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ミニマリスト

「リトル・フォレスト」という映画がある

橋本愛が独り言を呟きながらド田舎で自給自足をするというスタイルで物語は進む

自分の食事を三回作って食べるだけで一日が終わってしまうような手間暇かけた生活

今はとても便利になってコンビニへ行けばお金を払うだけで一瞬で食事が摂れる(なんなら”UberEats”を使えばコンビニにさえ行かなくても食事が摂れる)

でもこの映画を見てると、便利なことは本当に人間のためになっているのかなって考えてしまう

みんな大人になると仕事や学業で忙しくなってしまい、食事は1日に3回行うただの"作業"みたいになってしまっている
仕事の合間にコンビニで買ったおにぎりをただ口に放り込む、みたいな
マクドナルドやケンタッキーに行くとだいたいみんなスマホをいじりながら食事をしている
本来食事は一口一口を味わって楽しむものだと思うから

インスタントな食事より自給自足した食事の方がもちろん記憶には残る
同様に母親が自分のために作ってくれた食事や大切な人と一緒に食べた食事もそう

食事なんて”食えれば何でも良いやん”という感覚が当たり前になってしまうと非常に危険で

もちろん一日三食すべてカップラーメンでも生きてはいける

生きてはいけるけど…

これは全てのことにつながるとても大切なことで、
食事なんか食えれば何でもいい、映画なんか見なくても何も困らない、本なんか読まなくても問題ない、哲学なんて勉強しなくても生きていける、恋愛やセックスなんかしなくてもいいやん、ダイエットなんかしなくてもてか彼氏要らんし、家なんか住めれば良いやん、、、、、

残念なことに、便利な世の中はこういうミニマリストという言葉を履き違えてしまった人間をたくさん生み出してしまっている

ミニマリストとはそういうことではない

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