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働きながら香港大学MBAを成績優秀者として卒業した話

36歳の時に思い立って大学院に入学しました。

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なぜMBAを取ろうと思ったのか?

もともと英語がすごく得意なんですが、新卒で外資系金融に入社した人はわかると思うんですけど、帰国子女率の多さに圧倒され、更に慶応大卒の多さにも圧倒されますw 私は超テストが嫌いで、受験したくなかったから推薦で関西の私大を卒業したチキンなので肩身が異常に狭くて学歴もかなりコンプレックスでした。海外の教育機関を経ていないこと、また少し興味があった国連系の仕事に就くには「院卒」の学位が必要だったこと、更に婚約した時に義父から国立大学院卒の息子に比べて私立大学なのによく同じ会社に就職できたな、という言葉もかなり引っかかっておりました。35を過ぎてから仕事は頑張ってもそれだけの対価を感じなくなって、仕事以外に頑張って対価をもらえるものを求めていたんだと思います。

どうやって学校を選んだのか?

MBAとなると学校は限られていますが、できることならランキング上位の学校を狙っていました。香港では香港科学技術大学(科技大)と香港大学が上位校です。ただ、働きながらの通学なので平日か週末か、またキャンパスはどこなのかもとても重要。私は週末に通いたかったので科技大はめちゃくちゃ遠いキャンパスでしか授業をやっておらず、悩みました。香港大学は大学ランキングや知名度では圧倒的なのに対し、MBAでは科技大の方がランキングが上なんです。悩んだ結果両方受験し、合格を勝ち取ったという満足度で通いやすい香港大学に入学。結果かなりいい選択でした。

MBAを取って良かったこと

まず一つ目に圧倒的にネットワークが広がること。社会人になりましてや子育てとの両立でとにかく時間のないワーママですが、違う業界の友達なんてなかなかできないもの。ちなみにMBAはかなり中国人にも人気で越境して深センから通学する同級生もかなり多くいました。そんな多国籍なクラスルームで発言する機会が多く、私の学年は日本人ゼロだったためケーススタディなどで次の授業でチームを組みたいと言ってくれる同級生がたくさん!二つ先の授業まで予約されたこともありました!こんなに求められる経験はなかなかないです! 

二つ目は仕事で使えそうな色んな理論を体系的に学べること。学生時代の簿記2級の知識でなんとかやってきた私ですが、マーケティングや経済的理論、統計学など今まで避けてきたトピック満載で、それでも一から教えてくれた教授に感謝すべく、文系出身の私でも仕事の場で色々と理解できる話題も多くなりました。

入学時に仕事がさほど忙しくなかった私は意外と積極的に宿題に取り組んだり学級委員としてイベントを企画実行してみたり、がむしゃらにのめりこみました。フルタイムMBAでなくて良かったことは皆仕事しながらなので年齢層も近いし仕事の悩みなども分かり合えること。自分が興味ある授業を選んだりして成績もちゃんとついてきました。日本人がいなかったので一講義にかならず数回発言する(せざるを得ない)状況だったのも教授に覚得て頂けたりいいことだらけでした。最後は卒業生代表として孫文が有名な講演を行ったこちらの歴史あるキャンパスにてスピーチをすることに。人生の中でいくつか思い入れのある場所ってあるんですけどこの講堂は絶対忘れられない記念になりました。

MBA取得を検討している方へ

MBAは課題や読む文献なども多く、決して楽ではないので覚悟が必要なんですが、ワーママでもバリキャリでもキャリアをストップさせずに夜間や週末でMBAを取得できます!実際の仕事に比べて机上の空論と言う人もいるかもしれないですが、私はMBAをやったからこそ理解できた問題点などもあり、実際の仕事に活かせることは多くありました。その上で博士号を取得する人も違う大学院に進む人もいて色んな道が開けます!志望動機や自分のこれまでのキャリアをまとめる必要があるので受験だけでもやってみる価値あり!

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