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美容師の日常のこと

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髪の毛のことが日々、気になります。
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#撮影

公園にて最後のカット。

最後のカットはパンツルック。 カッコよくなりすぎるので、あえての滑り台。 なんてないシーンもポージングで動きをつける、さすがのモデルさんです。 目が見えるか見えないか、それだけでムードがかわります。 森林に行ったり、部屋の中で撮ったり、公園でとったり、 シチュエーション、洋服、空気感、光、いろんなことが勉強になりました。 カメラの個性も知ることができたし。 そして1日お付き合い頂いたモデルさんには感謝です。 それではまたの機会に。

撮影日は天候に恵まれることが大切。

近所の公園にて撮影。 今回はスタッフは自分も含め3名。 メイク、アシスタント、そしてカメラの自分。 いつも来ている近所の公園だけど、モデルさんを立たせての撮影ともなると、普段とは違う視点になり、浅めな呼吸、違う香りがしてくる。感度が敏感というか、いい絵を探す目になるというか。 なんてない場所でもモデルさんが立つことでストーリーが生まれる。 隠し撮りをするようなイメージで隙間から、遠くからファインダーを覗いてみる。 暑くなる前のこの季節、緑も生い茂りいいシチュエーシ

デザインの神様はいつ降りてくるのだろうか。

来週の月曜日に業界誌の撮影を控え、モデルさんのヘアカラーデザインをどういうアプローチで臨むかを何度もシミュレーションを行う。 絵(写真)としての強さ、カラーデザインとしての強さ、かっこよさ、誌面に紹介する上での説得力、どれも手を伸ばしもっとも良いところまで持っていきたいと欲張ってしまう。 それは決して悪いことではないのだけど、たまに欲張りすぎてしまう時もある。そんなんときは満足のいかない結果が待っていたり、「2兎を追うもの1兎もえず」状態になってしまう。 撮影日までは残

The Rolling Stones〜新社会人と転ぶ石と苔の話

ある月曜日の朝、その日の夜行われる新入社員歓迎会で述べるかもしれない、店長からの言葉をイメージしてみた。 何か励みになること、ためになること、気の利いた言葉でもかけてあげたいと思う。 月曜日の朝はきまってTRAVELING WITHOUT MOVINGだ。野村訓市氏のラジオ番組である。 毎度たくさんのリスナーの悩みや、質問にタンパクかつ愛情少々、皮肉たっぷりの答えを聴くのがなんとも楽しい番組である。もちろんチルな音楽も必聴です。 あるリスナーからの質問。 「The Rol

毎日人物を撮影することでわかることがありそうだ。なのですきあらば、カメラを持ち出す。

いい男というものはシャープにピントを合わせても、 少々ピント浅めにしてぼかしを入れても カラーでも、白黒でもいい男なんだと認識させられる。 カラーをした女の子、 パーマをかけた男のこ すきあらば、みんなを撮影させてもらう。 それはこちら側が「ちょっと撮らせてよー」といって撮る方が自然な行為になるような気がするが、 「撮って欲しい」と言われて撮るとちょっと不自然な空気感でしかシャッターが押せないような気がしている。この感覚がどんなものなのな、素人の自分には説明づけ

ファインダー越しに見る空気感。

LEICA M10出動。 背景とモデルさんの距離感によって、背景のボケ具合が変わる。 ファインダーを覗き、「もう一歩前へ」、 シャッターをきり、「もう一歩前へ」、 ガラスから3歩程動いてもらった瞬間にシャッターをきる。 たまにピントが合っていない写真が いいムードをつくってくれるような瞬間もあったりして、 まあ好みなのだろうけど。 縦位置でピントを合わせることの難しいこと、 一度横に合わせて、縦に持ち替えるみたいな作業が必要だと気づかされたりして。 たまたまいい

口角をあげる。

口角を上げて、と言われてあげるのは容易なことではない。 写真を撮られなれているような人にとっては、なんて無い事なのかもしれないけど、普段自分の写真は撮られないぞ、とかたくなに拒む人はいざとなると自然な笑顔を引き出す事はできない。 自分が然りだが。 WEBサイトリニューアルにむけ、スタッフの顔写真撮影を行った。 昨今マスクの下にかくれた口元をさらけ出し、口角を上げる事はフィジカル的に表情筋を意識的に動かしていないとなかなか上げれないものである。 普段筋トレをしない人に

クラッシュしないようにした結果、自己肯定感が満タンに。

ある人が、僕がたまにやるカラフルなデザインの事を「カラークラッシュ」と言っていた。何となく言葉の雰囲気はわかるような気がする 恐らく、上のこんなカラーデザインの事をイメージしてのことなのかなと、クラッシュ! そもそも、 クラッシュとは「激しくぶつかる事」や、「致命的な故障する事」を言うらしい。 僕のカラフルカラーデザインへのこだわりは優しく大胆にであり、事故を起こしてぶつかりあったり故障しないようにしている事だ。 それは、色の配色のトーンを揃える事や、色同士の馴染み感

チャチャをいれる、の間違った使い方。

モデルさん1人に対して、囲み取材をする報道陣のごとく各自いろんな手を加えていく。 髪の毛を触る人、 カメラをもちシャッターを押す人、 メイクをし手直しする人、 衣装の準備をし試行錯誤し合わせる人、 専門性を持たせるのであれば最低人数4人といったところか。 やろうと思えば 髪の毛とカメラをやる人、 メイクと衣装をやる人、 2人いればできなくはない。 まあ、やろうと思えば1人でもできる人はいるのだろけど、作品の持っていき方によっては大変になりクオリティに響いていく。 髪