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コロナ後も同じ場所で頑張れますか?

コロナウィルスが割と落ち着いてきた報道が多くなってる最中

5月14日に日本政府は39県で緊急事態宣言の解除を発表した。

それに伴い徐々にテレワークから職場へ出勤などが増えてきている日本。

ドワンゴなどはコロナ終息後もテレワークを推奨すると謳い、

都心のオフィスを解約する企業まで出てきている状況。


勿論、職場へ赴かないといけない業種もある。

役所や医療関係、警察、消防、物流、飲食、小売や生産製造などは

基本的に出勤が必要とされる。

役所、医療、警察、消防は言わずとも

物流が止まればネット注文もできないし、材料も運べない

生産製造は動いてもらえることで安定して商品が手に入る。

小売りはその商品の窓口として必要だし

飲食は労働者の疲労を軽減してくれると言う形で存在していたが

休業ラッシュで経費や生活困難な実情。

そんな彼らの仕事が現状いろんな意味で『命がけ』ってのはわかるし、恩恵を受けてる側として感謝している。


ただ、結局私たちに出来ることは「ありがとう」という気持ちで接するまでであって

彼らの生活を豊かにすると言うことはできていない。

「ありがとう」の反面「加害」してしまっている。


そんな彼らを本当の意味で労えるのは雇用者であり経営者なのである

施設が存在し、コロナの中でも利益が増えている

ということは、従業員が確実に疲労している場所ではないだろうか?


そんな中、イトーヨーカ堂やマツモトキヨシホールディングスなどは慰労金や特別手当を出している。

伊藤忠に関しては大盤振る舞いに10万円以上の慰労金。

金で解決する問題ではないけれど、これは従業員としては実に嬉しい話だろう。


しかし、従業員を労うことなく負荷をかけ続け何もしないで炎上した企業もあるし、「その提案どうなのよ?10万円給付もらう価値あるよ、命かけてるじゃん」と思わせた広島県知事自治労神奈川県職員労働組合もある。

炎上して知られれば、少なからずその団体のマイナス評価が増える。

解決には至らないけど少しだけ従業員の気持ちは晴れるのかもしれない。


ただそれは結局、氷山の一角で誰にも声が届かずに嘆いている人も数多いると私は思う。

そんな労いのない環境下で働くことは幸せなのだろうか?

今はどう転んでも不幸でしかない。

10年後、「ああ、頑張っていて良かった」って思えるのか?

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少なからず私はそう思わない。

もし未来で同じようなこと、もしくはそれ以上が起きた時

あの時に頑張ったんだ、今回も何とかなるだろう。」

あれだけ大騒ぎしてお前らコロナになってないじゃん。今回は振り回されず通常業務でよくね?

と上層部は考えるだろう。

結局それは大きな勘違いで無駄な結論でしかない。

そういう団体に所属していた場合

今以上の疲弊をさせられ、今以上の命のリスクが発生するだろう。


終身雇用が崩壊し始めている現代において

従業員を駒のように扱う団体に未来はあるだろうか?

頭がまともな人間ならば転職

残るのは思考停止した無能な人間ばかりではないだろうか?

思考停止した無能な人間ができる仕事と言えば

指示された事をある程度のレベルで処理をする


そう、つまりロボットなのだ。

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ここで厄介なのが「結局は人間」ということ。


そろそろお気づきいただけただろうか?


思考停止をした無能な人間ができることはクオリティの低いロボットと同じ。

5GとAIで思考停止人間を凌駕する生産性をもたらす未来。


従業員を大事にしない団体で我慢して、

今から15年後くらいにプログラム技術が当たり前になったとき。

上層部はどう考えると思います?

上層部じゃなくても一般論でいいです。


『病原菌にかからない、ローコスト、文句言わない、高クオリティ、感謝しなくていい』

『病原菌にかかる、働かせた分だけ高支出、文句も言ってくるし、クオリティも低い。感謝しないといけない』

どっちがいいですか?

勿論前者ですよね??


もし、貴方が「多少の犠牲はあっても大切にしたい!」と思っているものなら後者になるでしょう。

貴方も大切なものは使い捨てではなく、メンテナンスして掃除して壊れないように使いますよね?壊れたらできるだけ修理するけど修理しないようにしますよね?

それが普通だと思うんです。


これは雇用契約でも同じ事が言えるでしょう。

意見も聞かない、労わない上層部は、壊れたら使い捨てと認識しています。


つまり労わない人間の下には就く必要がないのです。


それでも貴方は

その団体で我慢して働きますか?

それとも労ってくれそうな団体に転職しますか?




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最後の時を

楽しかったなと幸福論で迎えるのか、

疲れたと思って疲労論で迎えるのか。

コロナウィルスは多くの被害をもたらしていますが

素晴らしいターニングポイントを与えてくれたと私は考えています。




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