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あなたには誰かと白熱トークを繰り広げたいという欲はあるのか?

趣味でも副業でも勉強でも
何かを始めようとするとき、
「自分の好きなこと」
「興味のあること」
「こだわってること」
「得意なこと」
色々考えたけど、
ピンとくるものがなかった。

全てあやふやで、中途半端で
これがやりたいってものが見つからず、
なんだか今までの人生を
適当に生きてきたようで
少し寂しかった。

夢中になれる何かを見つけて、
「大里さんと言えばこれ!」っていう
代名詞がほしくなった。


先日、
『折れない心   橋下徹』を読んだ。

いつも人の目を気にして、
人の意見に左右されて、
自分の言いたいことの半分も言えていない私は、
テレビで見る
堂々と自分の意見を言う橋下さんを
羨ましいと思うと同時に
「あの人は別だ、
あの人のようにはなれない。」と
思っていた。


橋下さんは本の中で
「ズレをこわがるな」と言っている。

日本の教育は
正解がひとつしかない、「絶対解」
という教え方をしており、
その正解から外れると
間違いである、となる。

これは学校教育だけでなく、
社会全体でその風潮があり、
「こういう状況ならこうしよう」というような
暗黙のルールみたいなものがある。

もちろん、
それがあるから
統制がとれている部分もあるわけで
それ自体を否定するわけではないが、
そのルールから外れることが
間違いなわけではないと言いたいのだ。

「日本の常識は世界の非常識」と
いうように
ところ変われば、文化や風習も違う。
絶対と言い切れるものはないのだ。

ただ、
だからといってただ単に
「そんなことないと思う」と
反論するだけでは弱い。

相手の気持ちも動かせないし、
逆に自分の気持ちが揺らいでしまう。
そして、ただの変わり者として
対処されてしまうかもしれない。

そうならないためにも、
知識×情報量が必要なのだと。


ここまでなら
「あ~、
やっぱりできる人は違うんだな」と
思ってしまっただけなのだが、
そのあと「持論をもつ」とあった。

持論…
橋下さんがテレビで誰かと言い合ってる姿を思い出す。
「私も誰かに
あれだけ訴えたいと思うことが
あるだろうか…」


あった。
「もっと若いうちから
本を読んだ方がいい」

私も若い頃は一切、本を読まなかった。
それが子育ての読み聞かせをきっかけに
本を読むようになった。

そしてある時、
自分の考えがまとめやすくなっている事に気づいた。
相手の考えも捉えやすくなっている事に気づいた。
そしたら、
周りの事に対して、
イライラすることが格段に減った。

本を通して、いろんな考えを知り、
いろんな世界を知ることができた。


今の子供たちは
以前に比べて
文字を読む機会が格段に減っている。

言葉を使って表現することも
機械がやってくれることが増えた。

これまでの情報や経験が少ないと
ひとつの出来事に対する捉え方や
対処法が制限される。
短絡的な行動をとり、
すぐに感情的になる。

『ケーキの切れない非行少年たち
           宮口幸治』

経験をするのには
時間やお金を必要とするが、
その点、本はコスパ最強の娯楽だ。

インパクトは経験に勝てないかもしれないが、
本によって人生が変わったという人は
大勢いる。

もっと多くの子供たちに
本を呼んでもらいたいと思う。

そのために…



なるほど、今の段階では
持論にするには情報量は少ないが
誰かを説得して、
仲間を作りたいと思えば
「もっと知りたい」という欲が生まれ、
相手を納得させるための勉強欲も
生まれる。

そうすることで、
自分の軸となるものが確立していくのかもしれない。

「自分の軸を見いだし、
他人に振り回されるな」

少しできそうな気がしてきた。


あなたには誰かと激論するほど
引けない信念はありますか?


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