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とある音楽家兼経営者の生存戦略と野望 【2020年版】

皆さま初めまして!
no_my(ノーマイ)と申します。

note初投稿失礼致します。

今この記事を見てくださっている方は、ほとんどがSNSで繋がった方ばかりかと思います。

ただ、僕が何をやっている人間なのかあまりよく知らない、音楽をやっていることはなんとなくわかってるけど、会社もやってるらしいし、お前何者やねん?という方がほとんどなのではないでしょうか?

特に会社に関してはごく一部しか発信していませんし、よくわからない奴だと思われていることは重々承知しております。(そもそもお前なんかに興味ないわって人もいるでしょう笑)

そこで今回は自己紹介も兼ねて、改めてノーマイとは何者で何をやっているのか、僕がなぜ音楽業界で仕事をするようになったのか、何で会社なんか作ったのか、結局何がしたいのかと言う事を書きたいと思います。ちょっと長くなりそうな予感がしていますが、よかったらお付き合い頂けますと幸いです。

【——ノーマイの音楽歴――】

まず僕は1986年4月8日、東京都調布市生まれO型、趣味はプロレス観戦と歴史の勉強と人材育成。
一応プロの音楽家としてお仕事をさせて頂いております。

音楽家としては作詞、作曲、編曲の他、ボーカルディレクションやサウンドプロデュース、ギター演奏や歌唱、音楽講師などなど、音楽と名のつくものはかなりの種類やらせて頂きました。昔はバンドを組んでボーカルをやったり、レコーディングスタジオでエンジニアもやっていましたね。まさに音楽漬けの人生です。

スクリーンショット 2020-06-04 14.48.50

(↑バンドマン時代の私……笑)

現在の一番の収入の柱となっているお仕事は作曲で、著作権使用料、いわゆる印税というやつで生活しています。
(夢の印税生活!笑)

僕は世間的に有名なヒット曲などは全然書いていないので、知名度で言えば全くの無名に近い存在だと思いますが、現在JASRACさんのHPで「no_my」と検索すると、僕が作った楽曲が147曲出てきます。これくらい作っておけば、ヒット曲がなくても作曲家は生活できるんですね笑

https://www.jasrac.or.jp/index.html

ちなみに社会人の方が企画書を書いても頻繁にボツになるのと同じく、作曲家が書いた曲もどんどんボツになります。僕がプロの作曲家を志した当初、諸先輩方には「10曲に1曲リリースできればプロになれる」と言われていました。そこから考えると、僕の場合は今までで通算1000曲くらいは作っている事になるでしょうか。ちゃんと数えていませんが、体感的には7〜800曲は確実に超えているような気がします

(↓こんな感じの楽しい曲が得意です)

僕は音楽に関してはほぼ独学です。音大や専門学校などには行っておりません。ただ昔から音楽は好きで、部活は基本軽音部でした。ちなみにパートはギターとボーカルです。しかし音楽を仕事にするという決断はなかなかできず、都立国立高校という都内の進学校を卒業後、頑張って早稲田大学第一文学部に現役で入学したものの、大学卒業後は就職せず、バイトしながらバンドをやったりしてフラフラと過ごしてしまいました。このままじゃいかんとやっと本気で作曲家を志したのは27歳にもなった頃です。

【――作曲家になれたけど……――】

そこからは心機一転本気で作曲家として頑張り、毎年100曲書いては提出するようになりました。その甲斐あって当時お世話になっていた作家事務所では、2年連続で年間MVPを頂くというような事もありました。芸能事務所などと同じように、作曲家にも事務所があるのです。

そうして晴れて昔から好きだった音楽を生業とすることに成功し、それなりに楽しく生きていたのですが、2018年頭頃から「このままがむしゃらに作曲だけを続けていていいものか?」という想いが自分の中に湧いてきました。

というのも、僕は昔から物事の細かい部分まで正確に把握して覚える事がとても苦手なのです。反面、大雑把に全体像を把握すると言う事は割と得意で、完全に「こまけぇこたぁどうでもいいんだよ!」というタイプです

作曲家というのは職人です。神は細部に宿ると言いますが、細かい部分まで本当に神経を使って丁寧に作る事で、素晴らしい音楽が生まれるのです。一方、僕は全く職人気質ではありません。楽曲の大きなコンセプトや世界観を考えるのは大好きなのですが、細かい部分を作り込む事にあまり興味関心が湧かないのです。(もちろんプロなので、ちゃんと作りますけどね!笑)

