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暗闇の先に 2024/04/09

暗闇の先にしかないひかりがある。
そのひかりは、その前に永遠の距離で立ちはだかる暗闇の向こうにあって、自分なんかでは到底たどりつけないような場所にあるような気がしたりする。

ひかりのある場所は自分には関係のない場所で、きっと生まれたときから何かが違っていて、人生は不公平で、だからわたしは今自分がいるこの世界に居るしかないのだと絶望するときもある、し、その絶望しか選べないときもある。

絶望という闇の中にいるとき、その場所は永遠にループし、気が付くとどんどんその闇は深くなっていて、どうやってここに辿り着いたのか、なぜ自分はこんなところに来てしまったのか、果たして自分はここにいたいのかさえもわからなくなるときがある。

そんなときは、例えば、「もう無理だ」「わたしにはできない」って、認めてあげたらいいと思う。「みとめる」や「できない」以外にも、その時の自分にしっくりくる言葉があるから、認めるじゃなくてもいい。自分にとっての救いのことばが必ずある。その言葉は、「決して選んではいけない・・・・・・・・・自分にとっての禁忌の言葉」で、それをいえないから、みとめられないから、あきらめられないから、頑張ってきた自分がそこにはいる。

ずっと誰かに助けて欲しくて、愛されたくて、抱き締められたくて、ただそのままを認めて欲しくて、そうだねって言って欲しくて、辛かったねって言って欲しくて、大丈夫だよ、あなたは素晴らしいよ、ありがとう、ごめんなさいって言って欲しかっただけの自分がいる。でも、それを求めすぎたから、あるいは求めてはいけないと自分に禁じたから、自分の心の奥深くに、何重にも鍵をかけてしまいこんでしまった《ただのわたし》がそこにはいる。

みとめるって難しい。みとめたら、全てが終わってしまうからだ。認められないことで、認めないことで保ってきた、頑張ってきた、自分を守ってきた全てが、「みとめる」というただそれだけの行為で全て無に帰してしまう。無かったことにできないから頑張ってきたそのわたしが、無くなってしまうことをいつからかわたしたちは恐れる。でも、本当に本当に怖いのは、必死になって打ち消して隠して無かったことにしたいのは、隠してきたその奥にある、《ただのわたし》という自分の本音、ただのわたしという名前のひかりを、そのままひからせることだったりする。

暗闇の先にしかないしかないひかり、と冒頭に書いた。
そして、その暗闇の正体の1例をあらわしてみた。必ずしもこうである、ということはなく、答えも道筋もプロセスも言葉も表現も人の数だけ存在する。だから、正解・・を書いたとは全く思っていない。でも、わたしがこれまで体験してきたわたしという人間の中にあるひとつの結びのひとつのあらわれではあって、今日は牡羊座新月で、皆既日食で、生まれ変わりの転生のときで、光と闇がひっくり返るとき、だと思ったら、今、このことを書いておきたいと思った。

自分のそのままを包み隠さずあらわすこと。あらわすのは、他の誰かになどでは決してない。わたしに対して。わたしがわたしに隠し事をしないこと、わたしがわたしを隠さないといけないと思わないこと。それが最大の解放であり、癒しであり、自分のひかりを闇のなかに閉じ込めないことだと思う。闇とは、自分がcreateした黒いひかりのことなのかもしれない(と最近わたしは考えていて、ほぼ確信している)。この世界に溢れている数多の彩りのその全ては、自分の中にある彩りなのだから、黒だけは、闇だけは自分が創り出していないなんてことはない、ということ。そのことに、わたしはなかなか気付けなかった。

自分が見ていないから、暗いのだ。手を伸ばせばひかりはそこにあるのに、固く固く瞼を閉じて、そのことすら忘れて、瞼の中で目をひらいているから、世界が闇に染まって見える。ひかりを与えるのも、闇を与えるのも自分で、それは自分が瞼を開いているか閉じているか、そのことに気付いているか。心の瞳の瞼はきっと1つではなくて、必要な数だけその都度閉じてきているはずだから、怖がりながらもその瞳を、瞼を開いてみるしかない。開いても開いても闇かもしれないが、その向こうに少しずつひかりが見えてくるのを、無意識にわたしたちは受け取ることができる。そしてその瞼をひらいた数だけ、わたしたちは自分に対して心を開いている。自分のことを、抱きしめて、抱きしめ直している。

自分は闇が深いと認めても(そもそもそれを認めるのにも時間がかかったキラキラだけを永遠にみていたい太陽天秤座なのですけど)、闇を創っているのはいつも自分以外で、自分はその闇に飲み込まれている被害者だと思っていたのかもしれない。でも、その飲み込む闇をもcreateしていたのは自分なのかもしれない、いやきっとそうである、と思ったそのときに、わたしの中のひかりが確実にゆらめいた。それは、同時に闇がゆらめいた瞬間でもあった。それが、光と闇は同じものなのだと、わたしが "理解したわかった" 瞬間だった。

長くなってしまった。もしかしたら、これを読んでくださったあなたもそうかもしれない。闇をcreateするなんて、言葉だけみたりそのまま受け取ったりすると恐ろしい感じがしてしまうけど、闇はひかりだとわかったら大丈夫。それは、その「闇をcreateするチカラを反転する変容のチカラ」=「意図を持って闇をひかりに変容する強さ」が、自分の中にあるということなのだから。

よき牡羊座新月を!✨



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