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ヴィーガン食とは?

「Welcome to the WELLBEING JOURNEY(ウェルビーイングジャーニーへようこそ)」というコンセプトのもと、2023年11月6日(月)に神戸本社の改装が行われました。

no3 kobe office

この改装は経営理念である「WELLBEING COMPANY(ウェルビーイング企業)」をより具現化するために行われ、環境への取り組みと「見せる×魅せる」のアプローチを組み合わせ、ウェルビーイングを提供する空間として再構築されました。

また渋谷に店舗を構えるTOKYO JUICE監修の元、オリジナルレシピでヴィーガンランチやジュースを提供するにあたり、オーナーのJeffさんとスタッフのMiyukiさんにインタビューを行いましたので、ぜひご覧ください。

ジェフさん、ミユキさん

●ヴィーガン食とは、またヴィーガンランチをとることで変化はあるか
ヴィーガンとは「Veganism(ヴィーガニズム)」という主義から誕生した言葉で、肉や卵、乳製品など、動物性食品を食べない思想を持った人のことです。
菜食主義者はベジタリアンと呼ばれますが、種類は色々とあり植物性食品と乳製品を食べるラクト・ベジタリアンや魚や卵、植物性食品を食べるペスコ・ベジタリアンなどと分類されています。

その中のひとつにヴィーガンがあり、イギリスのヴィーガン協会で定めるヴィーガンの定義は「衣食住全ての目的で不可能でない限り動物からの搾取をしない生き方」としています。完全菜食主義というこだわりだけでなく、生き方にも動物由来を搾取しない主義を貫く人がヴィーガンといえるかもしれません。

単に、動物性のものを食べないようにしてダイエットや健康を考えるということよりも、動物や環境のことを考えるマインド的なものであるのだと思います。
畜産は地球温暖化を早めるという研究結果もあり、ヴィーガン食にたまにでも切り替えることで牛を育てるためのたくさんの水を使うことを考えたり、また大量生産の食用の動物たちへの敬意を少しでも示すことができるのだと思います。

ヴィーガンサンド

●研修中のスケジュール(どのようなことを行ったのか)
研修中は日常であまり使い慣れていない機器が多いため、まずはマシーンの使い方やメンテナンス方法を学ぶことからスタートし、次にジュースの絞り方やスムージーの作り方などを練習しました。
機器の使い方に慣れたら、以前は市販のヴィーガンマヨネーズを使用していたところを、マシーンを使用して豆腐などの原材料をミキサーして1から作るヴィーガンマヨネーズのレシピをレクチャーし、出来上がったマヨネーズと社内の水耕栽培の野菜をふんだんに使用したヴィーガンサンドの作り方を練習しました。

ただパンの上に食材を重ねるのではなく、野菜の並べ方や挟む量、パンの切り方を工夫することで見栄えがまったく変わってきます。見て嬉しい、食べて美味しい、ヘルシーかつ満足感のあるサンドイッチが作れるように何度も練習を重ねました。
また旬の野菜を使用した副菜やスパイスを組み合わせて作るヴィーガンカレー、手作りのアーモンドミルクなどのレシピを説明しました。


●どうやってレシピを作っているのか、またレシピをつくるうえで気を付けていること
レシピは簡単で真似しやすく工夫しています。
よくヴィーガンの方は何を食べるの?という質問を耳にします。そのヒントもアイディアに生かして考えています。
四季の食材を楽しむ文化は昔からあり、一年を通して食を楽しめ栄養価も高く健康管理などにも繋がります。春はアスパラや春キャベツ、夏はきゅうりやトマト、秋はきのこ類やオクラ、冬は白菜や大根など旬の素材は数多くあげられます。
これらの旬の素材をうまく組み合わせて、野菜を中心とした食材を使い野菜だけでも食べづらくなく食が進むように工夫をしたレシピを作成しました。


●代表的なヴィーガン代用例を教えてください
食材ではお肉の代わりに大豆を使うことがヴィーガンではない人にも多く知られています。
大豆にはタンパク質が多く含まれており栄養をとれるように工夫をして料理を作ることができます。現在日本でもヴィーガンを意識し、日常の食生活に取り入れやすくなってきています。


●東京のヴィーガン事情はどうですか
東京ではヴィーガンと調べれば多くの店舗がヒットします。今ではヴィーガンでない人もヴィーガン専門店へ行きヴィーガンの美味しさを楽しむ人も増えています。
和食、洋食、中華などある中で東京では◯◯駅にあるヴィーガン料理店どう?と、選択肢の一つに入ってくるが多くなってきています。地方よりも店舗数が多いヴィーガンを選ぶのも楽しみの一つだと思います。


●誰でも試せる簡単なレシピを教えてください

【じゃがいも煮(4人前)】
肉の代わりに大豆ミートを使用します。
材料:
・じゃがいも4個
・人参100g
・玉ねぎ1個
・インゲン8本(1人2本)
・大豆ミート150g
調味料:
・醤油60ml
・みりん30ml
・きび砂糖30g
作り方:

  • じゃがいも、人参、玉ねぎを食べやすい大きさに切る、インゲンは筋を取る、大豆ミートはお湯で戻す。

  • 鍋にオリーブオイルを入れ、じゃがいいも、人参、玉ねぎを炒める。

  • ②にある程度火が通ったら調味料を入れ、インゲンと戻した大豆ミートを入れる。

  • 最後に味見をして、醤油、みりんで味を整える。


【切り干し大根の酢漬け(5人前)】
材料:
・切り干し大根50g
・塩昆布10g
調味料:
・リンゴ酢50cc
・鷹の爪少々
作り方:

  • 切り干し大根はさっと水通しして、食べやすい大きさにほぐし、しっかり水気を取る。

  • ①にお湯100㏄を注ぎなじませる。

  • ②に塩昆布と鷹の爪少々と50㏄のリンゴ酢を入れて混ぜ合わせる。