転職活動のティップス・ヒント
私はこの18年余りで6回も転職していますので、今日は私が使ってきた媒体やエージェントのメリット・デメリットや面接などでのティップス(ヒント)をご紹介していきたいと思います。
転職サイト
最大のメリットは情報量が多いことですが、そこから面接に至ったのはほんの数件です。恐らく100社以上、応募していますが、サイトから実際に入社まで至ったケースは1件です。
転職サイトは簡単に応募できるため、恐らく同じ案件に対して相当数の応募があるため、募集企業側としては書類選考は機械的に行うことが予想されます。
ただ、履歴書の書き方や整理するためには有効だと思います。
ポイント
とにかく応募しまくるしかない。「数撃ちゃ当たる」スピリットでめげずに(そして期待せずに)応募しましょう。
転職エージェント(職業紹介会社)
最大のメリットは担当者が着くので、書類選考が通りやすくなることです。エージェントによっては1人の担当者か、複数の担当者が変わるがわる面接+案件の紹介をしてくれます。また、ネットで出ていない案件を複数ご紹介いただけます。
なお、エージェントは営業(セールス)なので、どんどん企業を紹介してくれます。応募者としては面接をたくさんこなすことで業界の知識(トレンド含む)や職務内容で求められている要件、そして自分の市場価値を知ることができるため、大いに活用することをお勧めします。面接慣れをしておくと、意中の企業との面接に有利に働きます。
ポイント
意中の企業との面接の前に複数の同業者との面接をしておくと、業界知識、競合の情報、そして求められるスキルやマインドを事前に把握できたり面接の練習ができますので、タイミングがあえば積極的に面接を事前に受けましょう。
リンクドイン(ヘッドハンター)
恐らく、こちらがベストな媒体だと思います。特に外資系をお考えの方にとってはヘッドハンターから直接、連絡が入ってきます(私もいまだに毎月、数件の案件紹介が届きます)し、こちら経由で現職と前職(両方とも外資)が決まりました。他にも最終面接まで行った外資系企業数社もリンクドインからの案件でした。
なお、注意点としては英語での経歴をアップした方がよりコンタクトが多いと周りの友人たちから聞きます(日本語でアップしてた友人が英語に変えた直後からコンタクトが格段に増えたと言っていました)。
一方で、あまり日本企業の人事は見ていないような気がします。少なくとも私は日系企業の人事の方からは連絡をいただいたことはありません。*日系の転職エージェントは見ているみたいですので、英語じゃないとダメではないです。
ポイント
一番上にくるレジュメのサマリーは工夫しましょう。ご自身の強みと求めている職種やポジションを過剰書きでわかりやすく(簡潔に!!)。そして公開設定(特にアクティブステータス)など、詳細に確認してヘッドハンターが探しやすいようにしましょう。
知人からの紹介
最大のメリットとしては一気に最終面接に近いレベルまで行きますし、内定がもらえやすいです。
一方で、万が一、転職したくなった場合に辞めづらくなるので、あまりおすすめはしません。私自身、コンビニ時代の副社長から案件を3つご紹介いただき、2社だけ面接を受けましたが、1社を断る際に相当悩みましたので、紹介される場合は1社に絞った方がいいと思います。
また、もう1社に入社しましたが、3年半後に辞める際、ご紹介いただいた方への連絡もしっかり行いました。どこの会社も辞め方は大事ですが、紹介された企業をやめる際は特にご紹介者様の顔に泥を塗る行為を絶対に避けなければなりません。
もう一つのデメリットとして、年収の交渉がしにくいです。外資系であれば簡単ですが、恐らく大多数は日系企業になるので、なおさら給料交渉は難しいです。
ポイント
1〜2年で辞めることが無いようにしましょう。あなたの信頼もそうですが、ご紹介者様の顔に泥を塗ることになります。また、辞めづらくなったり、人事系の話がし辛くなってしまいます。
面接での質問力
「何か我々に質問はありますか?」
面接の最後には必ず聞かれますよね?
第一志望の会社じゃなくても、有意義な面接にするためには、必ずその業界の動向やトレンドを聞き出し、どのような人材を求めているかを聞いてみるといいです。
もちろん、事前のリサーチは最低限のマナーですので、
「こちらの業界では○○のようなトレンドがあると思いますが、御社が進めようとしている方向性・戦略をざっくりとでいいのでお教えいただけますか?」
と言った形で聞くのがいいと思います。
また、私がよく聞いていたのは、
今回の募集の背景にある御社が抱えている課題はなんでしょうか?もしご縁があった際、私に一番、期待しているのはどのような価値でしょうか?
これは相手のニーズを聞き出すことで、自分がいかに貢献できるかをアピールする会話につなげるためです。
大体、ここでお互い縁があるのか無いのか高い確度でわかります。
面接におけるポイント
今まで多くの面接を受けてきた私でも緊張しない面接はありませんでした。面接慣れのための企業でもです。ただ、私の中で必ず気をつけていたことがいくつかありますので少しご紹介します。
話すペース
相手に合わせます。これは営業されている方ならわかると思いますが、相手の口調のペースに近いペースで話すことを心がけます。そうすることで自然な会話ができ、相手も心地よくあなたの声を聞きれてくれます。
口癖
これは常に気をつけたほうがいいです。口癖がある人との会話は、それが印象的になりすぎて、相手は話した内容よりもそちらに気を取られてしまいます。ご自身の口癖を周りの人に聞いてみることを強くお勧めします。そして、普段の会話から口癖を言っている自分を俯瞰してみることで、治せます。
表情
基本的に笑顔であることは大事ですが、あまりにもずっと笑顔だと、相手も疲れますし本気度が伝わりません。また、笑いすぎると「この人、緊張してるんだな。自身がないから誤魔化しているんだな」と感じる面接官も多いみたいです。
なので、真面目な話をしているときに、タイミングよく雰囲気を和らげるために笑顔にしたり、目線をズラしたりしながら相手に緊張感を与えないように気をつけましょう。
質問
先述したとおり、必ず何かしら質問を用意しておきましょう。もし、面接の最中で既に相手方が答えてしまっていたら、その旨をしっかり伝えましょう。
そして、「質問力」は次のステップに行けるかどうかの重要なファクターだと感じています。私自身、「あ〜、大した質問できなかったな」と感じた面接は次のステージに行くケースはほぼ無かったです。
最後に
転職活動はかなり疲れます。心が折れることも何度もあります。なので、私は転職活動中は毎日、何回も鏡や電車の窓に映る自分の表情をチェックして、疲れてそうに見えるか?元気なさそうか?表情は自信に満ち溢れているか?とセルフチェックをしています。
特に面接に向かう最中は必ず何度もチェックして、顔の表情を和らげるようにマッサージしたり、口角を上げる練習を何度もしたりと、顔の筋肉をとにかく柔げます。
そして、トイレに入って声を出す練習をして、鏡を見ながら、「よし!オッケー。全然、余裕だよ〜。まじリラ〜クス」と優しく&明るいトーンで声に出してから面接に挑みます。(*周りから見たら危ないやつになるので、誰もいないトイレをあえて探します)
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