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口角をあげる。
口角を上げて、と言われてあげるのは容易なことではない。
写真を撮られなれているような人にとっては、なんて無い事なのかもしれないけど、普段自分の写真は撮られないぞ、とかたくなに拒む人はいざとなると自然な笑顔を引き出す事はできない。
自分が然りだが。
WEBサイトリニューアルにむけ、スタッフの顔写真撮影を行った。
昨今マスクの下にかくれた口元をさらけ出し、口角を上げる事はフィジカル的に表情筋を意識的に動かしていないとなかなか上げれないものである。
普段筋トレをしない人に、腕立て伏せ10回やらせても自分の身体を上げれないのと同じである。こうやってスタッフ20名の写真を撮っていると、普段どれくらいマスクの下の口元が笑っているかどうかがよくわかる。
表情筋を使わないと、顔のたるみにもつながるのでとくに女性陣は気をつけた方がよいと、うちの女性スタッフが言っていましたよ。
美容師による、美容師の撮影だけに、髪の毛はコダワリ、そして触ります。
写真に写ったとき何かが違うかなと思うときは、表情だけでなく髪の毛の動かし方でも全然雰囲気が変わってきます。これは皆さん顔撮影をするときは、ぜひとも気をつけて頂きたい。ちょっと肌の見せ方を変えるだけで全くの別人に変身する事も可能である。
20人ほど撮影してわかった事は、
ライトの前に立って1枚目の写真が一番いい
というケースが多いという事。表情が自然で笑顔が柔らかい。シャッターを何枚も言っていけば行く程に表情筋は硬めになり、目元に硬さが出てくる。
カメラマンに「もっと口角あげて〜」なんて言われれば言われる程かたくなり、結果1枚目の写真がよかったね、というオチが待っているのである。なので硬くなってきたときは、世間話でもして会話をするくらいの方が自然な表情につながるので,「口角上げて〜」と言っているカメラマンが硬くなっていないようにしないといけない。
自分出すのがうまい人は、数枚撮るだけですぐに決まります。目がなくなるほどの笑顔が似合う人って、良いですよね。
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