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絶好。【NME Japan編集長がちょっと思っていること 第250回】

今週はいくつかのトピックを取り上げていければと思うのですが、一つはサマーソニックに続いてソニックマニア2024の第1弾アーティストが発表されました。アンダーワールドとメジャー・レイザーはサマーソニックの第1弾出演アーティスト発表でなんとなく可能性を感じていましたが、フェニックスにアルカ、ヤング・ファーザーズにニア・アーカイヴスと、UKの現行シーンの視点から見ると、かなり熱いラインナップになっています。ヤング・ファーザーズの最新作は「NMEが選ぶアルバム・オブ・ザ・イヤー2023」では3位に選出されていたのですが、人気の格差を考えると、日本で観るのはなかなか難しいアーティストかもしれないと思っていました。その政治的なステートメントも含めて、こうしたアーティストがソニックマニアという舞台に出演するというのは貴重なことなんじゃないかと思います。

フェスティバルということでいくと、今週はロラパルーザ2024のラインナップも発表されました。ヘッドライナーはシザ、タイラー・ザ・クリエイター、ザ・キラーズ、フューチャー&メトロ・ブーミン、ホージア、Stray Kids、メラニー・マルティネス、スクリレックスという布陣になっています。昨年のヘッドライナーはビリー・アイリッシュ、ケンドリック・ラマー、ザ・1975、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ラナ・デル・レイ、オデッザ、TOMORROW X TOGETHER、カロルGという並びだったのですが、アジアのアーティストをヘッドライナーに据えていくという姿勢は今年も受け継がれていて、日本からはYOASOBIが出演することも決定しています。ただ、その中でもグラストンベリー・フェスティバルやフジロックなど世界各地の主要フェスに出演するシザの存在はラインナップの中でもやっぱり際立っていると思います。

あと、今週はオアシスのデビュー・シングル“Supersonic”が30周年を記念して、オリジナルのCDシングルと限定7インチが4月12日に再発されることも発表されています。ノエル・ギャラガーは今年『ディフィニトリー・メイビー』の30周年盤が発売される予定であるとも語っていますが、そちらの詳細が依然として見えない中で、まずはシングルがリイシューされることが発表されています。こうしたリイシューも“Shakermaker”や“Live Forever”、“Cigarettes & Alcohol”と『ディフィニトリー・メイビー』期のシングルが続いていくことになるのか気になりますが、既に“Supersonic”の7インチのほうはソールド・アウトとなっています。

『RADIO NME JAPAN~NEW MUSICAL EXPRESS JAPAN~』放送中

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