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SDGs(エス・ディー・ジーズ)を子どもと学んでみる。(前編)

私たちは物事の見方を知らないがゆえにいろんな事が見えないと思うんです。
でも見方を変えれば見えなかった物が見えて来ます。
世界をより良く理解する為に見方を変える、知覚を変化させる。
環境や気候に関してもそうです。
見方を変える、知覚を変える事で地球を今一度理解し直さなければならないと思うのです。

オラファー・エリアソン
アイスランド系デンマーク人アーティスト


ーオラファー・エリアソン ときに川は橋となるー
日本で10年ぶりの大規模な個展が、6月9日(火)- 9月27日(日)まで東京現代美術館で開かれた。
オラファー・エリアソン(1967年生まれ)はサスティナブルな世界の実現に向けた試みをアートで見せてくれて五感で体験できる。

今回の展覧会の作品は、二酸化炭素排出抑制のために、作品の多くはベルリンから東京まで航空機を使わず、鉄道と船で運んだそうだ。
また、美術館内の庭に設置したソーラーパネルから動力のための電力を得るなど、さまざまな側面で環境に配慮した試みがされている。

初日のまだ混んでいない時に見る事が出来てとても良かった。
高い天井から水を降らせ、目の前に虹を再現する初期の代表作《ビューティー》(1993年)を見るのを楽しみに、コロナの影響で閉館してしまった現代美術館が再開されるまで3か月間待ったのだが、この作品を見つけられずに1回外に出てしまった。
カーテンで仕切られていて気付かなかったのである。
慌てて入り口で「すみません知らなくて出て来てしまったので、もう一度入らせてください。」とお願いし、もう一度入らせてもらい無事見られた。
入れてくれたので良かったが危ない所だった。笑

この展覧会で壁に2枚の写真が対比するようにずらーと飾られていた。
すすすーと端から眺め、視線をタイトルに移した瞬間、目をちゃんと開いてしっかり見なくては!と思い、作品に心が向いた。
《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019年)は、アイスランドの20年前と20年後で氷河がどれだけ溶けてしまったのか写真で比べていたのだ。

《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019年)

そういえば、今年、南極で観測史上最高の20.75度の気温が観測されたニュースを見た。南極の気温が20度を超えたのは初めてだそうだ。
極寒の地というイメージの南極が20度台という温暖な気温を記録した事に衝撃を受ける。
地球温暖化とは関係がない気象現象によるものという専門家の指摘もあるが、南極の温暖化は心配です。


いままで聞いた事はあったがそこまで気にしていなかった事が急に目の前に現れるように、気になりだす事がある。知ってはいたけど素通りしていた。あれ?最近そのキーワードがやたらと目につくようになった。

私のそのキーワードが“サスティナブル”なのです。

サスティナブルとは
「持続可能な」という意味。
主に自然にある資源を長い期間維持し、環境に負荷をかけないようにしながら利用していくことを指す。サスティナブルは英語ではsustainableと表現し、「持続できる」「支持できる」「耐えられる」といった意味を持つ。

息子の小学校では毎年、秋の読書週間に親と子供が2冊以上の同じ本を読み、感想を紙に書いて提出するイベントが行われている。
今年も行われているのだが、2週間と短い期間で親子で2冊以上を読み感想を書かなければならない。

もう、高学年なので、低学年の時のように絵本2冊で良いやー。という訳にはいかない。涙
息子は読書に熱心な方では無いので、毎年私が選んでいるのだが子どもが興味を引きそうな物で探す事になる。出来れば、あまりページ数の多いものでなく、読みやすいもので何か無いか?と探したところ、気になって購入したのがこの本である。

『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』
たかまつなな

最近、この“13歳からの”というタイトルが付いている本を非常によく見る。

Amazonで13歳というキーワードで検索するといくつもの本が引っかかる。

・「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
・13歳からの「くにまもり」
・13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン

等々

同じ出版社から発行されていて、13歳というタイトルがついている訳ではない。

それだけ、13歳という中学生の内から“ものの見方”“知識を深めて”将来どんな自分になりたいか目標を持って行かなくてはならないという事なのかもしれない。

このままだと未来が危ない?!
AIのせいで大量失業?

自動化やAI(人工知能)の発展により、仕事を奪われてしまう人が出てきています。2013年には、ホテルや会社の受付、タクシーやトラックの運転手、スポーツの審判、パソコンのデータ入力など、今あるアメリカの職業の半分が、20年後にはなくなるかもしれないという研究結果が発表されました。
単純労働をする人はAIに仕事を奪われ、AIを使いこなす人だけがガッポリ儲ける世の中に!?変化に対応するルールを作らないと、貧富の差が今以上に大きくなってしまうかも。あなたが将来なりたい職業ははたして大丈夫でしょうか?

『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』
たかまつなな

『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』は、息子の夏休みの宿題の図書にしたら、担任の先生が非常に興味を持ち、今、先生に貸し出している。笑

次回はSDGsについて少し書いてみたいと思います。
よろしくお願い致します。

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