ブラックマン

49歳、苦悩の日々を振り返りつつ、遠い先に見え隠れする微かな光を目指して進むような日記…

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49歳、苦悩の日々を振り返りつつ、遠い先に見え隠れする微かな光を目指して進むような日記を書いていく所存です。 どうぞよろしくお願いいたします。

最近の記事

光男の枠下人生〜第十二章〜バンマスで悩む光男

光男はとうとう勃たなくなってしまった、それは女性という女性全てが金でしか惹きつけられないのだと思う様になってしまった、それだけ自分が今までも、そしてこれから先も女性目線で観たら如何に無価値であるのかが何となく分かってしまったというか、かなりの昔からそれにうっすら気付きつつ、認めてしまったらお終いだと考えていた、だからもはや意地でしか無い、なんだよ認めるって、認めたところでああそうですかって、、で? その先は? 「はい、ですから、そういうことになります」 って言われて 「本件に

    • 光男の枠下人生~代十一章~サイコロステーキ光男

      6月某日、プライベートの光男はもはや何もやる気が無かった、会社の上司の御厚意で連れってもらったキャバクラもとにかく場違いな空間でしかなく、そんなにミニスカートでパンチラしてんならおしゃべりはどうでもいいからとにかく具を触りたいとしか頭に無く、隣のお嬢との会話も適当に受け流すだけであった、こういう場所はよく極道映画で出て来る場所だ(偏見が凄まじい光男)、そういうシーンではそれはそれは楽しそうに飲んでいるが、光男には正直何が楽しいのかが分からない、これだったらトルコの方が手っ取り

      • ジャポニカとマーヤと愉快な だてひろし

        ジャポニカさんには失礼だが、私にはジャポニカにトラウマが有るのです、いや、ジャポニカに八つ当たりしていたとでもいいましょうか、全てジャポニカのせいにしてしまえばいいっていう卑怯な子だったのかもしれない、そんな私のジャポニカとの関わり合いを今回は書いてみます、ネ! 私の「ファーストジャポニカ」は確か小学校に上がる直前でした、 幼稚園とか行って無かったので母が焦って「アンタ、少しは予習しておきなっさ~い!勉強なっさ~い!」みたいな勢いでぶっ込んで来たのがジャポニカ学習帳でした、私

        • オールナイトに憧れた少年

          私は自由な時間の過ごし方が未だによくわからない、サラリーマン病といえばそれまでだが、休みの日も気がつけば来週の仕事の段取りを頭の中でやってしまうからあんまり休んだ気がしない、唯一土曜日の夜に彼女のラインにちょっかいを出し、昭和の時代の土曜深夜にやっていた某現役女子大生のバラエティー番組のオープニング、時代を思わせる髪型とレオタード姿で「おばあちゃん体操」みたいな簡素な振り付けで歌い踊る女子大生のみなさんを当時13歳位の性に目覚めたての下半身バッキンガム宮殿状態の自分にとっては

        光男の枠下人生〜第十二章〜バンマスで悩む光男

          光男の枠下人生〜第十章〜富士そば光男

          光男は今年こそ夏のアバンチュールに向けてあれこれ策を練っていた、とりあえず下見とばかりに向かった先は何故か秋葉原だ、とはいえ光男は現在の秋葉原が一部を除き大きく様変わりしてしまったことをまだ知らない、現在の秋葉原は国の政策で再開発が更に進み鉄道路線が複数重なったことでサブカルチャーの街から巨大ビジネス街へと変貌を遂げつつあったのだ、そのため地価も高騰したことでショップなどは店舗を維持出来なくなってしまったのである、ド平日に有休を取った光男は期待に胸を膨らませながらアキバへ向か

