ブラックマン

49歳、苦悩の日々を振り返りつつ、遠い先に見え隠れする微かな光を目指して進むような日記…

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49歳、苦悩の日々を振り返りつつ、遠い先に見え隠れする微かな光を目指して進むような日記を書いていく所存です。 どうぞよろしくお願いいたします。

最近の記事

65歳位で武道館

組織変更があった、まだ内輪情報だが、上司含めて2人が居なくなる、なあんで派遣の自分が切られないのかワケワカラン、、丁度飽きて来た頃だのに、 とはいえ潰し効かないから走るしかないか、 これから益々ギクシャクするんだろなあ、、新しい上司は昔仕事で関わらせて頂いた方でちゃんとされた方なので先ずは安心したけど、相変わらず幅を利かせまくっているバブル世代の生き残りが相変わらずのハラスメントギリギリ状態、ま、でもあと2年の辛抱か、 なんとなく家康の気持ちが分かる、松潤さんが演じた大河の家

    • 学校に行こう

      あれは高校1年の夏だった オレは学校をサボって自転車で家から江ノ島に行って東浜の段々になっている場所で覚えたてのタバコを吸っていたんだ、確かラッキーストライクだった気がする。2段下にはサングラスをかけてハイレグ水着のお姉さんが横たわり日光浴をしていてドキドキしてしまった。そのあと何故だか戸塚経由で家が有る泉区に帰宅、感想は「やっぱり学校に行くか」だった。 オレは自由ってやつを学校サボって満喫してみたかったが、ただ単に水着の姉ちゃん見た位の撮れ高しか無く、後はただただ疲弊するだ

      • 来週に決まると思います

        来週、組織変更するそうです。 ここで戦力外を受ければ契約終了となりますが、 私は割りかしそれを望んでたりもします。 もう十分役目は果たしたでしょう、およそ5年も同じ外勤先で働けたのですから我ながら上出来かと、そしてどこにも行く道がなくなってしまったら定年までのおよそ9年間はなんとかやり過ごすしか無い、タクシーとか役員運転手とかもやってみたいなあ、運転は好きな方だし。それで年収下がったら下がったなりの生活するしか無いでしょうし、稼ぎたかったらしゃかりきコロンブス光GENJIする

        • 光男の枠下人生〜第9章〜ベローチェDEソロユニット

          32Oと書いて「ミツオ」と読む、よし、先ずはこんな感じにしておこう! と、光男は新しいソロユニットの構想に耽っていた。 「近未来的でいいじゃないか、「ミーツーオー」って記号みたいに読むのもアリだな、、」と、地元のベローチェでアイスコーヒー1杯で粘り倒しながらキャンパスノートにメモを取るその男、ミーツーオーであった。 ミーツーオーのソロユニットは自作のカラオケ音源を流しながらマイクを持って歌うスタイルだ。 曲に入る前に客席に向かって何かしらの小話を織り交ぜたのちに 「あなたは今

        65歳位で武道館

          光男の枠下人生〜第8章〜アルプスのならず者 インジャン光男〜

          年末に行ったパチンコ屋で負けてしまい、年始のほとんどの時間をTikTokなどのショート動画閲覧で過ごした光男の全身は凝り固まり悲鳴を上げていた。凝りを解すストレッチ動画を観て「なるほど、、」と呟くものの、シモの方の凝りを解し、そのままひっくり返って眠りにつくしかしなかった。 そんな恥部を面白おかしく人に話したところで誰からも軽蔑される事はだいぶ過去に分かっていることなのでもう誰にも話さない、ただただ不快にさせるだけだ。余談だがそこに少しウルッと来るエピソードを織り込む事で学会

          光男の枠下人生〜第8章〜アルプスのならず者 インジャン光男〜

          光男の枠下人生〜第7章〜バスツアーはスリッパでお見送り

          光男は暇つぶしにYouTubeやTikTokのライブ配信を観ているのだが、大抵は素っ頓狂なコメントでもしない限りは配信者から返しの一言はあるのだが、何故か光男は「居ない者」として飛ばされる事が圧倒的に多い。 それがちょっとエッチなネタを配信する人でもである。「オナニーはしないと前立腺ガンのリスクが高まるからしてね」と、配信者の女性がしていて光男は「してます☺️」とコメントを打っても他の同様のコメントを打っている御殿方には返してくれるのだが、光男だけはスルーなのである。 他の女

          光男の枠下人生〜第7章〜バスツアーはスリッパでお見送り

          光男の枠下人生〜第6章〜 サイモン&唐揚げ

          「大体わかって来た、、」 光男は日曜日の夕暮れ時、暗くなった部屋の灯りも付けないままそうつぶやいた。 光男は「フォーク世代」では無いが、偏見でフォークは悲壮感漂う男女恋愛の象徴みたいなイメージを持っていた。 4畳半のボロアパートの一室で汗だくになりながら貪り合う二人。 そこにサイモン&ガーファンクルだったり、南こうせつ、かぐや姫、森田童子の曲が流れてるようなイメージ。 光男はこのしめっぽい感じが割かし嫌いでは無かった。 そして、青春に年齢は関係ないこともわかってきた。 なんだ

          光男の枠下人生〜第6章〜 サイモン&唐揚げ

          光男の枠下人生〜第5章〜殺陣とカラテとシャルウィーダンス

          光男はネットでのジモティ的な媒体を「じゃまーる」と勝手に呼称していた。そんなことはさておき、光男が探していたのは「殺陣」のサークルだった。 幼い頃から特に忍者モノが大好きで、夜中に彫刻刀片手に手拭いをほっかむりして、人様の畑の中を疾走する奇行を繰り返していた程だ。 将来はJACに入ってデューク真田みたいになるのだと夢見ていた。 しかし、たまたまリアルタイムで視たJACの夏合宿ドキュメント番組にて、俳優デビュー前の井原剛志さんが極真空手の師範にボッコボコにされるシーンを視てとっ

