聞連載をしていた「かたばみ」、8月4日に発売になります。 とても楽しんで書けた小説なので、是非手にとっていただきたいです。 しかし、下の写真の通り、分厚いです……。 8月5日の「ゑいじう」さんでの伊波さんの個展のサイン会は、私はてっきり伊波さんメインだと思っていたのですが、そうでもないということを伊波さんからのメールで知りました。 私のサイン会……いったい誰が来るというのだ……。閑散としそうなので、お近くでお時間のある方は、人助けだと思ってお越しいただけるとうれしいです。

          かたばみ もうすぐ発売です 0731

          かたばみさしえ原画展の場所 0711

          暑い……ちょっと動くだけで汗だくです。 先日お伝えした「ゑいじう」でのさしえ原画展、地図とご案内は上記のポストカードをご参照ください。写真を添付したら、なんだかぼんやりしてるので、下にも一応貼っておきます(アナログですみません)。 8月5日のサイン会では、お越しいただいた方に特製しおりをお配りするそうです。17時〜と遅い時間からなのですが、是非お越しいただければうれしいです。 よろしくお願いいたします。

          かたばみさしえ原画展の場所 0711

          かたばみさし絵原画展 0622

          新聞連載時、かたばみの挿絵は伊波二郎さんに描いていただいていました。この絵がなければ、この小説は成り立たなかったというくらい重要な存在でした。悌子さんも権蔵さんも、伊波さんの絵で立体的になった気がします。読者の中には小説より伊波さんの絵を楽しみにしていたという方も多いのではないでしょうか。 原画展をしてほしいというお問い合わせなど、伊波さんのもとにたくさんあったそうです。そこで、四谷三丁目の「ゑうじう」というギャラリーにて原画展を行います。8月5日から9月18日までというロン

          かたばみさし絵原画展 0622

          小説「かたばみ」この夏、単行本になります0604

          中日新聞、東京新聞、北海道新聞、西日本新聞、神戸新聞で連載されていた「かたばみ」の単行本がこの夏に発売になります。 こちらにも単行本化のお問い合わせをいただいていましたが、神戸新聞の掲載時期が、他の四紙より少しあとだったこともあって、この時期に。 刊行に合わせてイベントなどもあるようですので、また近くなったらご案内します。 庭のあじさいを去年、東京蚤の市で買った花瓶に。まさに今日、開催していたので行きたかったのですが、バタバタし通しで断念。家族のことでは、朝日の方々に本当に

          小説「かたばみ」この夏、単行本になります0604

          日曜随想など 0210

          日経新聞(1月29日)に日曜随想「目前心後」を書きました。 週刊朝日に司馬遼太郎関連のインタビュー載ってます。 惣十郎はまだまだ続きます。 奇の国風土記も引き続き連載中です。 他、いろいろはじまるかと思います。 今年もはじまったと思ったら、もう2月……。 もともとTwitterもインスタもアカウントすら持っていないアナログ人間なのでネットを開く時間も少ないままに、このnoteも放置しがちで今更ですが、今年もよろしくお願いいたします。 庭の収穫。冬と春が混在。

          日曜随想など 0210

          今年もお世話になりました。1231

          今年は、新聞連載「かたばみ」が終了し、息つく間もなく、新聞連載「惣十郎浮世始末」がはじまった年でした。また、「奇のくに風土記」も掲載中です。珍しく仕事が立て込んで、習い事などもひとまずストップ。でも仕事の現場でのいい出会いや、友人たちのあたたかさを、たっぷり感じた一年でもありました。 大変なことも、悲しいことも、嫌なことも、うれしいことも、楽しいこともあったけれど、これはこれで、いい年だった!……と思おう。 来年は、「かたばみ」が本になります。どうぞお楽しみに。惣十郎はまだま

          今年もお世話になりました。1231

          北國新聞土曜小説 1031

          今月29日の北國新聞に掌編が載りました。「男友だち」という題名です。 読売の「惣十郎浮世始末」、数ヶ月先の分まで絵の五十嵐さんに読んでいただいているのですが、不思議なミラクルが起こったりして、楽しい。絵の力は本当にすごいし、絵を描く人の発想力には驚かされます。 8月まで連載していた「かたばみ」も、今月に入ってもまだ読者の方からのお手紙が紙面に掲載されて、記者の方が送ってくださいました。ふた月経つのに、うれしい限りです。 新聞小説は絵との相乗効果がとりわけ大きいな、と改めて思い

          北國新聞土曜小説 1031

          惣十郎浮世始末 1021

          本日より読売新聞朝刊ではじまりました。これから約一年、よろしくお願いします。五十嵐大介さんの絵、楽しみです。記者の皆さんもとても熱心で、よい環境を作ってくださってます。 ここ数年、新聞の小説が続いたこともあって、他の新聞小説を読めずにいました(仕事で手一杯だったのと、みなさん素晴らしい作品ので自信喪失になりそうで)。読売では、朝刊で浅田次郎氏の『流人道中記』を拝読したきりで、夕刊も契約ミスで長らく配達されず……という感じで、遠ざかっていたのですが、秋に入ってから川上未映子氏の

          惣十郎浮世始末 1021

          読売新聞小説連載 1013

          過日、うちの近くのおいしいお店で、朝刊連載「かたばみ」の関係者打ち上げを。伊波さんはもちろん、編集さんや記者さんが集まってわいわい食す。みなさんのおかげで完走できました。ありがとうございます! と、ホッとしたのもつかの間、 今月21日から、読売新聞にて朝刊連載がはじまります。 「惣十郎浮世始末(そうじゅうろううきよしまつ)」というタイトルです。 今度は、江戸が舞台です。そして、初挑戦の捕物帳。実を申せば、これまで捕物帳を書こうと思ったこともなく、ミステリにも疎い……ので、なぜ

          読売新聞小説連載 1013