          光男の枠下人生〜第十章〜富士そば光男

          バカになったのに夜

          ザ ピーズの「バカになったのに」は彼女づてに知った、ていうか近年は彼女、いや、会長と呼んでしまっていたりもするが、いろんなオラの知らなかった、出会えなかったアーティストを教えてくれた中の偉大な曲の中のひとつなのであります、 この「バカになったのに」を聞いているとなんだかとってもセンチメンタルな気持ちになる、 「進学校の悲しみアホ不足」という歌詞が自分にとっては異世界過ぎて逆に「嫌味かこのヤロ!」って最初は思った、何故なら自分の通っていた工業高校は、県下一最終バカ決定戦の優勝候

          バカになったのに夜

          ラストパンクヒーローとサッポロ一番

          彼女と今の時期の「田んぼ」に行ってみたい、 (田んぼってアンタ、、) 私の過ごした某横浜市の外れに位置する「かろうじて横浜市」「もぐりの横浜市」「ニセ横浜市」と、一部界隈からは散々な言われようだった「とりあえず故郷」の場所、私は最寄駅の私鉄駅から片道40分を時には楽器を担いで通学していました、故郷といえば 普通のイメージだと一軒家で縁側で採れたての野菜を 井戸端で洗っている婆さんが「あら、おかえり!みんな帰って来たよぉ〜」みたいな感じで仏壇に線香を上げた後に八千草薫似の母が「

          ラストパンクヒーローとサッポロ一番

          アキオくんの亡霊

          昨晩は嫌な夢を見た、昔、中学、高校の同級生だった「アキオ」くんにブツブツと嫌味を言われる夢だ、 別にアキオくんは身長が180㎝だけど怖くもなんとも感じ無くて、喧嘩した事もあるけど、なんていうか、 自分は柔道やってたから喧嘩にもならないっていうか、クリンチしちゃえばそのまま制圧出来ちゃうから 刃物でも持って無い限りはどうにでも、 そんなことではなくて、私はこのアキオくんに対して強い劣等感を今だに感じていたりする、 何故ならアキオくんは中学の頃はさほど目立たなかったものの、同じ高

          アキオくんの亡霊

          65歳位で武道館

          組織変更があった、まだ内輪情報だが、上司含めて2人が居なくなる、なあんで派遣の自分が切られないのかワケワカラン、、丁度飽きて来た頃だのに、 とはいえ潰し効かないから走るしかないか、 これから益々ギクシャクするんだろなあ、、新しい上司は昔仕事で関わらせて頂いた方でちゃんとされた方なので先ずは安心したけど、相変わらず幅を利かせまくっているバブル世代の生き残りが相変わらずのハラスメントギリギリ状態、ま、でもあと2年の辛抱か、 なんとなく家康の気持ちが分かる、松潤さんが演じた大河の家

          65歳位で武道館

          学校に行こう

          あれは高校1年の夏だった オレは学校をサボって自転車で家から江ノ島に行って東浜の段々になっている場所で覚えたてのタバコを吸っていたんだ、確かラッキーストライクだった気がする。2段下にはサングラスをかけてハイレグ水着のお姉さんが横たわり日光浴をしていてドキドキしてしまった。そのあと何故だか戸塚経由で家が有る泉区に帰宅、感想は「やっぱり学校に行くか」だった。 オレは自由ってやつを学校サボって満喫してみたかったが、ただ単に水着の姉ちゃん見た位の撮れ高しか無く、後はただただ疲弊するだ

          学校に行こう

          来週に決まると思います

          来週、組織変更するそうです。 ここで戦力外を受ければ契約終了となりますが、 私は割りかしそれを望んでたりもします。 もう十分役目は果たしたでしょう、およそ5年も同じ外勤先で働けたのですから我ながら上出来かと、そしてどこにも行く道がなくなってしまったら定年までのおよそ9年間はなんとかやり過ごすしか無い、タクシーとか役員運転手とかもやってみたいなあ、運転は好きな方だし。それで年収下がったら下がったなりの生活するしか無いでしょうし、稼ぎたかったらしゃかりきコロンブス光GENJIする

