【詞】夜霧

知ってること　知らないこと
霧の中に駆けだした
そこからの日々は奇妙を走り書きして
手のひらの砂　新たなる世界
読み込む　読み込む


確かめる未来　読み取る


霧の中で君はひとひらの線を歩いた
夜明けでも晴れない霧は
どこへ続くか

そびえる満月
静かな鼓動の月を訪ねて
夜霧の見せる夢は止まない
運命の方を辿って


知ってるもの　知らないもの
霧の中に思い浮かべた
そこからの街は微妙に姿を変えて
モノクロの鳥　飛び立つ世界
見つめる　見つめる


変わらない自分　見かける


霧の中で意味はひとつぶの土を掴んだ
夜明けでもここからまだ歩く感覚
どこまで行くか

ささやく満月
静かな言葉が月に重なる
夜霧の見せる夢は止まない
運命の方へ近づく


霧の中で　君とひろがる夜明けでも
晴れない霧はどこへ続くか
夜霧の見せる夢は止まずに
ここで何かを映しだすよう


霧の中で　君とひろがる夜明けでも
晴れない霧はどこへ続くか
夜霧の見せる夢は止まずに
ここで何かを映しだすよう

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久しぶりの詞の新作です
タイトル通り "霧" がテーマです

ひとひらの線を歩いた・ひとつぶの土を掴んだ
など、霧の中を探っていくようなイメージの文章で構成されています

夜霧 というワードを調べてみると、秋の季語なのですね
響きがかっこいいです

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