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シンギュラリティとは? 2045年問題到来 AI社会

当ブログでは医学のネタが多いが、今回は科学のお話。とはいっても、確実に来るかはわからない話でもある。技術的特異点という言葉を聞いたことがあるだろうか。シンギュラリティといわれておりAIの能力が人間を超えることを意味している。シンギュラリティが起きた時、世界はどう変化し、生活にどのような影響が及ぶのだろうか。AIによって人間が滅ぼされる未来となるのか、それとも、人間の想像以上の世界が広がっているのか、気になるところだ。
シンギュラリティは近い

シンギュラリティとは?

シンギュラリティとは、AIが人間の知能を超える時点や、それが原因で人類の生活に大きな変化が起こることを意味する。アメリカの有名な博士であるレイ・カーツワイル氏は人工知能(AI)が人間自身の持つ情報量、処理速度、知識共有能力と融合すると予想している。これにより人間の知性は現在の何兆倍もの力を発揮し、生物学的限界を超えるという。これによって人間の寿命は半永久になるとか。生身の人間の臓器などがどんどん人工物に置き換わることによって、人間の寿命が延びていくという。

いつ起こるのか

シンギュラリティはいったいいつ起こるのだろうか。2030年にはAIの能力が人間と並ぶレベルにまで発展するという。そして2045年にこのシンギュラリティが来ると予測されている。AIが人類の脳を超えることで、AI自身がより優れたAIを生み出せるようになるという。ただしこれによって弊害も生まれるとされている。それはAIによって人間の仕事が奪われていくということ。コンビニ店員、警備員、スポーツの審判、データ入力などの簡単な仕事が奪われていくと予想されている。これによって大量の餓死者が生まれるのではないかという懸念もある。20年後には今ある仕事の47%はなくなると言われているのである。

プレ・シンギュラリティ

経済・社会の変化

この現象が起こることによって未来の私たちの生活も激変すると予測されている。通貨という概念がなくなり、人体自体がAI化することによりエネルギー不足も解消されるというのだ。さらには食糧問題が解決し、コストがかからない社会になると言われている。人間の体内にナノボットを注入して、記憶や思考、健康維持を促進し、死ぬまで健康な状態を維持できるようになるとも言われている。

生き残る仕事

この一方で、AIがどれだけ発達しようと、生き残ると言われている仕事もある。主には芸術系の仕事だ。アーティスト、画家、作曲家、さらには小説家なども生き残るだろう。AIが進化しようが、感性の世界には関係がないのだ。クリエイティブな仕事は奪われにくく、シンギュラリティ後も残る可能性が高いと考えられている。これと同様に医療系の仕事や高度な接客を必要とする仕事なども残っていくとされている。これは人間の人体や、アナログな対応を要する仕事であればあるほど当てはまることになる。

収穫加速の法則

収穫加速の法則とは、技術の発展や進歩に置いて、その性能が直線的ではなく指数関数的に向上する法則。新しい技術が開発されると、それらを応用しさらに技術の開発に利用され、さらに発展速度が上がっていくという理論だ。約20万年前に猿人類が誕生し、約1万年前に農業革命が起こった。そして近代には産業革命が起こり、数年前にはAIがゲームで人間を打ち負かすようになった。明らかに進歩が速いことがわかる。






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