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現代文勉強法 総論


本記事について

現代文は勉強の仕方が曖昧になりやすく方向性を見失いがちな科目です。そこで今回は現代文学習を自信を持ってすすめられるように、勉強の仕方について扱っていきます。
本記事を読むことで方向性を確定でき迷いがなくなります。

現代文は先生によって言うことが、異なることが多く混乱が起きやすいので、本記事ではその点に配慮し衝突が起きないよう、ここだけは絶対に外せない、ここは多くの先生に共通しているという部分について扱っていきます。

※関西駿台系統の現代文の先生に教わっている方にはもっと、突っ込んだ具体的な内容の記事を書く予定です。

※今の所単体の有料記事で出す予定はないです。完全にメンバーシップ向けの記事になります。ご参加いただけると嬉しいです。

記号の使い方

《 》 大きなグループ
* 大きなグループに属するポイント、タイトル
→ 説明や意識すべきこと
※ 注意点

勉強の仕方

*まずは漢字、語彙、慣用表現の意味を覚えていく
→現代文の文章は、作者が同じ分野の専門家、もしくはそれ相応の知識がある人向けて書かれたものです。元々高校生が読むことを想定して作られていないので、語彙、内容共にレベルが高くなってしまいどうしてもギャップがあります。このギャップを克服するために、漢字、語彙、慣用表現の意味を覚えていく必要があります。背景知識を詰めるという対策もありますが、それはかなり勉強が進んだ後の話です。まずは意味を一つずつ自分の言葉で覚えていってください。
オススメの参考書を挙げておきます。

わからないものばかりだと、英語長文同様、長文が虫食い状態になってしまうので、正しい読解が難しくなってしまいます。
語彙の知識は読む時だけではなく、解く時にも必要です。共通テストの小説、評論で直接問題として問われ、問題を解く時や、特に選択肢で迷った時そして、言い換えや対比を見抜く時や、記述をまとめ上げる時にも正確な意味が必要になるからです。
※書き取りの練習は定期テストや二次試験で出る場合のみしてください。
※具体例や場面で説明するのではなく、語彙を見て意味を直接自分の言葉で言えるようにしてください。

*読み方を学ぶ
→基本的に文章の作者は何か言いたいこと(主張)があって文章をかいています。もしそうでなければわざわざ本を書く必要がありませんし、文章を書こうとも思いません。まして評論であれば尚更です。したがって筆者の主張を読み取ることが読む上での最重要課題になります。しかしそうはいっても専門家の書く文章ですから文章としても非常に難しいものになっていて、無策な状態では読み取りにくいです。ゆえに、入試に出てくる難しい文章から筆者の主張を正確に読み取れるようになるためには、どのような形で筆者の主張が現れるのか学ぶ必要があります。これが読み方の勉強です。
※譲歩や問題提起、比喩、具体例、体験談、引用などのレトリックを主にさします。
オススメの参考書を挙げておきます。

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