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SNS絶ちが意外と気持ちいい

Netflixで『レアのマノンのデジタルデトックス(Detox)』というテレビドラマを観た。
SNSなどの情報に翻弄されて自分を見失いかけていた生活から自分自身を取り戻そうと、スマホやパソコンなどをダンボール箱に詰め込み、知人に預けて 1ヶ月デジタルな生活やめてみたらどうなるか、ということを友人と一緒に始めた女性たちの日常を、コメディ風に描き出した作品。

僕自身も最近は SNSをあまり見ないようにしている。
理由は、年末年始にいろいろとあって心が荒んでいたということもあり、HAPPY NEW YEARで盛り上がっている他人の充実した新年の様子を見たくなかったから、というなんとも後ろ向きな理由から。
世間の、世界の人は友人知人や恋人などと一緒に過ごし、自分はこんなにも素敵な場所で幸せな時間を過ごしているんだよ、という眩しい投稿に耐えられそうになく、嫉妬しか感じそうになかったので、普段は追っていた推しのイケメンたちの投稿も見ようとしなかった。
それから 1週間は経とうとしているけれど、僕は一切推しメンのインスタグラムをチェックしておらず、なんならアプリを開いてすらいない。
ツイッターもアカウントを持っているけれど、こちらも一切開いていない。
推しメンたちを見て癒やされたいと感じることはあるものの、どうせ見たところで幸せの余韻に浸っている写真ばかり見ることになると思うと、心は落ち着いているとはいえあまり積極的に追う気がなくなった。
このままドラマのように 1ヶ月 SNS絶ちができそうな気がしてくる。
推しメンとはいえ、人の投稿を見るのに意外とストレスを感じていたんだなと気づいた。

今の世の中は情報にあふれていて、洪水のように流れ込んでくる。
でも、情報という川の中から出てみると、意外となくても平気だったりする。
確かに好きなブランド物の情報だったり、ショッピングサイトのセール情報だったりを見逃すことになって損することも出てくるかもしれない。
新作情報を見逃して出遅れたり、期間限定の商品を買い逃したりするかもしれない。
でもそれって本当に必要なものなんだろうか。
なかったらなかったで意外と平気だったりするかもしれない。
そしたら余分なものにお金を使わなくなって余裕が生まれるかもしれない。
お金も心も。
世の中には必要最低限のもので生活する「ミニマリスト」が流行っていたりするけれど、色んな情報を追ってあれが欲しいこれが欲しいってやっていると、無駄なものが増えてミニマルな生活なんてできない。
ミニマリストになるには、買うものだけじゃなくて触れる情報も減らしていく必要があるんじゃないか。
余分なものを自分から削ぎ落として削ぎ落として、ようやく軽くなれるんじゃないか。
物も情報もスッキリすると心に余裕が出てきて、周りがクリアに見えてきて、自然の良さや清々しさを感じて、自分が何を欲しているかわかったときに、必要な情報だけ得るようにコントロールできるんじゃないか。
情報の断捨離が、ミニマリストにつながるような気がしている。

ー追伸ー
昔アプリで『DETOX』という鬱憤晒にうってつけなアプリが出回っていたんだけど、知っている人はいるだろうか?
ツイッターのネガティブ版のような SNSで、鬱憤を書きなぐって投稿すると、いいねのかわりに「w」が付けられる。
wが付くと自分の心のもやもやが笑われたように感じて嫌な気持ちになる人が続出したのか、残念ながら気づいたときにはサービスが終了していたのだけど、個人的にはすごく面白かったので、もう利用できないのがすごく残念だ。
あったら絶対利用するのに。
もう一度復活しないかなあ。

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