見出し画像

再臨。【NME Japan編集長がちょっと思っていること 第247回】

今週はフジロックフェスティバル ’24の第2弾ラインナップが発表されました。2月9日に発表された第1弾ラインナップでは17組の海外アーティストが発表されていましたが、今回の第2弾では国内アーティストも含めて27組の出演者が発表されています。第2弾ラインナップと共に出演日の日割りも発表されており、今回の発表で今年のフジロックフェスティバルの大まかな形がだいぶ見えてきたと言ってもいいかもしれません。ここでは第2弾ラインナップで発表された海外アーティストをざっとピックアップしていければと思います。

まず、クラフトワークに続いてヘッドライナーと見られるポジションで発表されたのがノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズで、夏にUKで行う大規模な屋外公演の合間を塗って再び苗場に戻ってきてくれることが決定しています。昨年12月に行われた単独来日公演もうかがわせていただくことができましたが、最新作で再びソングライティング面で原点回帰したようなところもあり、UKロックのアンサンブルとして完璧なものを鳴らすステージをやってくれるはずです。

個人的に出演が決まって嬉しかったのはサンファです。2017年にリリースしたデビュー・アルバム『プロセス』がマーキュリー・プライズを受賞しているサンファですが、昨年リリースされたセカンド・アルバム『ラハイ』でも研ぎ澄まされた内省的なサウンドが具現化されていて、今のシーンでもきっての才能の底が見えないクリエイターの一人だと思います。ペギー・グーもBBCサウンド・オブ・2024で3位に選出されましたが、昨年の“(It Goes Like) Nanana”に続いて、今年は更なるブレイクが期待されています。フジロックらしいアクトとしては3日目にオールマン・ベッツ・バンドとキム・ゴードンも決定し、初日にはレミ・ウルフ、テディ・スウィムズ、イエロー・デイズも名を連ねています。

第1弾ラインナップではターンスタイルにガール・イン・レッド、フローティング・ポインツ、フォンテインズD.C.、そしてザ・ラスト・ディナー・パーティーあたりが個人的に嬉しかったのですが、今回の第2弾ラインナップ発表を経て、今後のラインナップも楽しみにしたいと思います。

『RADIO NME JAPAN~NEW MUSICAL EXPRESS JAPAN~』放送中
下記以外の26局 日曜日午前4時〜
Kiss FM KOBE 日曜日22時〜
FM山陰/FM宮崎 月曜日午前1時〜
FM山形 木曜日22時〜

#NMEJapan編集長がちょっと思っていること #NME #NMEJapan #エッセイ #音楽#バンド #ロック #音楽レビュー #洋楽 #音楽コラム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?