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#漫画家ミライ会議 2022 開催のお知らせ

こんにちは。取締役CXOのころくです。カラッとした秋晴れの気候から急に空気の冷たさを強く感じる様になりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

この時期は、ナンバーナインにとって年に一度のビッグイベントが開催される時期でもあります。

そう、漫画家さん向けトークイベント「漫画家ミライ会議」の時期です!

「漫画家ミライ会議」について

ここ数年の電子コミック市場の急伸や国民的ヒット漫画の登場により、過去最高の売上を更新するまでに成長している漫画業界。その発展を支える出版各社や企業の取り組みがニュースで取り上げられる一方で、漫画家たちに起こる変化について語られる機会は多くありません。

急成長の漫画業界において、いまの漫画家たちが何を考え、どんなキャリアを歩もうとしているのか。

漫画家ミライ会議は、激変の渦中にある漫画家の生き方や考え方から創作論まで、様々な角度から意見をシェアし合う漫画家のためのトークイベントです。

■ イベント詳細
日時: 2022年12月15日(木) 16:00-20:30、12月16日(金) 16:00-20:30
配信方法: Zoomウェビナー/YouTube Live(予定)
※Zoomウェビナーでの視聴は事前登録が必要です
参加費用: 無料
イベントページ: https://miraikaigi.no9.co.jp
視聴登録(Zoomウェビナー): https://us02web.zoom.us/webinar/register/5016680606522/WN_peyiEdlvQwKd8GiWe08Wzg

2022年のテーマは「漫画が、拡張する。」

今年のメインテーマは、「漫画が、拡張する。」です。

漫画ジャンルの細分化、WEBTOONという新たなフォーマットの台頭、メディアミックスの多様化、制作環境の技術的進化……。昨今の漫画市場が過去最高売上を記録する陰で、漫画があらゆる意味で拡張しているように感じます。

商業・同人・ジャンルの壁を超えた漫画家たちが出演してきた漫画家ミライ会議。今年は、そんな「漫画の拡張」を体現するようなプレーヤーの方々が出演するだけでなく、総合司会としてお笑い芸人でよしもと漫画研究部部長でもある吉川きっちょむさんをお迎えします。年々パワーアップする漫画家ミライ会議を通して、ぜひあなたの創作意欲を拡張させちゃってください。

今年のセッションラインアップはこちらです。

12月15日(木)のセッション

16:00-17:05
【Studio No.9×坂井優太(LINEマンガ編集者)】 国産WEBTOONの現在地

今年の漫画家ミライ会議のオープニングを飾るのは、やはりWEBTOONでしょう。日本におけるWEBTOONの第二黎明期とも言える今年は、漫画業界内外から非常に多くの企業が参入してきました。

ニュースを見なかった日がないと言っても過言ではないWEBTOONにおいて、国産WEBTOONの作品自体はいま何が注目されているのか。このセッションでは、ビジネスモデルや制作スタイルは一旦置いて、「国産WEBTOON作品のヒット」にフォーカスを当ててお話を掘り下げていきます。

出演いただくのは、WEBTOONの世界的二大プラットフォームの一つLINEマンガで編集者をされている坂井優太さんと、弊社のWEBTOONスタジオ「Studio No.9」所属の作家・江藤俊司さんです。

17:30-18:30 【ヒロユキ×若林稔弥】 漫画家とお金

個人事業主である漫画家さんにとって、お金の話は知りたいけど意外と聞けないし聞く機会もない、だけどとても重要な話です。

このセッションでは、お金に詳しいヒロユキさんに、漫画家の収入源やヒットした後のお金のやりくりなど、漫画家として活動していくために必要なお金のお話を、お金の話が苦手な若林稔弥さんと一緒に伺います。

ちなみにヒロユキさんと若林さんは、過去の漫画家ミライ会議にもご登壇いただいていて、ヒロユキさんは一年ぶり二回目、若林さんは第一回目から毎年参戦してくださっています。

連載を抱えるご多忙の身でありながら、毎回貴重なお話を繰り広げてくださるお二人。「お金」がテーマの今回は、果たしてどこまで突っ込んだお話を伺えるのかが今から楽しみです。

19:00-20:30 【紗久楽さわ×小林愛】 異色のBL『百と卍』がヒットした理由

漫画業界の盛り上がりの中で外せないと思ったのが、BL人気でした。今年はナンバーナインもTwitter上で「 #創作BL大豊作まつり 」を企画するなど、同ジャンルの盛り上がりを肌で感じることのできた年です。

そこで今回は、既刊5巻で累計50万部を突破する大ヒットBL漫画『百と卍』が読者に愛される理由を紐解くセッションを用意しました。

「このBLがやばい! 2018年度版」、そして「BLアワード2018」の次に来るBL部門でともに1位を獲得したことでも話題となった『百と卍』。さらには、メディア芸術の総合フェスティバル「第22回文化庁メディア芸術祭」にてマンガ部門優秀賞を受賞(BL漫画としては初の快挙!!)するなどジャンルに囚われず幅広い読者から支持を集めています。