(↓「こまけぇこたぁどうでもいいんだよ!」を体現した曲)

そんな僕が、この先10年20年と作曲家であり続けることが果たして得策なのか、次第に疑問を感じるようになってきました。大好きな音楽にはずっと仕事で関わりたい。しかし「作曲家」というポジションが自分に適切かどうかはかなり怪しいぞ、と思ったのです。

元々僕は非常に飽きっぽい性格でもあります。2年連続でMVPを頂いて、さらに3年目もそれを目指して頑張るなんて正直全くワクワクしません。音楽は続けたいけど、もっと違う形で仕事がしたい、そうだ会社でも作るか!と思い立ったのが2019年頭頃。音楽業界全体が怒涛の勢いで変化している時です。

今の音楽業界では「昔ながらのやり方」がどんどん通用しなくなっています。少し前まで常識だった事がすぐに時代遅れとなり、テクノロジーの進歩や社会情勢の変化で、新しい常識が日々生まれています。そんな中にあって、僕は「過去の知識と経験」が役に立たないどころか、邪魔にさえなりかねない時代だなと感じました。最近の例で言えば、ついこの前まで日本の音楽産業は、ライブやイベント関連の事業が絶好調でしたが、コロナの影響によって一気に壊滅してしまった事など、誰が予想できたでしょうか。

そんなわけで、今の常識は明日には非常識になっているかもしれないこんな時代。だったら、自分でこの先どうするべきか、音楽業界がどうなるかを考え、自分の信じるよう、ワクワクする楽しい事をやったほうがいいのではないか、そのためには会社の一つも作っておいたほうがいいんじゃないか、と思ったのです。

【――会社作りました――】

幸い貯金もそれなりにあったので、2019年前半は一旦作曲をスパっと辞めました。その後は色々なセミナーに通ったり、自分で勉強したり、すでに起業されている方の話を聴いたりしました。そして自分の中で「これならいけそうだな」という感覚があったので、年号も変わった令和元年5月24日大安の日に、株式会社FAVORITE STEPSという法人を設立。晴れて代表取締役社長の肩書きをゲットするに致りました。資本金50万円、従業員1名、所在地は渋谷区。うんうん、我ながらベンチャーっぽくていいじゃないですか笑

FAVORITE STEPS ロゴカラー

会社を作った目的は特にありません。強いて言えば社長になりたかったと言う事になるでしょうか。人間は肩書きに弱いものです。特に何もしてなくても、社長と名乗るだけでちょっと尊敬の目で見てもらえたりします。これは僕が「早稲田大学卒業」という肩書きに今まで散々助けられてきた経験に基づく考えです。よって、代表取締役を名乗れない合同会社は選択肢にありませんでした。(合同会社の場合は代表取締役ではなく「代表社員」という肩書きになります。)

ということで会社を作りましたが、別に今は何も事業を行わなくてもいいんです。33歳で法人を設立したので、社長の肩書きを武器に楽しく生きていれば、10年後の43歳の段階で一応経営者歴10年になります。それって結構かっこよくないですか?とにかく会社を潰す事なく、ちゃんと存続させれば、それだけで資産として価値があると僕は判断したのです

とは言えせっかく会社を作ったのに何もしないのも勿体無いぞ、と言う事でもちろん色々と動きましたし、仕事もしました。おかげで、ようやくこうして皆さんに、今僕が何をやっているかを多少はお話しできるような状況にもなってきたのです。

現在株式会社FAVORITE STEPSでは、このような事をやっております。

・クリエイター育成のサロン事業
・サウンドプロデュース事業
・レコーディングなども含めた制作事業
・他のクリエイターさんのマネジメント事業
・楽曲管理の出版社事業
・SHOWROOM等と提携したオーガナイザー事業
・法律相談などのサポート事業

大まかにこんなところでしょうか。

正直カッコつけて書きすぎましたが、お恥ずかしながらどの事業もごくごく零細レベルでして、「こんな事をやりました!」と堂々と皆様にお話しできるような成果はほぼ無い状態です。とは言え、会社全体としては1年目にしてそれなりに回っており、利益もぼちぼち出ている状態です。どの事業も10年かけてじっくり育てていけばいい感じになるのではと踏んでいます。会社設立からようやく1年が経過しましたが、やはり僕は自分の判断が間違っていなかったと確信しています。

