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「書く」ということ✍ -みなさん、「書いて」ますか?《 龍の雑記帳 p.1 》

こんにちは、一昨日から突如、漢検2級の勉強📝をはじめた Nmoisyuuke(のみすゆけ)です。



今日は、「 書く 」ということ📝

について、

ド素人なりに

考察してみたいと思います!



📝 「 書いて 」ますか?


突然ですが、みなさん、

「 書いてますか?


は?


大半の方がそう思われたかと思います笑


なぜこんなことをいきなり質問したかと言いますと、

パソコンやスマホなどが普及しまくっている

この時代に、

手書きをしている人がどれだけいるのだろうか?

と考えたからです。


というのも、最近、

「 パソコンやスマホで文字を入力することも

『 書く 』というけれど、

それは本当に『 書いている 』のか? 」

という疑問を抱いたんです。


簡単にいってしまえば、

「 『 書く 』とは何か? 」

という疑問ですね。


なので、

僕はいまこの記事を「 書いている 」

とは思えていない状態です笑


というわけで、

・「 書く 」の意味と「 書 」のなりたち

・「 書く 」ことのメリット&デメリット

といった面から

「 書く 」とは何か?

を考察していきます!




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📝 「 書く 」の意味と「 書 」のなりたち


さっそく、その疑問を解消すべく、

辞書で調べてみました!


 ♦ 「 書く 」の意味

書く
・・・①文字・符号・点・線を記す。

   ②文章につくる。著述する。

(金田一春彦、金田一秀穂(2012)『現代新国語辞典 改訂第五版』学研教育出版)


なるほど、これだけだとパソコンやスマホで入力することも

含まれそうですねえ、、、


ただ、これは比較的新しい辞書(2012年)

すなわちパソコンが誕生した(1971年)あと

ですので、

もしかしたらパソコンが誕生する前の古いものには

「 筆や鉛筆で 」という言葉が入っていた

" かも "しれません。



そこで、

なんとしても「 書く 」とは何かを知りたかった僕は、

次に、

「 書 」という漢字のなりたちを調べました。



 ♦ 「 書 」のなりたち


「 書 」という漢字は、

「 聿( ふでづくり )」「 者( もの )」

という漢字からできています。


ここで、

「 聿( ふでづくり )」「 者( もの )」

のなりたちから見ていきましょう!



 ・「 聿( ふでづくり )」のなりたち


「 聿( ふでづくり )」は、

手で筆をもっている様子を漢字にした

象形文字です。

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この様子を文字にしていきます

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「 聿( ふでづくり )」になりました!


では次に、「 者 」のなりたちを見てみましょう!



 ・「 者 」のなりたち


「 者 」という漢字は、

台の上にしばを集めて積んで火をたく様子

をあらわした象形文字です。

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この様子を文字にしていきます⇩

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☝「 者 」はこれの略字です。
もう「 者 」になっていますね笑 ⇩

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「 者 」になりました!


実はこの漢字、

「 煮 」のもとになった漢字でもあります。


だから火をたいているんですね!



正直僕は、

「 手で筆をもって紙に文を書いている様子 」

からなる象形文字

だと思っていました笑

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☝これではなく、

こっちなんですね!☟


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つまり、「 書 」という漢字は、

「 手で筆をもっている下で

台の上にしばを集めて積んで火をたいている 」

様子をあらわした象形文字

です。



以上のことから、

「 書く 」とは、

「もとは筆をつかって記すことだったが、

時代の変化とともに

文字にする・文章につくること全般を

さすようになった」

と考えられます。



しかし、いくら時代が変化したからといっても、

パソコンやスマホで入力することも

「 書く 」というようになったことが

少々嘆かわしいようにも思えます。

( 平成生まれでも頭はアナログなので笑 )


そこで、

みなさんには一度、

「 手で書く 」ことのメリット&デメリット

から、

「 手で書く 」ことの良さ

あらためて感じていただきたいと思います!




📝 「 手で書く 」ことのメリット


ここでは、僕が個人的に考えている

「 手で書く 」ことのメリット

《 書き手目線 》《 読み手目線 》に分けて

挙げていきます!


《 書き手目線 》


 ♦ 心がこもる!

例) 手紙

 相手を思いながら書くことで、
筆圧や字の形・大きさなどの変化によって
文字に感情を込めることができます。

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 ♦ インプット、アウトプットのとき、覚えやすい!

例) 買い物メモ

 買うべきものを手書きでメモすることで、
スマホにメモしたときよりも買い忘れが少ないです。

例) 授業ノート

 プリンストン大学とカリフォルニア大学の
有名な共同研究によりますと、
講義のノートを「 手書き 」でとっていた学生の方が
「 キーボード 」でとっていた学生より
圧倒的に良い成績をとる
ということが判明しました。

 「 キーボード 」のほうが「 文字数 」や
「 講義内容そのままの言葉 」をメモすることが
できていましたが、そちらに気をとられ、
肝心の「 内容の理解 」はあまりできていなかった
ようです。

※ 共同研究のレポートは英語です。
日本語でざっくり知りたい方は、
樺沢紫苑『アウトプット大全』サンクチュアリ出版(p.116,117)
を読んでいただくとわかりやすいです👍


 ♦ 必然的に漢字や熟語の読み書きが身につく!

