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そんなことがすてきです。
ぐうの音が出ない。 痛いところを突かれたのだ。 非の打ちどころがあるくらいがちょうどいいと誰かに言われたい気分だ。 ゴールデンウィーク中に無印が運営する嬬恋キャンプ場でキャンプをした。少々わがままを聞いてもらってお休みを頂いたので、お土産に無印キャンプ場と刻印された甘いおせんべいを買ってチームメンバーに渡した。 そのお土産を渡すと無印のアートディレクションをした時の田中一光の言葉がすごいと、良い言葉を見つける度にイラストレータファイルにコピペをしてストックしているチームのボスがそのファイルを開いた。 “簡素が豪華に引け目を感ずることなく、その簡素の中に秘めた知性なり感性なりがむしろ誇りに思える世界、そういった価値体系を世界に発信すれば、もっと少ない資源で豊かさを謳歌できる” この言葉で、芋づる的に頭の記憶の中から引きずり出された曲がありそれが大橋トリオの『そんなことがすてきです』だったのだ。 “かざらないものがキレイです。” キャンプをしていると必要最低限の道具しかその場にないことが多く、あるモノでなんとかしようとするので頭が研ぎすまされる。料理もなるべくゴミが少なく、使い切れて、使い回せる材料でと考えながら買い物をする。 日が出ているうちに寒くなってもいいように体が温まるものを作って、寒くなったら焚き火。豪華な食事を作ったわけではないけれど、体に沁みて美味しい。空には星が綺麗。 朝が来て日が昇ったら、朝ごはんの準備。目の前のことが美しくて自然とSNSの世界から離れていた。シンプルなことだけど何よりも楽しい2日間。 “今日の終わりをみんなでただ笑い合ってるそんな些細なことが僕にとっての幸せ。” 目の前のこと、周りにいる人を大事にしていこう。自分の八方美人を少し反省して。
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ちょうどいい
ここ最近はライムスターばかり聴いている。 どうしても今の自分に刺さってしまうのだ。 これだけ、多くのメディアが存在すると日々情報漬けになり、結局どれも頭に残らないのではないかと思うけれど、そこはカラダが正直で今の自分にとって必要な情報や言葉だけをカラダが拾うのだ。Mummy-Dの選ぶ言葉はすっと耳に入りどこへも寄り道せず私の胸を打つ。 ‘ちょうどいい’ 身の程を知らないことほど格好悪いことはないし、ちょうどいいをわかっているのは中々感度が高い大人だ。 キャンプ用にヘリーハンセンのジャケットを買った。これが値段と機能とデザインがちょうどいいのだ。機能さえ良ければと思いたいけれど、せっかく買うなら普段使いもしたいし、かといってデザイン良ければ金に糸目はつけねえ!というほど余裕のある生活もしていないので、ちょうどいいが現れるまでは首を縦に振れないのだ。 矛盾するようだけど、いいモノを持つことは自分の幸福度をあげると思っている。自分が無理しない方法で手に入れられれば、それはちょうどいい。今のところ自分にちょうどいいのは一生モノを分割で買うという選択か毎月少しずつお金を貯めて数年先に手に入れるという選択のどちらかである。