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蔵書2000冊超のボクがススめる、1000円以下で良書と出会う方法

誰でもそうだと思うのですが、読書好きのボクでも波があります。小説ばかり読んでいる(聴いている)時期、ビジネス書/実用書ばかり読んでいる(聴いている)時期、ブログ記事をまとめて読んでいる(聴いている)時期、気分にあわせて読む(聴く)内容を変えています。

*読む(聴く)と混ざっている理由は、ボクは大抵の場合、本を自炊(電子化)→OCR処理→テキスト化→TTSで再生し、「聴いて」いているからです。自分的に「読む」と書くとウソをついているようで、気持ちが悪いので、「読む(聴く)」と書いています。詳しくはこちらを参照下さい。

読むジャンルは異なれ、良書と出会う確率を高める方法があれば知りたいところだと思います。ボクの経験則に基づく独断的意見ですが、紹介してみたいと思います。

良書と出会う確率を高める方法

気に入った著者の別の本(70%)
知人が紹介してくれた本(50%)
ネットや本で紹介された本(20%)

気に入った著者の別の本

良書と出会うのは、これが一番確率が高いと思います。気に入った著者も人間ですので、常に良書を増産できる訳ではありません。しかし、気に入った著者であれば、自分が気に入る確率は高いのかな?と思います。

まー当たり前ですね。ビジネス書よりも小説の方がその傾向が高いかな、と思います。

知人が紹介してくれた本

これは意外なほど、ヒット率高くありません。理由は単純で、その知人と趣味嗜好は似ていたとしても、知的レベルや思考の深さは異なる可能性があるからです。特にビジネス書や実用書でよくあります。

友人が紹介してくれた本は知っている内容ばかりで、特に目新しさもなかった、あるいは洞察のレベルが低すぎた、なんてことは結構あります。

もちろん、今の自分にピッタリの本を紹介してもらえることもあります。「気に入った著者の別の本」同様、「オススメがよく当たる友人」もいます。それは、

自分より、その分野に詳しい友人です。この際に、自分が読んで良かったと思った本を伝えると、良書に出会う確率はさらに高まります。

以前、不動産投資を始めたばかりの友人に本をススめることになりました。せっかくまとめたからと他の友人にもSNSグループで紹介しました。そこで、自分より知識があるXXさんに「XXさんも、これ以外にいい本あれば是非紹介して!」とお願いしました。

すると、どうでしょう。自分が知らない超良書を紹介してくれました!

持つべきものは知識ある友人です。
その友人の知識や知恵を形成した書籍も紹介してもらいましょう。

知人が紹介してくれた本が合わない場合

あくまでもボクの経験則ですが、小説に関しては、知人の紹介のヒット率はあまり高くありません。趣味嗜好が近いと思っていても、小説は人の根源的な部分を揺さぶる書物なので、なかなかドンピシャとはいきません。

会社の友人に、「読みたい本が見つからなくなってきたので、時代小説を今は読みはじめた。よくわからないので紹介してほしい」と、お願いしました。

紹介された2冊の本はいずれも有名な本でしたが、当時のボクは知りませんでした。1冊は面白く、上下巻でしたが、2日で読み(聴き)終わりました。「時代小説で何読めばいい?」とボクが聞かれたら、オススメする本の一冊になりました。

もう一冊はダメでした。3巻セットなのですが、頑張って読んでも(聴いても)、頭に入ってきません。1巻目で挫折です。今では「読もうと思ったけど、読めなかった本」という記憶しかこの本にはありません。

また、別のケースでは、上記の知識ある友人にススメられた小説2冊を読み(聴き)ました。1冊はよかったのですが、もう1冊は?でした。頑張って通読(通聴)したのですが、読了(聴了)した感想は、「読了感(聴了感)、良くないな」でした。もともとサスペンスは好きでないのに、ススメられるまま読んで(聴いて)しまったのが理由かもしれませんが(苦笑

こんな感じで、小説の場合は、人から紹介してもらっても良書と出会える確率は、50%ぐらいとではないかと思います。

ネットや本で紹介された本

出版社
プレジデント社や日経BP社が、新刊がでるとその特集記事を数回連載で載せることがあります。それにつられ面白そうと思い書籍を購入することがあります。しかし、これは結構失敗しますw

相手も本を販売するプロなので、本の良さそうなところを抜き出してアピールしてきます。その抜き出しについて、もっと知りたいと思わせ、本を買わせる作戦です。

それは重々承知しています。それでも1500ー1800円で知識が得られればと、購入する訳ですが、残念ながら薄っぺらい本が多いです(苦笑。10冊中1冊でも当たればラッキーぐらいの感覚で購入しています。

新刊発売間際であれば、メルカリでそこそこの高値で売れます。実質500円程度で読むことができます。1800円の本をメルカリで1400円で買って、メルカリで1300円で売るイメージです。

販売時損益:1400-1300=100円
メルカリ手数料: 130円
送料:175円
合計: 405円

ボクが本を躊躇なく買える理由ですw

書評ブログ
書評ブログのライターさんも的確に本をまとめてくれています。そのため、そのブログを読むだけで完結してしまうケースもあります。しかし、いいことが書かれている本については、やはり原書を読みたくなってしまうものです。

この場合でも、出版社と同様、売ることが目的になっていることもあるので注意が必要です。読んだ本を片っ端から紹介している書評ブログは商業サイトと認識した方がいいと思います。

