見出し画像

私の人生、30数年。
振り返ると、出来ることってそんなにない。

仕事でいうと、
教育業界にどっぷり浸かっていて、
それ以外に何が出来るねん!
と言われれば、
これといって出来ることはありません。
と答えざるを得ない。


「これしか出来ない」には誇りがある。

この「教えることしか出来ない」というのは、
大きな声では言えない、何となく恥ずかしいことだ。
そんな風に、私の心の片隅にずっと居座っていた。

だからこそ、
たとえどんなに忙しくても、
多少の無理をしても、
こうやってこの場に必要とされ、働けるだけで有難いんだと
自分自身に思い込ましていました。

でも、出産をきっかけに塾講師として働けなくなって、
自分で仕事をしよう!って決めて、
紆余曲折しながらたくさんの人に仕事の作り方を教えてもらいに行った。

そして、今、こう思えるようになった。

「これしか出来ない」
こう胸を張って言えることってすごい。
そこに誇りが見える。


自分の価値は、出来ることできまるわけじゃない。

BASE ベイス 商品画像 ネットショップのコピーのコピー (8)

私が大いに影響を受けていて、尊敬する人はよく
「自分はポンコツだ」
と口にする。

苦手なこと、出来ないことをサラッと口にするのだ。

そして、
「私はこの仕事しかしてこなかった」
と堂々と言う。

鎧なんてすべて脱ぎ落してるかのように。

「これしか出来ない」と思って、
どんどん鎧を装着していく人が多い。

私もそうだった。
塾講師と言う仕事を失くし、
私に出来ることなんてないと否定から始まった。
だから、出来ることを増やさないと!と、
資格を取ることを考え、いくつか取得した。

出来ることが増えると、
自分の価値も上がるような自身にも繋がるようなそんな感覚だった。

でも、実際には資格を取ったからといって仕事が出来るわけでもないし、
自分の価値が上がるわけでも何でもない。

そこに気付くのに何年かかっただろう。

今はようやく、
「教えることしかできない」
ことに誇りを持てている。

教えてきた経験だけで、
子どもたちだけじゃなくて、
我が子の成績に悩めるお母さんの役に立ったり、
これから「教える」ことをしていきたい人の役に立ったり。

「○○しか出来ない」
これはこれで最高なんだ。



◆「学校では教えてくれない学び」を提供しているちびっ子塾ノビルバ

https://nobiruba-chibikko.com/


◆お酒好きの私が、お酒を片手に教育について語るラジオ


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?