ドラマーが最もこだわるべき機材、椅子説
こんにちは、ドラム回が連続しています。纏めたいことがどんどん湧き出てきているもんでして⛲️。
さて今回はドラマーが普段演奏中に座る椅子(スローン)についてです。スネアやタムの材質でもなく、シンバルの厚みや合金の割合でもなく。
結論を言うと、僕は本番で自分の椅子を持ち込むことと座り方の意識を変えたことで、感覚が劇的に好転しました(音圧ももちろん上昇)。
でもこういう内容をまとめると一定数勘違いする人がいるので先に一言。
椅子をいいもの買えば座りが良くなる、キックが上手くなるなんて考えるなよ。
それでは本編へ🏃♂️。
現在使用している椅子
現在使用している椅子は2代目です↓。
特徴はシンプルな円形の座面。画像では分かりにくいですが座面の直径は大きめ。
グリップ力は相当強め。
これを使っている理由は、この椅子が常設されている新宿のスタジオに入ってあまりの座りやすさに感動したから。
もうね、即買いでしたよ。笑
ちょうど円形の椅子も欲しかったのでナイスタイミングでしたね。
初代はこちら↓。
なんとこちら、サウンドハウスでは現在(2022/09/28)売り切れの模様。
イケベとAmazonには商品自体見つかりませんでした。
使っていた理由は、サドル型に憧れがあったから。単純明快。
この椅子の特長は、足の部分が窪んでいるため足の動きの干渉が少ないところ。個人的に結構この窪みは馬鹿にならない。
売り切れてしまっているので代替品を提示しておきます↓。恐らく上位互換製品🧐。
椅子をこだわるべき理由
お待たせしました。
僕がスネアでもなくタムでもなくシンバルでもなく、椅子にこだわる理由は2点。
・体幹を安定させるため
体幹が安定しないと、安定した演奏は出来ない。
特にツインペダルでは両足を動かしながら演奏し続けることになります。
両足を動かしている間、体重はどこで支えていますか?どこで支えていると思いますか?
読んでいるあなた、椅子に座って両足を上げたらどこで体重が支えられていますか?
そうです、尻と腰、体幹部ですね。
この全体重を支える1点の椅子がぐらついていたらぶっちゃけ演奏どころじゃないわけです。
筋トレして体幹鍛える以前の問題。
なぜ演奏以外のところで無駄に神経使わなければいけないのか。
椅子に全体重を預けることができてようやく手足が自由に動かせるのに。
残念ながらドラム機材は蔑ろにされているスタジオ、箱は本当に多いです。
そんな中でもより練習に近い、最高の状態に近いパフォーマンスをするためにも椅子にはこだわるべきだと””””強く””””感じています。
・バスドラの出音を安定させるため
バスドラを安定して鳴らすことが出来るとバンドサウンド自体も安定して、より逞しく聞き心地が良くなります。
バスドラはバンドサウンドの最下層部を支える存在。
土台がしっかりしていないと全てが薄く、弱々しいアンサンブルになってしまいます。
基礎が不安定な欠陥住宅と言っていいでしょう。
じゃあその土台を作り出しているのは、「土台の土台」はどこ?
ペダルを踏んでバスドラを鳴らす足ですよね。
そしたら次はその足を自由に動かせるようにしないといけないですね。
尻、腰、体幹部で全体重を支える必要があるなぁ。
全体重を支えるために気を配らないといけないのはどこだ?
座り方とか細かい技術ももちろん関係しているけど、大元の椅子見直した方が早いんじゃない?
このように機材の話をすると同時に発生しがちなのが「どんな機材でも叩けるようにするのがプロでしょ」勢。
僕から言わせてもらうと、そんなこと言えるのは基礎が出来てからだ。基礎も出来ていないでクソ機材で練習していても、変な癖がついて一生上手くならんぞ。
僕が機材を買う理由は自分の技術向上を効率化させるため。
今の練習環境で取得までに3年かかるものが、ちょっとした機材のグレードアップによって感覚が鮮明になり1年で取得できたらお得じゃないですか?
満足いかない機材でストレスと体に変な負荷かけながら練習するよりよっぽど良くないですか?
「音」を「楽しむ」ですよ?楽しめてますか?
だから僕は機材への投資は厭わない。
「買い物失敗」なんてことはない。
「自分には必要なかった」というデータが得られるから。
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