感情とはとはとは

喜び 悲しみ
好き 嫌い
安心 怖い・不安
驚き
怒り
退屈
悔やむ
傷つく
感動
興奮
緊張
心が乱れる

すべて、異なる感情なのだろうか?
—否。
そうではない。
あさまし
これは驚きあきれるという意味だった。
言語は後天的なもの
感情は先天的なもの
感情を抱きそれを言語に表す。

—いや
言語があるから私たちは感情を抱くことができるのだろうか?
喜びと言う言葉を知る前の私たちは何を知っていたのだろう?

大まかな感情を上に挙げた。
本当に?
これだけしかないのか。
感情とは言葉で表せない。
何とも言えない心持ちとはそういうことだ。
どういうこと?
そういうことだ。

言語が感情を創るのか?
それとも感情が言語を創るのか?
それともお互いは相互関係にあるのか?
ツリーではなくリゾームなのか?

あれだけな訳がない。もっと感情は存在する。
それを表す術がないだけ。
どうしたらいい?
どうしたら無い感情を伝えられる?

あのコンクリートでできた角ばった柱に頭をぶつければ新たな言葉が浮かぶだろうか

飛来する鳥の声に懸命に耳を傾ければ鳥の感情を理解出来るだろうか

他人と手を取り合い抱擁を交わせば共有することができるだろうか

同じ環境に属し

同じ境遇をたどれば

他人のない感情を体験できるだろうか

どうしたら

どうしたら

あの国境の向こう側にいる敵兵と分かり合うことができるのだろう

こちらに銃口を向けた人間と分かり合うことができるのだろう

空には意味不明な鳴き声を出す鳥が——


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