自己紹介(中途採用編・後編)
自己紹介のつづき
中途採用で入社した会社で、Yというおばさんからパワハラされまくった私
Yが辞めた後、私は営業事務一人
また地獄の日々が始まりました
Yが辞めたタイミングは最悪で、
ちょうど社内システムが変わる時
私は入社当初一旦覚えた社内システムを忘れ、
新たな社内システムを覚えなくてはいけませんでした
大阪本社に呼び出され、出張し(二回目、一回目はYが居たときで、所長についていくだけで、どこの駅で降りたか覚えていなかった私は交通費精算のときにYから怒鳴り付けられました、所長に聞けばすぐわかることなのに)
新システムについての本社会議に参加しました
話を聞いてても、ちんぷんかんぷんです
それもそのはず、入社して一ヶ月半しか経ってないのですから
私に意見を求められ、「わからないことがわからないです…」と正直に言いました
でも私、頑張りました
業務の点と点がつながり始め、理解し
システム開発会社の担当者と頻繁にやり取りし、新しい社内システムを把握し、使いこなせるようになりました
共有として無人デスクに置かれたパソコンにも社内システムが入れられ、使い方がわからない営業たちへ、スクリーンショットを貼りながらマニュアルを作り、
営業から使い方がわからない、と質問されると率先して教えるようになりました
気付いたことがあります
まず、営業のおっさんたちは、事務に責任を押し付けて、本人たちは無責任なのです
所長(50代、営業)やTさん(40後半、営業)は私よりも何年も先に入社してますが、私にわからないことを聞いてきます
本社の社員の名前の書き方、パソコンのわからないこと、業務でわからないこと(何度も何度も教えても覚えません)
頼られまくりました
私が入社したばかりの時、わからないことを相談したら「俺事務じゃないからわかんねぇ」と言ってた癖に
(「俺はわからないけど、本社の営業事務の◯◯さんに聞いてみたら?」とか、気の効いたこと上司として言えないのか)
「私営業じゃないのでわかりません」とでも言ってやれば良かったです
「電話は女、営業事務が出るもの」と暗黙のルールで決まってました
それが全て営業宛であっても
電話がジャンジャンひっきりなしにかかってきます
お昼休みも電話番と金庫番(小口現金)をさせられ、外に出られません
営業のおっさんたちは、私を営業所に一人残し、優雅にランチタイムです
私はお弁当を食べながら、電話に出ながら、仕事をしながらなので、休憩時間はありません
一口ちょっとお茶を飲むことも、ままなりません
トイレにも行けません
あまりにも電話が多すぎて、手元の仕事が一向に進まない
電話に出たら、宛先の所長は電話中
「◯◯さんから電話がありまし…」メモを書いている間に、また電話が鳴ります
また電話に出ます
宛先はまた電話中
またメモを書きます
「✕✕さんから電話がありま…」
また電話が鳴ります
エンドレスです
気が狂いそうになって、所長に相談しました
「電話が多すぎて手元の業務が一向に進まないです」「時間がないです」(物流倉庫からの出荷の伝票入力は、15時までと決まってます)
「電話お願いします、と一言言えばいいじゃん」と所長
早速電話がかかってきました
「電話お願いしま~す」と言って業務に集中します(細かい作業で間違いが許されない、二者確認もないので、集中力が要ります)
すると、私の後に中途採用で入社した営業のEさん(30前半男性)しか出ません
何度も何度も電話がかかってくる度、「電話お願いします」と言いました
Eさんは疲れて、もう出ません
誰も出ないので、結局私が出るしかありません
営業に頼ることをやめました
営業は事務に頼ってくるけど、事務は営業に頼れない
この図式が出来ていました
ある日私が体調不良で休みました(営業が出払ってしまい、営業所が無人になってしまうため、めったに休めません)
朝会社に電話して休む旨を伝えると
所長「wちゃん(私)、◯◯の伝票どこにあるか知らない?」
「…私その場に居ないんでわかりません、ご自分で探してください」
