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80マス目 4P島 Place-1

とうとう80マス目まできました。

残り20マスもどうぞよろしくお願いします。

このマスからPlaceについて説明していきます。

今回はPlaceの概要です。

Placeというとお客さんが商品を買う

場所ということでプレイスとなっていますが、

単純に場所だけでなく

商品がどう流れるかの物流

お金がどう流れるかの商流

加えてお客・顧客の情報(ニーズ)が

どう流れるかの情報流を考える必要があります。

流れる書くと川上のメーカーから

川下のお店への流れと思うかもしれませんが

お金にしても回収という川下から川上へ

流れる方向もありますよね。

ここでいう流れは両方向を考える必要があります。

また4つのPの中で構築に

最も時間がかかるのがPlaceです。

Placeの力で勝っている企業も多くあります。

そんな重要なPlaceを学んでいきましょう。

また言葉としてPlaceのことを

チャネルや販路ということもあります。

私もチャネルという言葉をよく使います。

同じ意味ですので私もチャネルと言います。

❶物流について

商品の流れですね。図を見てください。

チャネル1

自社から出てお客が買う店舗に届くまで

どんなところを経て届くかをしまします。

何個を経て届くかをチャネルの長さといい、

いくつ並列で流すかを幅と言います。

チャネルが長くなるほどコストが増えますし

幅が広いほど多くの商品が流れます。

パイプと同じと考えましょう。

パイプが長いと水にとって抵抗値が上がり

流れが悪くなりますし、

パイプが太いと多くの水を

一気に流せますよね。

ただし実務上気を付けておく必要があります。

それはバッティング問題です。

同じお店に違うチャネルから入ってくると

代理店同士がもめることになります。

そしてチャネルが異なればコストも変わってくるので

同じ商品であっても違う価格で取引にあるのです。

ビジネス上仕方のないことですが

このバッティングが既存部門へ

悪影響を与えることも出てきます。

チャネル構築で気を付けないといけないところです。

またチャネルの幅が増え、長くなると、

それぞれが在庫を抱えるので

商品を多く作らないといけないですよね。

在庫ではお金を回収できないので

その分の資金を確保しておかないといけなくなります。

お客・顧客に適したうえで、

自分たちの戦略と資金に見合った

幅と長さを考えましょう。

また本当に自社を出荷した商品が

壊れるることなくお客さんまで届けてくれて

しっかりとお客と顧客に理解してもらって

買ってもらえているか、

行ってくれるチャネルなのかを調べないといけません。

なにかトラブルがあると自社の責任になります。

❷商流について

商流

商流はお金の流れです。

物流より商流を作るほうが難しいです。

お金なんて売って翌月に銀行振込してもらえば

と安易に思っているかもしれませんが

実は新しい会社間のやり取りは難しいのです。

自社からしたらお金を払ってくれる

お客さんなのに信用度が必要です。

倒産されると売掛金が回収できないからなんですよね。

お客でありながら相手と回収について

相談しないといけないといけないんです。

また信用度が高くても受発注システムやルールを

作らないといけないですよね。

初めは発注書と振込でいいかもしれませんが

取引が多くなってくると

システムで発注が来てシステムで請求が行くように

していかないといけないですね。

また取引が大きくなってくると

商品を出荷してからお金を回収できるまでに

確保しておかないといけない金額も大きくなってきます。

商品が売れているのに回収ができずに

倒産する黒字倒産にも気を付けないといけないですね。

新事業の場合、

初めは取引金額が少ないことが多いですよね。

そのような場合、よっぽどのうま味(利益)が

なければ断られる場合が多くあります。

そのうえ与信調査で評価が低いので、

商品と引き換えにお金を回収したいとか

大企業は言い出しそうですが、

相手にしてみれば迷惑な話ですよね。

会社と会社でうまく握手できるかがポイントですね。

❸情報流について

情報流

情報流はお客・顧客のニーズをどう掴むかです。

継続的に事業拡大していくには顧客情報が必須ですよね。

その情報入手の方法は大きく2つあります。

物流と逆で情報を挙げてもらう方法、

もう一つは自社が直接、調べに行く方法です。

両方必要です。

代理店を経由して情報をもらう場合は

情報が偏っていないか?正しい情報が上がってきているか

考えないといけません。

また顧客や店舗へ情報を取りに行く場合は

間に入っている代理店を跳び越すことになるので

事前に契約の際に合意しておくか、

都度都度、確認を取って怒らさないようにしないといけないですね。

代理店にとって自分より先の情報を取られることは

もしかしたら自分たちを飛ばされる可能性があると

恐れますので気を付けないといけません。

またクレームに対しても店舗を通じて

回収や修理をするのか、

直接メーカーなどが対応するのか決めないといけません。


今回のマスではPlaceの概要を説明しました。

読んでいただいてありがとうございました。




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