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33マス目 ぐるぐる2周目-自社

このマス目ではフレネミーについて書きます。

そして32マス目で書きましたが、

いち早く一番いい相手とエコシステムを組んだほうがいいことを

説明します。

一行目に描いたフレネミーという言葉をご存じでしょうか?

フレンド(友達)とエネミー(敵)をつなげた造語です。

新規事業における意味は

 敵にもなり味方にもなれる会社のことです。

31マス目にカーシェアの例で、DX時代にカーシェアビジネスに

参入できる可能性のある会社や業界を説明しました。

どの会社も自分の強みで参入しようと企んでくるし、

新しく必要なワザを強みに参入してくる会社・業界もあることを

説明しました。

このような会社はすべてフレネミーの関係なのです。

放置しておけば敵にもなるし、組めば味方になります。

皆さんはどちらを選びますか?

Winner takes allの時代に早く商品を届けたり、

新規事業のリスクを分散することを考えたら組んだほうがいいですよね。

でも組み方にポイントがあるのです。

まずいくつかの業界をまたいで組まないといけないのですが

それぞれの業界にいるプレイヤーを列挙してください。

DX時代のカーシュアリングで考えれば、

 自動車提供:自動車メーカー(トヨタ、ホンダ、日産・・・)、

       中古車販売会社(ビッグモーター・・・)など

 修理メンテナンス:●●

 ガソリンスタンド:●●

 駐車場:●●

 予約アプリ:●●

 保険会社:●●

まずはそれぞれの業界のプレイヤーをあげていきます。

仮にあなたの会社が駐車場業界だったとします。

ここまでが俯瞰になります。

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ここから勝ち続けるための進め方を書きます。

①顧客に最も近いものは自分でやる

 この場合は予約アプリになります。

 アプリはカーシェアの中で顧客接点であり顧客事態や

 顧客の使用状況を知ることができます。

 そして顧客に最も近いところが優位になるし、

 高い利益を確保できる可能性が高いのです。

 絶対に譲ってはいけません。

②自分の業界は自社のみ、その他の業界は複数社と組む

 この考えはオープン・クローズ戦略といいます。

 自社が属する業界は自社だけで行うことで独占できますし

 他の業界は複数社入れることで

 個々の会社の力を弱めことができます。

 物を買うときにこの考えを使ってますよね?

 複数の会社から見積もりを取ってお互いをけん制しあい

 値段を下げる複数社購買ですよね。この場合も同じです。

③自分よりはるかに巨大な企業がいないか調べる

 組んでいく相手の中に自分よりはるかに巨大な企業があれば

 イニシアティブを取られてしまう可能性があります。

 避けられるのであれば組むのを後にずらしましょう。

 初めから組まないといけない場合は、

 先行で知財を出しておいて初めて話すときに

 知財壁を構築しているとけん制しましょう。

 どこまで有効か不明ですが・・・。

このような流れでエコシステムを構築していきましょう。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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