          来週に決まると思います

          光男の枠下人生〜第9章〜ベローチェDEソロユニット

          32Oと書いて「ミツオ」と読む、よし、先ずはこんな感じにしておこう! と、光男は新しいソロユニットの構想に耽っていた。 「近未来的でいいじゃないか、「ミーツーオー」って記号みたいに読むのもアリだな、、」と、地元のベローチェでアイスコーヒー1杯で粘り倒しながらキャンパスノートにメモを取るその男、ミーツーオーであった。 ミーツーオーのソロユニットは自作のカラオケ音源を流しながらマイクを持って歌うスタイルだ。 曲に入る前に客席に向かって何かしらの小話を織り交ぜたのちに 「あなたは今

          光男の枠下人生〜第9章〜ベローチェDEソロユニット

          光男の枠下人生〜第8章〜アルプスのならず者 インジャン光男〜

          年末に行ったパチンコ屋で負けてしまい、年始のほとんどの時間をTikTokなどのショート動画閲覧で過ごした光男の全身は凝り固まり悲鳴を上げていた。凝りを解すストレッチ動画を観て「なるほど、、」と呟くものの、シモの方の凝りを解し、そのままひっくり返って眠りにつくしかしなかった。 そんな恥部を面白おかしく人に話したところで誰からも軽蔑される事はだいぶ過去に分かっていることなのでもう誰にも話さない、ただただ不快にさせるだけだ。余談だがそこに少しウルッと来るエピソードを織り込む事で学会

          光男の枠下人生〜第8章〜アルプスのならず者 インジャン光男〜

          光男の枠下人生〜第7章〜バスツアーはスリッパでお見送り

          光男は暇つぶしにYouTubeやTikTokのライブ配信を観ているのだが、大抵は素っ頓狂なコメントでもしない限りは配信者から返しの一言はあるのだが、何故か光男は「居ない者」として飛ばされる事が圧倒的に多い。 それがちょっとエッチなネタを配信する人でもである。「オナニーはしないと前立腺ガンのリスクが高まるからしてね」と、配信者の女性がしていて光男は「してます☺️」とコメントを打っても他の同様のコメントを打っている御殿方には返してくれるのだが、光男だけはスルーなのである。 他の女

          光男の枠下人生〜第7章〜バスツアーはスリッパでお見送り

          光男の枠下人生〜第6章〜 サイモン&唐揚げ

          「大体わかって来た、、」 光男は日曜日の夕暮れ時、暗くなった部屋の灯りも付けないままそうつぶやいた。 光男は「フォーク世代」では無いが、偏見でフォークは悲壮感漂う男女恋愛の象徴みたいなイメージを持っていた。 4畳半のボロアパートの一室で汗だくになりながら貪り合う二人。 そこにサイモン&ガーファンクルだったり、南こうせつ、かぐや姫、森田童子の曲が流れてるようなイメージ。 光男はこのしめっぽい感じが割かし嫌いでは無かった。 そして、青春に年齢は関係ないこともわかってきた。 なんだ

          光男の枠下人生〜第6章〜 サイモン&唐揚げ

          光男の枠下人生〜第5章〜殺陣とカラテとシャルウィーダンス

          光男はネットでのジモティ的な媒体を「じゃまーる」と勝手に呼称していた。そんなことはさておき、光男が探していたのは「殺陣」のサークルだった。 幼い頃から特に忍者モノが大好きで、夜中に彫刻刀片手に手拭いをほっかむりして、人様の畑の中を疾走する奇行を繰り返していた程だ。 将来はJACに入ってデューク真田みたいになるのだと夢見ていた。 しかし、たまたまリアルタイムで視たJACの夏合宿ドキュメント番組にて、俳優デビュー前の井原剛志さんが極真空手の師範にボッコボコにされるシーンを視てとっ

          光男の枠下人生〜第5章〜殺陣とカラテとシャルウィーダンス