今ではすっかり気分も経営者ですが、もちろん作曲も続けています。しかし、社長という肩書きを手に入れたことで、できることの範囲が大幅に広がりました。これから会社が大きくなれば、もっともっと色々な事ができるはずです。うおー想像しただけで楽しくなってきた笑

【――これからの話――】

とまあやっと話題も2020年現在に到達したところで、この記事も大分長くなってしまいました。

最後に、これから僕が何をしていこうと考えているかをお話ししつつ、自社PRをして締めたいと思います。

まず僕が今一番興味関心があるのは人材育成です。

やはり音楽の進化と変化のスピードは凄まじく、34歳のおっさんになった僕からすると、今の20代の若い感性には本当に驚かされますし正直嫉妬も覚えます。しかしだからこそ、そういった才能がちゃんと音楽業界で活躍できるよう、僕なりにサポートしたいという気持ちがあります。そうして若い才能が音楽業界を盛り上げ、活気のあるものにしてくれれば、もっと僕にも仕事のチャンスが増えるだろうと考えています笑

ちなみに今弊社が運営しているサロンは、特に宣伝もしていなければPRもないのですが、口コミその他で人が集まり現在50名ほどのメンバーがおります。世間に堂々と発表できるような成果が出るまでには時間がかかるだろうと思っておりますが、すでに「この子は将来プロになるだろう」と感じるメンバーもおり、結果が出るまでは単に時間の問題だと思っています。ですので、当面はこの育成機能をもっと強化する事に注力したいですね。

次にやりたいのは仕組み作りです。

僕なんかが言うのは本当に生意気だと自覚はしているのですが、やはり日本企業は全体的にアナログ気質が強く、時代の流れに対応するのが遅い傾向にある印象がどうしてもあります。未だにFAXが使われていたり、某大手企業で経理を電卓で計算していたりといった話を耳にしますが、にわかには信じがたい気持ちです。

こうした変化スピードの遅れから、気づけば日本の多くの企業が、GoogleやAmazon、Appleといった超巨大国際企業に利益の一部を常に吸い上げられる状況ができてしまいました。おかげで生活が便利になったことは素直にありがたいですが、日本人としてこれでいいのかという気持ちも当然あります。

これからはもっとプラットフォーマー、つまり仕組みと枠組みを作る人間が音楽業界からも沢山生まれる必要があると思います。今もすでに新しいサービスが次々と生まれていますが、僕もその一翼を担えるよう、今から少しずつでもアイデアを貯め、資金を貯め、動いていきたいと考えています。
(そしてその前にまずHPを作らないと……笑)

【――自社PRとお礼――】

これ以上はまた長くなりそうですし、現状皆様にお話しすべきはこんなところでしょうか。

ここまで読んでくださる方が果たしてどれだけいるのか心配ではありますが、読んでくださった方は本当にありがとうございます

最後に、僭越ではございますが読んで下さっている皆様にPRをしつつ、締めとさせていただく事をどうかお許し下さい。

■音楽業界の関係者の方■
→是非一緒にお仕事させて下さい!楽曲制作のみならず、ディレクター、プロデューサーとしても企画段階からお手伝い可能です。

■音楽を使いたい、作りたい他業種の方■
→是非お気軽にご相談下さい。株式会社FAVORITE STEPSが全力で貴社のイメージ実現のためお手伝い致します。

■プロの音楽家の方■
→弊社の今後の事業拡大のために皆様のお力が不可欠です。FAVORITE STEPSと仕事してやってもいいぜ、という方は是非ご連絡下さい。

■プロの音楽家を目指している方■
→是非ご連絡下さい!貴方は未来の宝です。一緒に音楽業界を盛り上げましょう!

■投資家の方■
→もし弊社にご興味を持っていただけましたら、更に詳細な今後のビジョンなどもお話しできれば幸いです。是非ご連絡下さい。

■その他の皆様■
→なんかコイツ面白そうだなと思われた方は是非ご連絡下さい! 飲みましょう!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

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https://twitter.com/no_my_

株式会社FAVORITE STEPS
代表取締役 / 作曲家
no_my

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