どこまで頼ってくるのか
次の日出勤すると、金庫が壊されてました
「えっ?どうしたんですか?」
所長「いや~金庫の番号わかんなくなっちゃって」
私「金庫の番号は所長と事務の二人だけが把握してるということになってますよね?(Yからの引き継ぎ)何度もメモで渡しましたよね?」
所長「いや~メモなくしちゃって~」
あり得ません
新しく金庫を買うはめになりました
営業事務、一般事務、総務、経理を兼任してた私
新しく社員が入社してくる度に、デスクを用意し、文房具をデスクの引き出しに揃え、タイムカードを用意し、本社の総務に名刺作成を依頼し、ビルのセキュリティキーを管理会社に依頼し、パソコンを用意し、プリンター接続、ネット環境などを整えます
入社後は、携帯電話番号やメールアドレスを聞き、「◯◯さんの番号です、登録してください」と回覧を回します
この際、所長からの指示は何もありません
全て私が自発的にやったことです
私に全て任せきりでした
ことあるごとに、所長は何も指示を出しません
「あれ忘れてないか?」「これ大丈夫か?」などの確認もありません
自分の仕事さえしてればいい、という考えです
私がしっかりするしかありません
いつしか私が所長より責任が重くなってることに気付きました
所長だけではありませんでした
会社に対しても、こちらがしっかりするしかありませんでした
私は途中で一人暮らしを辞め、実家に引っ越し通勤してました
交通費が変わる旨を、本社の総務の男性に連絡していました
変わった時に、確認しなかった私も悪いんですが
ある時本社から届いた給与明細を確認していたら、交通費の欄に目がいきました
明らかに額がおかしい
安いのです
すぐ本社の総務の男性に電話しました
「確認します」と言って電話が切れ、しばらくしてから自分のミスを隠すように、社内メールが送られて来ました
「7万数千円」
ずっと一人暮らしの時の交通費のままにされていて、増額した分が払われてなかったのです
私が気付かなかったら、そのまま損するところでした
「この会社では、疑ってかからなきゃいけないんだ…信用出来ない」「しっかりしなきゃ」と強く思いました
しかし営業のおっさんたちは、どこまで無責任なのか
若い中途採用の営業が入社してきても
何も業務を教えません
困った新入社員の営業が、私に質問してきます
「たぶんこうでこうで、こういうことだと思う!詳しくは営業の人に聞いてみて」
事務が営業を教育するとでも思ってるのでしょうか?
そんな馬鹿な
そこまで面倒見きれません
営業が出払って、所内で一人になったとき
ジャンジャンかかってくる電話には出ないといけないわ(ビジネスフォンなので回線がたくさんあり、通話中とならず、電話に出ている間もかかってきます、「さっきから何度も電話かけてるのに何で出ないのよ!」とキレられました)
電話でお客さんから、急ぎの在庫確認の用件はあるわ
次から次とお客さんからクレーム(営業のミス)や依頼は来るわ
15時までに大量の伝票入力しないといけないわ(その後も営業所から出荷分の伝票が山ほど残ってます)
業者は入ってくるわ
同時に5、6個の業務を遂行しないといけませんでした
気が狂いそうでした
所長が言いました
「俺は事務できないもん、Yが「気が狂いそう」って言ってた」と
そして思ったこと
業務をこなせばこなすだけ、「この業務をYから教わったとき、めちゃくちゃブチギレてたな、なんで普通に教えてくれなかったんだろう」と、怒りがどんどんと膨らみます
業務過多のストレスと重なって、燃えるような怒りが蓄積されていきます
報告・連絡・相談が出来ない営業のおっさんたち
私は普段から「何か社内で変わったことがあったら私にも教えてください」とお願いしてました
営業のおっさんたち同士でやり取りがなされ、決まりごとが出来、事務の私にはそれは知らされない
直前に知らされ、慌てて準備することが何度かありました
その一番ひどいやつ
展示会がありました
ショールームに服や靴のサンプルを展示し、
卸先のブティックなどの取引先を呼び、注文を受ける