          光男の枠下人生〜第5章〜殺陣とカラテとシャルウィーダンス

          光男の枠下人生~第4章~墓参り

          光男はオカルトやスピリチュアル系のyoutube動画にて「お墓参り」の大切さを学んだので祖母と母の眠る墓へ向かった。光男はおよそ5年単位で各地方の工場を行き来する派遣社員だが、ちょうど現在の派遣先と祖母の地元が割かし近い隣の県に有り、車で2時間で行くことが出来る距離であった。その墓は光男が14歳の時に他界した母と祖母が眠っている。 そして光男にはひとつ上の姉が居た。3年前に咽頭がんで他界した義父、つまり育ての父親であり、祖母の2番目の夫であった。その義父と祖母に訳あって事実上

          光男の枠下人生~第4章~墓参り

          光男の枠下人生~第3章~沈黙のスティーブン・ミツオ

          半ば完全に消化試合人生を選んだ光男はここ最近、将来の事ばかりを考え始めた。仕事をやっているフリだけしながら出所不明のネガティブ記事を閲覧しながらただただ不安に怯えていた。この先年金は目減りし、なんやらかんやら引かれまくって手元に残る金は良くて数万円だろう。なので食費を浮かすために毎日地元の漁港付近にでも釣りに行くか?あの、毒にも薬にもならない魚「イシモチ」ばかり釣れて毎日イシモチを素揚げにして食うのか?冷凍庫にはきっとそんな雑魚がカチカチに凍ったままだろう、一体いつ食うんだコ

          光男の枠下人生~第3章~沈黙のスティーブン・ミツオ

          光男の枠下人生~第2章~         パチスロ「ラ・マン」

          光男としてはスロット、つまりパチスロのことを「回胴」(かいどう)と表現したかった。 「回胴魂」(かいどうだましい)とか言いたかった。 しかしこれは某超有名パチスロライターさん達が名付けたキャッチコピー、造語である。何者でも無い光男がそれを書いたり放ったところでなんていうか、痛々しさだけが香るパクリ平民だという事をいい加減心得ていた光男であった。それは光男が35歳の頃にネット掲示板上で己のスロット収支を語った事があったのだが、それらの文言や内容のほとんどがそういった専門雑誌の

          光男の枠下人生~第2章~         パチスロ「ラ・マン」

          光男の枠下人生 ~第1章~捕食者

          光男の34年間にも渡るサラリーマン人生は不遇そのものだった。 光男の性格は基本とても臆病で、社内でのコミュニケーションでもウィットに富んだフランクな、歳を重ねた分だけの自然な会話をする事が全く出来ていなかった。 己の臆病さと、直ぐさま女性を意識してしまう癖を少しでも克服したかった光男は、廊下ですれ違う女性達にいつもの弱々しい笑顔を引きつらせながら「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」活動を43歳のお誕生日から心機一転開始したのだが、「なんなの?こんにちはって!な

          光男の枠下人生 ~第1章~捕食者

          光男の枠下人生 ~序章~

          「これがヤドカリ打法、、えへ、えへへへっ」 と、コーヒーレディに聞かれてもいないのに一方的に話すのは田中光男(55)無職だった。 光男は52歳迄、某電気メーカーの製造ライン工として勤務していたが、業績低迷による早期退職リストに挙げられてしまいあえなく退職となってしまった。早期退職制度により月給の70%×36ヵ月分を毎月支給される事になったが、手取りで17万円という微妙な額である。 光男はその金のほとんどを大好きな、というより完全に沼ってしまったパチスロに費やしてしまい既に20

          光男の枠下人生 ~序章~

          善と愚かさの間で

          彼女とのデートが無ければ、昨日の16日にオレは地元のお店に行き、満席でありながらも推定設定1の北斗に座り、台移動も出来ず、意地になって辞める事も出来ないまま、ただただお金だけを吸い込まれ爆死していただろう。店のスランプグラフを見てゾッとしてしまった、、。 ホント、ギャンブルやらない彼女から見たらある意味複雑かもしれないけど、彼女とのひと時はオレを「人間」に戻してくれるのだ。 彼女が居なければ美味しい珈琲のお店も行かないだろうし、前から欲しかった系の服にも巡り会えずに買わなかっ

          善と愚かさの間で

          眠れぬ夜はあの頃のままで

          小学校6年から中学1年の2学期に横浜市に転校してしまうまでの間、私は恋心で頭が破裂しそうだった。そりゃ、童貞をこじらせている多感な時期だので、相手の中身が好きなのか、単純に裸が見たいだけなのかも分からず(8割裸)恋をしていた。そして3人好きな人が居た(はい、裸確定)しかし、こんな〇ンポザルとて僅かながら人としての真っ当な恋心は残っていて、そういう美しい方向に導いてくれたアーティストは他でも無い、「オフコース」だったのです。 特に「眠れぬ夜」を眠れぬ夜にインスタントコーヒーなん

          眠れぬ夜はあの頃のままで

          残り9日間だけは冷静に

          それが現実の生活だろうが、ネットの世界だろうが、何を言われ、貶められ、マウントを取られようがせいぜい「そうですね」と受け流し、マトモに相手にしたり、挑発に乗り動いたり、怒ったりしてはいけませんよ? この9日間でその後が決定してしまうと思って慎重に、朗らかに過ごしましょう。 闇側の人々はあの手この手でアナタに必死に道連れとばかりにしがみついて来るでしょう。それに騙されないで下さい。反応しないで下さい。気にしないで下さい。トンチンカンな事を放たれても気にしないで下さい。 そういう

          残り9日間だけは冷静に