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パキスタン英語話者の人口

パキスタンは英語が社会に深く浸透しており、世界最大級の英語話者人口を抱えています。パキスタンは英語話者の世界ランキングにおいて、米国、インドに次ぐ世界3位に位置します。

パキスタンでは英語は憲法に基づく公用語のひとつであり、教育や行政で一般的に使用されています。この国の英語話者の人口は 1 億人前後で総人口の半分以上を占めており、この人数は「人口」においては本家のイギリスよりも多いのです。

人口の半分が英語話者です

南アジアにおける英国の支配は約 200 年間にわたり続いていました。現在パキスタンとなっている地域も、英国から引き継がれた地域の一部です。1947 年にパキスタンが独立したとき、英語はウルドゥー語と共に、パキスタンの公用語となりました。

英語は、すべての政府文書、軍事通信、道路標識、多くの店の看板、ビジネス契約において公式に使用されており、裁判所でも英語が話されています。また、パキスタンの主要な日刊紙は英語で発行されているかもしくは英語版が発行されています。

パキスタンには少数民族が話す言語を含めると77種類の言語があります。パキスタン人は、日常生活では各民族の母語を話しますが、小学校からは国語のウルドゥー語を学びます。理科や数学などの科目は英語で教えられ、大学などの高等教育になると教授は英語で講義を行い、生徒は英語で対話をします。

パキスタンの言語

都市部は農村部に比べて教育の選択肢がはるかに多く、より質の高い教育にアクセスできるため、英語教育の水準においては両社に大きな格差があるものの、パキスタンでは母語とウルドゥー語のバイリンガルは全人口の8割を占めます。都市部においては英語も話せるトリリンガルは非常に多く存在します。

パキスタンには正式な英語を話す人ももちろん多いのですが、パキスタン人がよく使う「パキスタン英語」には、独特の用語や言い回しがあります。ここに一部を紹介します。

First Class・・・ファストクラス。最高!です
Shopper ・・・ショッパル。ビニール袋のことです
Lift ・・・リフト。エレベーターのことです
Madam・・・マダム。女性の上司のことです
連続する数字・・・たとえば 22333 は ダブル2、トリプル3です

英語は、世界の教育・研究機関で使用される共通言語媒体であり、IT・テクノロジーの分野で使用される主要言語であり、国際ビジネスに参加するために必要不可欠な言語です。パキスタンの英語話者はオンラインで様々な情報源にアクセスし、国際プロジェクトに協力し、進化し続けるテクノロジー環境に貢献する上で非常に有利です。

パキスタンにおける英語話者の台頭は、より相互につながり、グローバル社会に関与する変革の歩みを表しています。