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【ウェビナーレポート】優秀人材に刺さる"採用広報"とは?マーケティングとメディア視点で解説!

本日は2022年9月15日(木)に、スローガン株式会社さまと実施したウェビナーをレポートでご紹介します。

ターゲットの認知、興味、入社意欲を上げるために、求職者のニーズをデータから把握することの大切さや、SNSで注目されやすいWEBメディアの活用方法についてお話しました。

※この記事は5分で読めます。
※講演時のみに共有可能な内容も含まれていたため、一部講演内での内容やスライドを省いております。

登壇者

スローガン株式会社執行役員 兼 FastGrow事業部長
西川 ジョニー 雄介 氏

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2011年モバイルファクトリー新卒入社。その後、 社員数3名のアッションに入社し、執行役員を務める。 15年7月にスローガン参画後は、学生向けセミナー講師、 就活メディアFactLogicの立ち上げを行う。 17年2月よりFastGrowを構想し責任者を務め、 カオナビ、シタテル、オプト、 パナソニックなどの採用ブランディングプロジェクトでは、 ブランドコンセプト策定から採用広報戦略の立案、 記事企画までを一手に担当している。

株式会社No Company 代表取締役
秋山 真 氏

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2016年にスパイスボックス新卒入社。2年間デジタルマーケティング領域でプロデューサー経験を積んだ後、2018年に採用コミュニケーション事業部を立ち上げ事業部長に就任。SNS起点の採用広報ソリューション開発や企業のオンライン採用、採用DX化などを支援。2021年10月にスパイスボックスの子会社 No Company,incを立ち上げ、代表取締役に就任。

マーケティング起点で考える、ターゲットに情報を届けるための導線設計 

No Companyとしては、メディア構造を捉えながらどのように導線設計を組めば、採用のパフォーマンスが最大化するのかという視点でお話させていただきました。

まず採用市場の背景として、採用活動のオンライン化が加速しています。最近では求職者が大手ナビサイト以外のSNSや採用関連のWEBメディアからも採用情報を得るようになってきています。

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そこで、メディアタイアップ記事(※)を制作し、求めている人材をターゲティングの上、SNS広告を配信する企業も。アンケートを見ると、SNSの情報で入社の意向が上がった経験のある方は75%と、SNS上での接点が採用の後押しになっていることがわかります。

(※)メディアタイアップ記事
メディアに依頼をし、自社の商品やサービス、人材、採用の取り組み等について紹介する記事を書いてもらう、広告手法のひとつです。自社が訴求したい内容と相性のいいユーザー層を抱えたメディアを見極めることが重要です。

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ただし、SNS上には情報が溢れているため、発信をする際にはいくつか注意も必要です。どのプラットフォームで認知を取って、どのサイトに来てもらって、どのコンテンツで事業内容や社風まで知ってもらうのか? といった動線設計をすることが重要になってきます。

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最近では、自社でSNSアカウントを運用し、フォロワーを増やすやり方ではなく、ターゲットとの接触・興味喚起を目的としてSNS広告を活用する企業も増えてきています。

「何を発信するのか」も重要

一方で、SNS上には採用に関する情報だけが流れているわけではないので、世の中の話題と接着させて自社の発信を行うと共感を得やすくなります。

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特にSNS上でアプローチをする際や、ターゲットがZ世代になる場合は、今、どんな表現で訴求すると求職者に伝わりやすいのか? 文脈を捉えた言葉選びや表現の仕方が重要になります。

No Companyでは、右側の青い円で示している世の中の共感ポイントや文脈を把握するために、独自のソーシャルリスニングツール「THINK for HR」を活用しています。
※サンプルデータをご覧になりたい場合は、こちらよりお問い合わせ下さい。

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メディア起点に考える、刺さるコンテンツのつくり方

ここからは、コンテンツを作る際にどんな内容だとターゲットに刺さるのか? という視点でFastGrowさまにお話いただきました。

「でも(but)」を意識した企画づくり

まず、自社の魅力を伝えた際に、求職者から出てくる「でも……」という不安や疑問を潰せる・解消できるコンテンツを発信することが重要です。

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例えば「でも、業界トップではなさそうにみえるし……」「でも、広告代理店ってこれから成長できるのかな……」という負の声に対し、オプトの2代目社長が打ち返した記事は、求職者のみでなく、広告業界の方にも広く読まれました。

広告業界ってどうなるのか? という内容で始まるため会社の紹介を入り口にしていない点はおさえておきたいです。多くの記事で、会社紹介から始めないようにしています。求職者が企業に関心を持つきっかけは社名ではないからです。例えば、どんな優秀な人材がいるのか、事業づくりのノウハウやカスタマーサクセス、組織の変遷などといった内容であれば、社名を掲げなくても、採用ターゲットを引き付けることは可能です。

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軸となる発信コンセプトを作る

ブランドターゲットにいいねといわれる発信

採用ターゲットを採用するには、内定者に「いいね」「シェア」してもらえる情報提供をできているかが大切。また、影響力を持っている社員や社外のインフルエンサーを巻き込むことで、記事が拡散されやすくなるので、「誰を巻き込むか」を意識することもポイントです。

Q&A

Q.記事コンテンツを作る価値はどこにありますか?

秋山:これまでは自社の誰かが求職者に話して理解してもらっていた内容を、記事で読んで理解して貰えるのはいいですよね。人事の工数削減にも繋がります。

西川:コンテンツの価値は、公開直後の数日間での認知獲得だけはなく、資産として使っていけるところにもあります。

秋山:たとえ2年前に公開した記事であっても、求職者にマッチしていれば読まれますよね。

Q.KPIの設計や、採用への貢献はどのように計測しているのでしょうか?

西川:PV数は広告を打つことで増やせる数字でもあるので、以下の3つを大切にしています。

①ターゲットが最後まで記事を読んでくれているか、読了率を見ること。
②イベントを開催する際には、申込時と参加後とでアンケートを取り、企業の認知レベルや見え方がどのように変わったかチェックすること。
③採用ターゲットからの認知度が向上しているかを見ること。

秋山:加えて、No Companyでは、採用サイトのアクセス解析を行うこともあります。どこのサイトから流入があったのかやシーズンによっての違いなどを見ています。

お知らせ

■お問い合わせについて

No Companyは「THINK for HR」によるデジタル・SNSデータ分析と、顧客の採用課題や目的、施策状況等のヒアリングをもとに、独自の採用マーケティング戦略を立て、ターゲット人材に選ばれるためのコミュニケーション施策を実行します。戦略策定~施策実行・PDCAまで一気通貫で全体を俯瞰した視点を持ったパートナーとなり、採用プロジェクトに長く並走できることが特徴です。

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「THINK for HR」の詳細や採用マーケティングの具体的なソリューション・実績について知りたい方は、下記URLよりお気軽にお問い合わせ下さい!

▼お問い合わせフォーム
https://share.hsforms.com/1bvfFNdWpT72Lo3DvhSHZqw5l1au

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