セッションには作者の紗久楽さわさんと担当編集者の小林愛さんに出演いただき、作品誕生の裏側やお二人の関係性、大ヒットへの道のりについて色々お話しいただきます。

12月16日(金) のセッション

16:00-17:05
【ちばてつや×小林琢磨】 ちばてつや氏が、いま漫画家に伝えたいこと

二日目のオープニングを飾っていただくのは、レジェンド漫画家・ちばてつやさんが登場します。

漫画業界の盛り上がりや拡張を謳う一方で、歴々の漫画家さんたちが築いてきた功績や勝ち取ってきた環境についても目を向けていきたい。そんな思いで企画したのが、漫画文化の発展に寄与し、漫画家を支援する活動も行われている日本漫画家協会の会長を務められるちばてつやさんのセッションです。

本セッションでは、17歳でデビューしてから今に至るまで、60年以上も漫画を描き続けるちばてつやさんに様々な質問をぶつけ、激動の時代を生きるいまの漫画家に伝えたいことをお伺いします。

また、この貴重な機会を私たちの質問だけで埋めるのももったいないということで、視聴いただく皆さんからもちばさんに聞きたいことを事前に募集いたします!ぜひ、この機会をお見逃しなく。

17:30-18:30 【双龍×ワコム中の人】 漫画表現とデジタルツールの進化

昨今の漫画作品の増加、漫画家の増加を下支えしているものとして、デジタルツールの進化は避けては通れません。コロナ禍によりリモート作業が増え、制作環境のデジタル化はさらに加速したと言われているように、創作を続ける漫画家さんにとってデジタルツールはより不可欠な存在となっていくように思います。

そこで、漫画家の双龍さんと、ペンタブ・液タブを開発するワコムの中の人として塩川浩章さんと西澤直也さんにご出演いただき、「漫画表現とデジタルツールの進化」をテーマにしたセッションを企画しました。

最近は3Dレンダリングソフト「Twinmotion」を活用するなどデジタルツールを駆使して創作を続ける双龍さんと、デジタルツールを活用する漫画家で知らない人はいないと言っても過言ではないワコムの中の人のクロストークで、漫画表現の進化と、ペンタブを起点としたソフトの進化も合わせて紐解いていければと考えています。

セッション中に、実際にペンタブを使って双龍さんに制作する様子を見せていただこうと思っていますので、ぜひお楽しみに。(さらには本セッションを視聴いただいた方限定で、ワコムさんから特別プレゼントも?!)

19:00-20:30 【室井大資×阪元裕吾】 漫画と映画の創作論

今年の最後を飾るのは、漫画家×異分野クリエイターによるクリエイタークロストークです。

ご出演いただくのは、『秋津』『レイリ』『バイオレンスアクション』などを手掛ける漫画家の室井大資さんと、『最強殺し屋伝説国岡』『ベイビーわるきゅーれ』『黄龍の村』などを手掛ける映画監督の阪元裕吾さんです。

アイデアの源泉は何か。創作において何にこだわるのか。二人が意識するライバルは誰なのか。二人がそれぞれ聞いてみたいことは何なのか……。

『バイオレンスアクション』と『ベイビーわるきゅーれ』という、奇しくも「殺し屋の女の子」が主人公の物語を紡ぐ二人のクリエイターによるストレートな創作論は、今から楽しみで仕方がありません。

【初の試み】総合司会を吉川きっちょむさんにお願いしました

毎度のことながら一本一本が気合の入ったセッションで、連続して見るのはなかなか体力を奪われます。そこで今年は、漫画大好き芸人の吉川きっちょむさんを総合司会としてお招きし、緩く楽しんでいただけるゲストトークの時間を用意しました。

セッションとセッションの間に、5分休憩を挟んで繰り広げられるゲストトークの時間では、セッションを終えた出演者さんとのアフタートークやSNSに投稿されたコメントの読み上げなどを予定。さらには会場にお越しの漫画家さんをお呼びした突発的なセッションが生まれるかも?! 楽しんでいただけるよう色々企画中ですので、お見逃しなく。

【スポンサー絶賛募集中】

漫画家ミライ会議では、漫画家のミライを一緒に考える本イベントに協賛いただく企業様・団体様・個人様を幅広く募集しております。ご興味をお持ちいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記フォームよりお問い合わせください。(締切: 11/30まで)

最後に

今年で3回目を迎える漫画家ミライ会議。まだまだ若い小さなイベントではありますが、回を重ねるごとに着実にレベルアップしていると実感してます。

本イベントは、「ミライ会議」というタイトルを冠していますが、気難しいイベントではありません。オンラインでの参加は自由。ちょっとしたスキマ時間に覗いていただいてもOKです。

一度参加したら楽しすぎて最後まで観ちゃった、と言っていただけるようなイベントにしたいと思いますので、ぜひ今から12月15日と16日の16時以降はカレンダーで押さえておいていただけますと嬉しいです。

▼イベントの事前申し込みはこちら


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