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外資系一流企業で学んだビジネスファッションエチケット

新卒で米系投資銀行に入社した私は忘れられない新人研修があります。それは人事部とマナー教室の方によるビジネスファッションの研修です。新人だったので皆リクルートスーツで参加していたのですが、これでもかとダメ出しされ、全員撃沈した研修です。

それ以来何気なく気にかけているコツというか、ベーシックマナーとされるものがありますが、わりと礼儀にうるさい日本でも 「え?」って思うようなファッションをビジネスシーンで見かけることもあるのでお伝えしてみたいと思います。

[男性編]色とパターンの組み合わせに気を付けて

当たり前かもしれませんが、男性のビジネスシーンでは組み合わせが肝。特に男性に多めなのがベルトと靴の色の組み合わせ。基本的に色調は合わせた方が無難です。基本的なルールとしてパターンが隣りあわせになってはいけないので、ネクタイとシャツはチェックや水玉などパターン同士だとダメです。例えば、ジャケットがパターンの場合はシャツはパターンではないもの、シャツがパターンの場合はネクタイはプレーンなものと心得た方がいいと思います。ちなみに個人的に無地のネクタイがめっちゃ好きです。日本ではお葬式っぽくなって嫌がられるかもしれませんが、黒ネクタイが意外と海外ではシュッとして人気。

一番見られているのは腕時計と足元

たまに見かける白の靴下はビジネスシーンでめっちゃ目立つからやめたほうがいいと思います。黒か紺色の無地が無難。そして外資系は特にそう思うのですが、靴はめっちゃくちゃ磨かれてる人が多め。東京時代にはオフィスに靴磨き屋さんが来てました!!オフィスのイケメンはピッカピカの靴しか履いてません。

更に特にアジアやオーストラリアのデキるメンズに多いのが高級時計と財布。以前男友達に財布を新調したいのだけどどれにしたらいいか、という質問を受けました。買うのは10年に一回でいいのでちゃんとした一流のものを買うことがオススメします。そして男性の腕時計も同じく、投資と思っていいものを買ってください。(もちろんそれなりに身の丈に合ったものでなければ浮いてしまいますが)

[女性編]一番気になるのは足元

女性はオシャレな人が多いし、着る服のバリエーションも多いので男性ほど決まったことが言えないのですが、それでも色々気になってしまうことはあります。もちろん当たり前の透ける服や短すぎるスカートは論外ですが、男性と共通して上半身がパターンの場合スカートやパンツはパターンを避けるなど、目に忙しい服装にならないように工夫するのがいいと思います。

きちんとした場ではストッキングはマスト?

日本ではストッキングを履くのが礼儀と習ったことがあったように思うのですが、時代は変わりました。日本以外ではストッキングは防寒具です。夏なんてとんでもないのですが、冬でもデニール薄めの黒を履くくらいにしておくのが常識。ストッキングを履いていると少し田舎っぽく見えてしまう最近。

気合を入れたいのは靴

一番言いたかったのは靴。ミュールやかかとが見える靴はフォーマルではないってご存知でしょうか。今時もはや会社にサンダルで行くことは普通になっていますが、役員会やかなりシニアな上席が出席するミーティングの場合は私は必ずヒールのあるかかとの閉じた靴を履くようにしています。ちょっとしたことですが、印象が違うんです。副業(翻訳業やコーディネータやってます)ではフォーマルなパーティーに呼ばれることもありますが、サンダルはやっぱり宮殿パーティーなどでは育ちがバレます。フォーマルな場に誘われた場合は必ずかかとの閉じたヒールを用意してください。あとアジア人はどうしても年齢を若く見られがちなのでフェイクでもいいのでパールのアクセサリーを付けるとかなり印象が違います。

着る服に迷ったら?

着る服をパターン化するのがオススメです。私の場合はクローゼットを服の種類で収納を分けてスカート、ズボン、ワンピ、ブラウス、カットソー、ニットと分けています。コツは下半身の服から決めること、そして洗濯を終えたら右から収納し直すこと。そして左から着ていくようにすると出番の少ない服など全て把握できてオススメです。

バッグや靴はどこで買う?

とってもオシャレなお嬢様だった祖母に教えられた教訓は、きちんと専門のブランドショップで買うこと。例えば私は元々皮製品が得意なGUCCIでアクセサリーは買いません。祖母は靴はフェラガモ一筋でしたが年齢的にまだ似合うと思えず、最近はNEBLOUNI.EやMANOLOを履いています。身の丈に合ったものでいいので勝負靴は必ず用意して、ぜひその靴は靴屋さんで買ってください。

いかがでしたか?初心者からアラフォーまで改めてビジネスファッション見直してみてください。リフレッシュして仕事できるかも!

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