【詩】七日目の月

薄く広がる雲の上に
七日目の月が出ている
星空にぼくたちの
影が溶けていく
ひとつずつ針で刺すように
波の音を縫い付けたい
信号が青に変わっても
ずっと渡らずにいたかった
ああ まるで
お伽話みたいな日々だったな



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