ボクの経験則では、自分が知見あるカテゴリのビジネス書/実用書だと、それなりの知識があるため、5冊に1冊ぐらいしかメモをとりません。つまり、20%の確率でしか、良書の一歩前の「少しでも役立った本」にしか出会えないのに、それを頻繁に紹介できるのはふるいにかかってない証拠です。

したがって、この紹介についても、10冊中1冊でも当たればラッキーぐらいに思っています。

カテゴリまとめブログ/記事
キュレーション*してくれているので、それなりに役に立つことが多いかな、とは思います。

*キュレーション:「収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有すること(コトバンク)」

ただし、機械的にキュレーションしているサイトは、その情報をもとに、Amazonレビューなどを確認する前提で参考にするべき、と思います。明らかに、読んでないと思われる文章説明でランキング化されていることもありますからね。

でも、調べる手がかり、情報をもらえるのは、それはそれで価値があるのだと思っています。

Kindle Unlimited

説明はほとんど必要ないと思いますが、月額980円で対象本が無限に読める本サブスクリプションです。毎月1日に新しい対象の本が登場し、ある本は対象外になるようです。

池井戸潤さん本も、数ヶ月前に1ヶ月(2ヶ月あったか?)限定でしたが、まとめて登場したことがあります。ボクは全冊持っているので恩恵を得られませんでしたが、「話題だから読んでみよう」と、気軽にお試しできるのはとてもいいチャネルだと思います。なんたって、980円ですからね!

そんなKindle Unlimitedのボクの活用法は、「今月のおすすめ」「Kindle Unlimited人気小説」で新たに登場したレビュー件数が多い著者の本を読むことです。

ま、普通といえば普通なのですが、これがなかなか、新たな著書に巡りあえる場で、時たまクリーンヒットを飛ばします。

小説は先程書いたように、好みがあるので全ての人に当てはまるとは思いませんが、喜多川泰さん中山七里さん犬飼ターボさんなどは、ここで発掘できた著者です。

あえて書きませんが、逆に人気があるのにボクにはダメとわかった著者もいますw

ビジネス書であれば、前田裕二さん落合陽一さん佐藤航陽さんなども発掘できました。このような若手論客の方の視点はアラフィフのボクにとっては、よい刺激となります。

Kindle Unlimtedは新たな著書発掘に最適です!

おまけ(Kindle Unlimitedのまとめ本)

2021年3月現在、Kindle Unlimtedで無料で読める、まとめ本を紹介します。ここからも良書とで出会える可能性はあります。

楠木健著「戦略読書日記」

このを読んだ後には、同書で紹介されていた5冊の本を購入してしまいました。いずれの本も刺さる内容があり、センテンス数カ所をメモとして残しています。。

またその後、藤原和博さんや出口治明さんの本は立て続けに何冊か読んでしまいました。

永井孝尚著「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」

ここで紹介されている10数冊は、30代のときに読んだかな?といった感じでした。まー読めばいいというものでないので、なんですが。。。

紹介されているのは、いずれも有名な本ばかりです。これからMBA的知識を得ようと考えている人は参考になるでしょう。

ちなみに、永井孝尚さんといえば「100円のコーラを1000円で売る方法 」シリーズがベストセラーになった著者の方です。そのコミック版3冊全てが、現在Kindle Unlimitedの対象になっています。これはお得です。読まれていない方はこの機会に読んでしまうことをオススメします。

自分が学習したいと思っている分野の内容をマンガやストーリーで学ぶと、理解しやすく、エピソード記憶して記憶に残りやすい効果が期待できます。

このやり方は、ドラゴン桜で紹介されていました。古文、日本史、世界史の勉強をまずはマンガで始めるのです。

それを読んでから、ボクも未知のカテゴリ分野を学ぶ時には取り入れている方法です。ビジネス分野の知識習得でも同様の効果が期待できます。

それなりに知っていると思っているマーケティングに関しても、ストーリーものやマンガであれば、娯楽感覚で飽きずに読めます(聴けます)。

Kindle Unlimited歴5年弱のボクの予想

今日紹介した本は、一応各々にURLリンクを貼っていますが、Kindle Unlimited対象ばかなりなので、Kindle Unlimitedで読まないと損です。

喜多川泰さん犬飼ターボ前田裕二さん落合陽一さん佐藤航陽さん永井孝尚さんの本数冊、ならびに楠木健著「戦略読書日記」は、常にKindle Unlimitedの対象です。

中山七里さんはもう対象外になってしまっているようですね。池井戸潤さんのことごく、短期間対象だったのかもしれません。前田裕二さんの超ベストセラー「メモの魔力」も一時Kinlde Unlimitedの対象となりました。

そんな過去の掲載傾向を見てきたボクが予想するに、「コミック版 100円のコーラーを1000円で売る方法」は今月限りではないかな?と予想します。MBAの方は先月もあったので、4月も残るのでは?と予想しますが、どうでしょう。ハズレたらごめんなさい!

なので、読みたい場合は、Kindle Unlimitedに加入するとよいです。加入から30日間は無料で読めます。

実は、ボクの蔵書の3割ぐらいの本はKinlde Unlimitedだと思います。合法的に保存しているので、お得に本を浴びるように読めてます(聴けてます)。

ボクの蔵書数が多い理由かもしれませんw

Kindle Unlimited登録のリンクを一応貼っておきます。



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