受注書は営業が書きます(品番のミスの多いこと多いこと)
受注書の入力は私の仕事です
締め切りがあります
本社の営業事務の女性Toさんから、全社員にメールで締め切り日が連絡されることになっています
メールが来たらプリントアウトして、ホワイトボードに貼り付けます
Toさん、何を思ったのか私だけメール外ししました
故意なのか、ミスなのか…
「締め切りの連絡そろそろ来る頃じゃないかなぁ?」と思いながらも、日々の業務に追われ、受注書の入力を後回しにしていました
定時になって帰ろうとした時、Toさんから電話がありました
「wちゃん受注書の入力終わってる?今日までだから!よろしく~(ガチャ)」
え…?聞いてない
メールの受信トレイを何度確認しても、連絡が来ていません
まだ残っていた営業のTさんに、聞きます
「Tさん、締め切りのメールってToさんから届いてますか?」
「え~(調べる)届いてるよ、◯日に」
「私に来てないんですけど…何で教えてくれないんですか?普段から報告・連絡・相談してくださいって何度も言ってますよね!?」
それから急いで受注書の入力をしました
何十枚とあります
もうヤケクソです
「間違ってても私責任取れませんから!!」
通常であれば、締め切りのメールが来た時点で、少しずつ入力し、プリントアウトし、
受注書と相違点がないか見比べるのですが、
そんなことやってる時間はありません
入力が終わり、もうとっくに退社してるToさんにメールしました
「なんか私だけメールが届いてなかったみたいです💦東京営業所の事務は、孤立してて、営業の人たちが情報とか教えてくれないんですよ、もし私に関係があることがあったら、私にもメールで教えてくださいm(_ _)m」
それになぜか腹を立てたToさん
その後しばらく、私に明らかに関係ないことまでジャンジャンメールを送ってくるようになりました
嫌がらせか…?
所長は「Toさんのメール忘れだね(笑)」と言って済ませようとします
そういう問題じゃありません
Yが日頃の忙しさにかまけて残していった仕事を整理し、事務マニュアルを完成させた私は、辞めることにしました
メンタルが限界でした(ストレスから実家で暴れました)
精神科へも通いだしました
鬱病を発症していました
引き継ぎも大変で、
後任者の年下女性がメモを取らない(私のマニュアルがあるせいか?)、何度も同じミスをする、生理でお腹が痛いから動けないなどと言い出す、泣き出す、自分の話ばかりする
と困ったちゃんでしたが、何とか終わらせました
辞めるとき、所長に言いました
「自己都合じゃなくて、会社都合にしてください」(その方が失業手当てが早くもらえるので)
所長「会社が悪いって言いたいの?」
私「はい、入ったときからこの会社おかしかったので!!」
その話を所長から聞いた社長から、私宛に電話がありました
「会社都合にしてあげるけど、今後一切うちの会社に関わらないでくれる?」
散々会社に尽くした社員へ言う言葉でしょうか…?(会社のイメージアップのために、一生懸命丁寧に電話対応して、私への評判がお客さんから良かったのに)
辞める直前、Yに電話しました
「あなたの引き継ぎパワハラでしたよ、労働局に相談したら、訴えたら勝てるって言われましたよ?」
「だって時間がなかったんだもん!焦ってたんだもん!」
「それにしたって、あなたやりすぎでしたよ
一生許しませんから!!(ガチャ)」
直後にYへ「キチガイババア」と一言メールしました
少しだけスカッとしました
出勤最終日、退社する前に最後に
所長とTさんに「お疲れ様でした、今までありがとうございました」と挨拶しました
二人とも無視です
散々私に頼ってきた癖に「ありがとう」も「お疲れ様」もないのかよ
丸四年勤務しました
私が辞めた後、急に経営が傾き、会社はつぶれました
心身を捧げ、頑張った四年間はなんだったんでしょうか
今でも夢を見て、うなされます
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