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「何で勝手に決めたん?」って圧力…

心理的安全性…

組織やチームにおいて、
自分の考えや気持ちを
誰に対してでも
安心して発言できる状態。

最近、よく耳にしますが
実際にこれを高い状態に保つことは
非常に難しい事です。

「何でも話して」と言っている割に
自分の意に反すると不機嫌になる。

自分の意見が一番正しいと思っている。

自分のミスや失敗にたいしては
寛容になる。


ある程度の経験があると
人の意見、
ことに後輩の意見となると
厳しい見方になりがちです。

『言える化 
「ガリガリ君」の赤城乳業が
         躍進する秘密
              遠藤功』

赤城乳業では
誰でも、誰に対してでも
何でも言える環境
「言える化」を目指している。


「言える化」は
職場環境のみならず、
家庭や学校、友人に対しても
人間関係を形成する上で
意識したい考えである。

発信する側がいれば、
当然、受け止める側が存在する。
双方がお互いをリスペクトし、
「言える化」の重要性を理解し、
その実現に向けて努力する。

お互いが協力しあってこそ、
成せるものである。


友人関係など
パワーバランスが
拮抗しているものであれば、
「言える化」の実現は
それほど難しくないかもしれない。

しかし、
上司と部下、先生と生徒、親と子供など
どちらか一方に力が集中している場合は
力の大きい者が小さな者に対して
発信できる環境を
整えてあげる努力が必要である。

発信側の「言える化」に対して
受け止める側の「聞ける化」である。


赤城乳業では、日頃から
「失敗しろ。失敗を恐れるな。」
という考えが根付いている。

そして若手のうちから
大きな仕事を任せる。

もちろん、失敗したり、
仕事に行き詰まったりすることもあるが
失敗を責めず、全員でフォローする。


社長の井上さんは、
日頃から社員に
「自分のための仕事をしろ」と
言っている。

自分のやりたい、
成長に繋がるような仕事がやれることで
仕事が好きになり、
一緒に働いている仲間を好きになり、
会社を好きになる。

この順番を間違えてはいけない。


さて、
タイトルの「何で勝手に決めたん?」だが、
最近、代わった私の上司に
よく言われる言葉だ。

このたった一言が
上司への発信力も
仕事への熱意も奪っていく。

私の上司の一つ一つの言動や態度を
反面教師として、
受け止めるようにしている。

「自分は後輩から発信力を
奪っていないだろうか?」


どんな発信も
受け止める側がどう受け止めるかで、
その後の関係性や
受け止めた側の人間性にも影響すると
心に留めておきたい。


相手が気持ちよく発信できる土壌を
作っていけるように、
改めて「聞ける化」の難しさと
自分の成長の必要性を感じた。


あなたに
ちゃんと発信させてくれる相手はいますか?

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