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コスモナウト

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<あらすじ>宇宙に人類が進出し、膨大な時が流れた。星をめぐる旅人、宇宙人と揶揄されがちの「コスモナウト」であるアポロンは様々な星を訪れ人々と触れ合う。彼は一体何のために旅を続ける…
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記事一覧

コスモナウト 第一章 草原の星

<あらすじ>宇宙に人類が進出し、膨大な時が流れた。星をめぐる旅人、宇宙人と揶揄されがちの…

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コスモナウト 第二章 砂の星

「そうか、アポロンは宇宙人なのか」 宇宙人と度々コスモナウトは呼称されることが多い。 言葉…

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コスモナウト 第三章 水の星

しばらく、宇宙をアンドロメダ方面へ向かうため、ワームホールを直進していた。 もともと宇宙…

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コスモナウト 第四章 都市の星

「なぜ君はコスモナウトになったんだい?」 偶然訪れた惑星のこれまた偶然行った酒場で自分と同…

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コスモナウト 第五章 暗闇の星

気が付くと、自分はベッドにいた。 その理由は簡単で、不幸にもワームホールに侵入しようとし…

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コスモナウト 第六章 戦争の星

この星は、文明の過渡期に直面していた。 物資は増えすぎた人口に対応できず、またその労働者…

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コスモナウト 第七章 夢の星

はじめこの星に来た時、波止場に宇宙船を泊め、4日ぶりに空気を吸い込んだ時奇妙な匂いを嗅いだ。少しふらつく。もしかしたら旅の疲れが出ているのかもしれない。 水路が張り巡らされた星、というのは前も訪れた事があった。水路、水というのは人類が生活する上で必要不可欠のものである。そのような似通った星が多いことには納得できた。しかし、このライという星は、その理由のために張り巡らされたものではないのだった。 「この星、この街は美しさが一番の価値として置かれているの」 彼女は言う。 街を

コスモナウト 第八章 無意味の星

自分が旅をはじめ約4年、距離にして2万光年の宙域にエデン、地球はあった。 その星は全体が青…

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コスモナウト 第九章 思い出の星

父が危険であるという連絡を受けたのは宇宙船の中であった。電子手紙が一通来ていることに気が…

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コスモナウト 第十章 雨の星

宇宙船のエンジンが再び嫌な音を立て始めた。ジュピタで仕入れた工具を使い、航行中にある程度…

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コスモナウト 第十一章 新たな星

ゴホン、と再び咳をした。長期間の航行が続いたためか、体の節々も痛む。義手の付け根も最近は…

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コスモナウト 第十二章 未来の星

薬は尽きた。それに伴い、痛みが増す。自分の体が毒に侵されてから半年の時間が経った。 4つの…

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コスモナウト 終章 流れ星

何個の星を周ったか分からない。ロボットであるということ、最早その存在を知るものは少なく、…

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