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2024年3月にSNS上で注目されていた企業と採用広報とは?【THINK for HR NEWS】

SNSデータを起点に企業の採用マーケティング・採用ブランディングの戦略立案〜実行まで一貫して支援を行うNo Companyでは、「企業」や「社員」のことについて書かれた記事が、X(旧Twitter)・Facebook上でどれほど共感されているかを毎月調査しています。

2023年のまとめ記事もぜひご覧ください!


調査概要

「THINK for HR調査」
データ取得期間:2024年3月1日~2024年3月31日

No Company独自のSNSデータベース(※1)を用いて調査。
調査対象:採用・キャリア関連の発信を行っているメディア(※2)を含む50エンゲージメント以上(※3)の記事
調査方法:各記事のエンゲージメント量を企業ごとに合算して発表。

(※1)デジタル・SNS上のエンゲージメント(「いいね」や「コメント」などのアクション)データを定性、定量の両面で収集、分析可能。国内のWEBメディア、採用・キャリア関連メディア、SNS(Facebook , X)上の投稿データを“エンゲージメント視点” で分析

(※2)ワンキャリア、FastGrow、note、外資就活、エンカレッジ、就活応援ニュースゼミ、jobpicks、キャリアハック、キャリアパーク、IXキャリアコンパス、Forbes CAREER、日経ウーマンキャリア、タレントブック、ビジネスインサイダー、20’s type、Woman type、キャリタス就活、Techable等を含む採用関連メディア、日本経済新聞、Yahoo!ニュース等のメディア

(※3)エンゲージメント量の参考値
媒体力が高いとされているYahoo!ニュースの1コンテンツあたりの平均エンゲージメント数:約200エンゲージメント
採用領域においては、50〜100エンゲージメント以上を目安に特筆すべき記事・文脈として抽出。

エンゲージメント獲得数TOP20

グーグル合同会社
株式会社リクルートホールディングス
ヤマト運輸株式会社
SOMPOホールディングス株式会社
株式会社LayerX
株式会社オルツ
amptalk株式会社
株式会社Xtraveler
株式会社カプコン
株式会社H&K
東日本旅客鉄道株式会社
フリー株式会社
株式会社電通
株式会社マーキュリー
オープンワーク株式会社
株式会社風音屋
オリックス野球クラブ株式会社
ビーステップ株式会社
株式会社良品企画
兵庫県神戸市

注目の3記事と共通点

上記20社の中でも、特に気になった記事や注目してほしい記事を3つピックアップしました。

①フリー株式会社(note)

社内で行われた「合理的配慮」を知る研修に関するレポート記事です。研修プログラムは、実際に障害の状態を体験してコミュニケーションを行うワークショップと、各障害別の仕事上での困難さやその合理的配慮、またお客様対応時の合理的配慮について学べるといった内容。狙いはあくまで、参加者に対して「今まで通り社内のメンバーやユーザーに向き合い続けようと思ってもらうこと」と記されており、参加者の感想コメントからも、組織としてDEIを大切にし、当たり前に多様性や公平性を重んじる「freee」のカルチャーが伝わってきます。また、この研修で使用した資料を社外に公開されていることからも、会社のスタンスへの魅力や信頼を醸成し、多くの共感を集めているのではないでしょうか。

②amptalk株式会社(note)

時短勤務で育児と自己成長の両立を図る社員さんが、両立する上で実践してみて良かったことや意識されていることについて紹介している記事です。仕事では「時間を有効に使い、非同期で働きやすい環境づくりを心がけること」、プライベートでは「少ない時間でも子どもとの時間は全力で向き合って濃密な時間を過ごして愛情を伝えること」が大事だと発信されており、どちらも自身の体験談や具体例も踏まえてわかりやすく伝えられていることが印象的です。また個人の働き方に寄せた話だけでなく、そのような働き方ができる「会社の働きやすい環境・組織カルチャー」にも触れられており、「amptalk」のミッションである「人と人が向き合う時間を最大化する」を社内のメンバーが体現できる環境であることも記事から伝わってきます。

③株式会社layerX(fast grow)

代表と新卒採用責任者が学生に向けて「BtoBスタートアップの魅力」について語ったセッションのレポート記事です。スタートアップの魅力とBtoBに目を向けるべき理由について切り分けて説明しつつ、学生には馴染が薄いFintechやAI・LLM事業を展開する「LayerX」で得られる成長や魅力的な環境についても触れられています。またその中で、ただ一方的にスタートアップを薦めるわけではなく、大手企業にも成長環境があることや、前提として、自ら一次情報を探し得て考えること・自分のキャリアにオーナーシップを持つことが意思決定において重要であると伝えられているのが印象的です。お二人のスタートアップ愛や「LayerX」のスタンス・カルチャーに共感や興味を持った人が多いのではないでしょうか。

考察

今月のTHINK for HR NEWSでは「会社の環境・スタンス」について注目しました。

新卒社員や若手社員に対して「DEIを大切にしている」「育児と仕事を両立できる環境がある」「若いうちから挑戦できる環境がある」とPRをするだけでは、情報過多な現在において企業の差別化は難しく、埋もれてしまう傾向にあります。採用広報を行う上でより若者の共感を集めるためには、「働きやすい環境への工夫・取り組み」や「実際に制度を利用した社員の体験談」「ミッション・バリュー設計の過程や背景」など、ストーリー性をもった具体的な発信が重要ではないでしょうか。

今回ピックアップした3つの記事は、記事を通して「社員の会社愛・熱量」「メンバー同士が協力し合う文化」「ポジティブな風土」が伝わり、働くシーンを想像しやすいといった共通点があると思います。

ご紹介している企業の広報記事を参考にしていただきつつ、このnote記事が皆様のこれからの採用活動の一助となれば幸いです。

【参考】採用広報に役立ちそうな記事をピックアップ!

ヤマト運輸株式会社(note)

▼株式会社リクルート(就活応援ニュースゼミ)

株式会社風音屋(note)


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No Companyは独自で保有するSNSデータベース「THINK for HR」によるデジタル・SNSデータ分析と、顧客の採用課題や目的、施策状況等のヒアリングをもとに、独自の採用マーケティング戦略を立て、ターゲット人材に選ばれるためのコミュニケーション施策を実行します。戦略策定~施策実行・PDCAまで一気通貫で全体を俯瞰した視点を持ったパートナーとなり、採用プロジェクトに長く並走できることが特徴です。

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