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「わざわざ」がいいのだ。


夕方にスーパーへ行った帰り道、とある家族が自宅の庭でバーベキューをしていた。ぼくはイヤホンで耳を塞いでいたのだが、とても賑やかな雰囲気が見て取れた。炭火の芳ばしい香りは、夏の訪れを感じさせた。

バーベキューの魅力は「わざわざ」にあると思った。わざわざ手間のかかる支度をし、わざわざ火を起こし、わざわざ外で焼いて食べる。いわば合理性とは離れた場所にいるからこそ、たのしいものになっているのではないかと。そして、そう思えばそれは、決してバーベキューに限った話ではない。

きのう、ブルーインパルスが「わざわざ」空を飛んだ。テレビやSNSでは医療事業者の明るい声が伝えられていた。一方で、冷めた意見も少なからず垣間見えた。

ぼくは、この「わざわざ」をたのしめる人間でありたいと思った。ムダだからと言って切り捨てるのではなく、ポジティブに捉えるこころが欲しい。いわば「余裕」ってやつだろうか。余裕がある人はかっこいいよね。ああこれはつまり、今のぼくに余裕がないということなんだろうなあ。


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