例) 「これ、漢字でなんて書くんだっけ?」と思い出そうとする

 一般教養が身に付き、
そのついでにボケ防止になります!



《 読み手目線 》


 ♦ 人柄がわかる!

例) 字の大きさ、角度、筆圧の強さ、丁寧かどうか

 手書きの履歴書はとてもいい例だと思います。
 僕は他の同級生よりもバイトのための履歴書を
書いてきた自信がありますが、
どこのバイトの面接に行っても
「 字が上手ですね 」「 とても丁寧ですね 」
「しっかりしてそうですね」

というように、必ずといっていいほど
文字に関する感想と性格に関する考察が一緒に
出てきます。

 ということは、面接担当の方は
志望者の履歴書の文字を見ていますし、
その文字によって人柄も見ている
のです。
( もちろん志望者自体を見て判断もするでしょうが )


 ♦ 書き手の感情、心が感じられる!

例) 手紙

 手で書かれた文字は、入力された文字よりも
メッセージ性が強いです。
 筆圧や形、大きさなどによって、
書いた人がどんな気持ちで書いたのかがわかります。
 感謝や謝罪など、相手に気持ちを伝えたいときは
特に、まごころこもった手書きのメッセージで
伝えると真意が伝わりやすいでしょう。




📝 「 手で書く 」ことのデメリット


ここでは、僕が個人的に考えている

「 手で書く 」ことのデメリット

《 書き手目線 》《 読み手目線 》に分けて

挙げていきます。


《 書き手目線 》


 ♦ 速筆でもないかぎり、文字起こしがおそい

例) メモ、授業ノート

 ときどき速記ができる人がいますが、
たいていの人の場合、
他の人が読める字で速く書くのは難しい
ため、
書くのにそこそこ時間がかかると思います。


 ♦ 手がつかれる

例) 長時間、原稿用紙に作文を書いていたら手がつかれてエンピツだこができた

 むしろ努力の証じゃないかとも思いますがね笑笑


 ♦ ペンやインク、替え芯にお金がかかる

 こんなこといったらパソコンやスマホのための
電気代もかかりますが、
まあ、電気代のほうが安かったりしますかね?笑笑



《 読み手目線 》


 ♦ 個性的な字だと読みにくい

例) 一文字が解体されている字、クセ字

 たまにいる、例えば
「 効 」が「 交 力 」(こうりょく?)になったり
「 眠 」が「 目 民 」(パッと見「目尻」?)になったりしている字です。


 ♦ うまくても読みにくい字がある

例) 達筆、クセ字

 達筆と悪筆は紙一重だと思うんですが、
行書か行書に近い達筆は、すごい!
とはなりますが、
読めない人には本当に読めません
( よくご高齢の方がやりとりなさってる手紙
のような感じです )
 また、うまいけど極端に斜めになっていたり
縦長・横長になっていたりする字も
読みづらいように思います。




📝 まとめ


今回は、

「 書く 」ということ

について考察してみました!


📝 「 書く 」の意味と「 書 」のなりたち

 ♦ 「 書く 」とは、
「もとは筆をつかって記すことだったが、
時代の変化とともに
文字にする・文章につくること全般を
さすようになった」

📝 「 手で書く 」メリット
《 書き手目線 》
 ♦ 心がこもる!
 ♦ インプット、アウトプットのとき、覚えやすい!
 ♦ 必然的に漢字や熟語の読み書きが身につく!
《 読み手目線 》
 ♦ 人柄がわかる!
 ♦ 書き手の感情、心が感じられる!

📝 「 手で書く 」デメリット

《 書き手目線 》
 ♦ 速筆でもないかぎり、文字起こしがおそい
 ♦ 手がつかれる
 ♦ ペンやインク、替え芯にお金がかかる
《 読み手目線 》
 ♦ 個性的な字だと読みにくい
 ♦ うまくても読みにくい字がある


いかがだったでしょうか?


この記事はもともと、

「 書く 」という表現が

パソコンやスマホで入力することにも

つかわれていることに対する

嘆きからうまれたものです。


かと言って、

現代のこうした入力技術を批判したり

不要だとか言ったりしているものではありません。


さまざまな技術が日々発展している

現代だからこそ、

人間のぬくもりを感じる

手書きを通じて、

原点に返ることも

ときには必要ではないだろうか、

という思いで「 書いて 」みました。


この記事をとおして

手書きの良さを少しでも

感じていただけたら幸いです🍀



最後までお読みいただき

ありがとうございました!!m(_ _)m




📝 参考文献

金田一春彦、金田一秀穂(2012)『現代新国語辞典 改訂第五版』学研教育出版

コンピュータ博物館「誕生と発展の歴史」

白川静『常用字解 第二版』平凡社

漢字・漢和辞典-OK辞典「『聿』という漢字」

漢字・漢和辞典-OK辞典「『者』という漢字」

The Pen Is Mightier Than the Keyboard: Advantages of Longhand Over Laptop Note Taking
※日本語でざっくり知りたい方は、樺沢紫苑『アウトプット大全』サンクチュアリ出版(p.116,117)を読んでいただくとわかりやすいです




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🖋️アルファポリス|平倉義忠
 『 珈琲杯の憂鬱 』 『 人間に棲む狼 』 『 詩集 光闇(モノクロ) 』






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