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【詞】ユーモア

読みかけの本を僕は棚に仕舞って
ペンを持ち 紙に文字を綴っていく
何の捻りもない徒然を書き起こし
古ぼけた箱のなかに溜めていった

偉そうにしていたんだ 仕舞いこむ所くらい
中身は全くの薄っぺらさ
愚痴の掃き溜めさ

まだ読みかけの本の影響受けて
構想も無しに
その日なりの気分で綴ったからさ


自分に備わってない可笑しさ
誰かを網羅し 零れる笑みが見たい
頑なでつまらない僕の頭のなかに
ユーモアがあればな



中身のあること 書きたくなって
難解な本を読んでみたり
画数の多い言葉をはさめて
意味の深い文を創ってみたい

頭が良くなって 思いは深層
なってみたかった 現状をこえて


でも相変わらずな自分なもので
頭回しても 頭回しても浮かばない
けどなんだかそんなことで笑えてくるのが
ユーモアなのかな


自分に備わってない可笑しさ
誰かを網羅し 零れる笑みが見たい
頑なでつまらない僕の頭のなかに
ユーモアがあればな



かなり前に作った詩なので
今より拙い感じがあるかも

読んでいると
ちょうどこのくらいの季節の夕方みたいな
気もちになるのは何だろう

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